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一台のマシンだけで2人で使う
できるヒントがあれば、という話ですが、 あるPCに複数のマウス、キーボード、ディスプレイを繋げることは可能です。 そこで、一組の入出力セットはある人に、別な一組は別な人に、と 振り分ける事は可能でしょうか。 具体的に言うと、Xサーバを2つ立ち上げてデバイスを割り振るなんて出来るのでしょうか、という内容です。 ログインユーザは同じでも別でもいいです。 別端末からtelnetすれば当然できるのですが、一台だけで出来ればなぁと考えています。 仮想マシンとかでいけるとかでも構いません。 何かありましたらお願いします。
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できないか、難しいかで、たぶんできない気がします。 実例を聞いたこともありません。 最大の問題は、XOrgが、同時に二つ動くように Linux系OSが作られているか?という点になると思います。 もしそれができれば、なんとかなるかもしれませんが 既存のソフトの組み合わせではできないか FedoraやDebianとかの枠組みではなく もっと基礎的なところから再構成する必要があるように思われます。 例外的に、製品化できなかったUbuntu for Androidは 一つのLinuxコンピューターの中で Androidの画面をスマフォに表示し、機能させつつ HDMI(MHL)に接続したモニターにX Window System(Unity)を表示し Unity上で作業しつつ、スマフォ側に着信があれば即電話に出られるというものでした。 これは、XOrgは一つで、Android側は別のGUIシステムとして機能しています。 その上で、Android上で動くVNCなどを使うというアプローチがあるようにも思いますが 現実には、非常に困難なものじゃないかと思います。 なお、実際にXOrgが同時に二つ動くようになっているかどうかは 試したことがありません。できないという話も聞いたことはありません。 自動認識でXの環境を構成するツールを排除し 手動で、二組のモニターとキーボードとマウスなどの設定ファイルを作り 二つのXOrgが、それぞれ別々の設定を使って同時に機動できるなら 理屈としては動くのかもしれません。 ただ、通常XOrgを起動するときに、個別の設定ファイルを指定したりもしませんし それができることなのかすらわかりません。 個人的にはPentiumIII,4の時代あたりにある 1400x1050の液晶搭載のノートPCあたりを調達して ssh -X hostnameでログインして、GUIソフトを動かすのが妥当なところじゃないかと思います。 すでにモニターが複数手元にあるのであれば Atom搭載の小型PCなどでもいいと思います。 最近はCeleron M353搭載のEeePC 4G-Xをいじっていましたが これ本来の900MHz駆動にしても、軽快に動くとは言いがたいんですが Phenom X4搭載のファイルサーバー機にssh -Xで入って そっちのCPUでLibreOfficeなどを動かすと、CeleronM353でLibreOfficeを動かすのと比べると はっきりと作業能率が上がるくらいの速度差があります。 telnetはキーボード操作を中心にした作業を行なうものですが 現在では、セキュリティの面からsshを用いることが推奨となっています。 sshは入っていても、telnetは入っていないディストリビューションもあります。 Linuxの場合は、sshに-Xオプションを付けることで、X転送という機能を使うことができます。 これは、X Window Systemの根幹に組み入れられている ネットワーク透過のGUI機構を、sshを介して、別のX環境に表示するというものです。 いわゆるシームレス表示で、ネットワーク上の別のPCで動くGUIアプリケーションが ウィンドウとして、あるいは全画面としてローカルに表示されるわけです。 (ただし動画再生など、画面更新が激しい処理はX転送の帯域問題で、まともに使えません) 知らない人の前でやれば、あたかもCeleronM353機で Phenom X4並の速度で、事務処理をこなしているかのように見えるわけです。 手元のEeePC 4G-XにはXubuntu12.04LTSを入れてありますが、512MBのメモリーにzramを組み合わせれば 4G-Xで1280x1024の液晶を繋ぎ、それをxrandr -o leftした状態でデュアルモニター化し 縦長の文書を、縦長の広い画面で扱っても、なんとかなる性能が得られます。 ただ、大きな文書を扱ったりすると性能不足が目立つので 高性能のPCで処理し、4G-Xでは操作と表示だけをやるという考え方もあると感じます。 高性能のPCと、古いPCの組み合わせで 大きな仕事は、全部高性能なほうに押し付ける使い方は 旧世紀、パソコンが普及する前のUNIXでの使い方でもあり 今でも、UNIX系OSは、そういった運用に役立つ機能や仕様が受け継がれています。 大昔、私のパソコン通信仲間は、寒い冬、机にあるPentiumタワーPCの性能を こたつの上のi386パソコンで利用したりしていたんですが、当時はいろいろと手間がかかりました。 しかし、今では、Ubuntuなどでは誰でも簡単に実践できるようになっているのです。
お礼
回答ありがとうございます、やはり難しそうですね。