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なぜ「明日、ママがいない」というドラマは問題なのか
- 「明日、ママがいない」というドラマが放送中止を訴えられたり抗議されたりする理由は、内容が養護施設の子供を傷つけたり侮辱したりする問題があるためです。
- しかし、このドラマはフィクションであり、全ての養護施設の職員を侮辱しているわけではありません。また、子どもを傷つけるという理由でドラマを放送しないのであれば、他のテーマでも同様の問題が発生する可能性があります。
- このドラマは社会的な問題を取り扱い、子どもたちに関心を寄せさせたり、支援するきっかけを作ることが目的です。また、親のいない子どもたちの視点から描かれたドラマは社会にとって重要です。
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No.11です。三度目の回答申し訳ございません。 というのも、客観的な回答をしようと意識しすぎて、 肝心の自分の意見をちゃんと言っていませんでした。 毎度のことながら長文になりますが、もしよければお読みください。 私も、「放送中止にはしなくていい」と思っております。 しかし、慈恵病院側が放送中止要請を出したのも理解出来ます。 だって、直接被害を受けた本人ですから。遠慮する必要はありません。 真剣に怒っていることをアピールするために、最大限のクレームを 言う必要があります。「ちょっと内容を変えてくれませんかねぇ」 程度のクレームでは、「あまり真剣でない」と、ナメられます。 少し話がそれますが、今回の件で、 「テレビには表現の自由がある。だからクレームを言うな」 と言う人が居ますが、ハッキリ言って論外です。 テレビに表現の自由があるなら、視聴者にも 自由に文句を言える「表現の自由」があるはずです。 だからそういう人は、一見「表現の自由」を守っているようで、 一番「表現の自由」というものを蔑ろにしています。 しかしやはり、テレビ局側にも表現の自由がある以上、 闇雲に放送中止にするのもどうかと思います。 正直言って、今回の件だけで見れば、中止にしても 構いません。しかし、今回のドラマを中止にしてしまうと、 それが今後、「悪い例」として残ってしまう恐れがあります。 変な視聴者に、「そうか。テレビはこれくらいの騒ぎを 起こせば打ち切りに出来るんだ」という、いらない知恵を 与えることになってしまいます。 ですから、今後のことを考えて放送中止は反対です。 結局、今回の件は、日本テレビ側に配慮が欠けていたのが 一番の問題です。もし本当に、日本テレビ側の言う通り 「真面目に向き合って作っている」のであれば、 慈恵病院に対してもっと配慮しているはずです。 ですから個人的には、「芦田愛菜を使って刺激の強い 作品を作ればとりあえず視聴者が食いつくと思った。 そうしたら悪い意味で食いつかれた。助けて」 ……なんて本音までは期待しませんが、 最低限、「確かに配慮の至らない点があった。 来週の放送からテロップを増やすなど対策を練る」 という声明を発表し、放送し続けるのがベストだと思います。 あと、余談になりますが、今回の件で、 「これくらいでクレームを入れられたら何も作れない」 と嘆いている人が居ますが、それはおかしいです。 すべてのドラマ製作者が、そのモラル、「クレームが来ない範囲」 を一生懸命考えて作っているのです。 例えば去年、「あまちゃん」が大ヒットしましたが、あれは NHKの朝ドラで、しかも被災地を舞台にしています。 ですから、「NHKなのでこういう表現はダメ」とか、 「被災地が舞台なのでこういう展開は不謹慎」とか、 そういう規制が山ほどあったと思います。そこで脚本家の 宮藤官九郎さんが、「これくらいでクレームを入れられたら 何も作れない」と匙を投げてしまえば、「あまちゃん」は 完成しませんでした。しかし宮藤さんは不貞腐れることなく、 決められたルールの中で最大限面白いものを作ろうとして、 見事成功させました。これが「プロ」です。 今現在のテレビ界、視聴者のモラル、ルール内でも、 本物のプロであれば面白いものは作れます。 それが出来ないという人は、自分の無能さをアピールしているだけです。 だって実際、今現在もこのドラマ以外はクレームが来ることなく、 面白い作品を提供しているわけですから。 ただ、今回の件で放送中止にしてしまうと、そのルールが さらに厳しくなる恐れがあります。それを避けるために、 現状を維持するために放送中止には反対です。 ですから、「これくらいでクレームを入れられたら何も作れない」 と、今現在の状況を嘆く人は理解できません。 何故なら、今現在のテレビ界、視聴者のモラル、ルールに置いて、 「児童養護施設をいい加減に扱う」というのは 完全にアウトであり、クレームが来るのは当然だからです。 それを「これくらい」と表現するのはおかしいです。 しかしそうではなく、「これくらいのクレームで放送中止にされたら 今後、何かが作りにくい環境になってしまうかもしれない」 と、将来を見越して危惧している人は理解できます。
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- lions-123
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>「明日、ママがいない」は、なぜいけないのですか? このドラマを見た方いますか? このドラマの放送中止を訴えたり、内容に抗議する方が多数見えるそうですが、何故なのでしょうか。 親のない子どもや施設出身の人を傷つけると言いますが、そんなことを言い始めたらなにも放送出来ないのではないでしょうか? ↓ 個人的には、「羹に懲りて膾吹く」に近い、放送倫理や放送禁止用語、視聴者からのクレームに対する過剰な放送局側の防御反応が推察できる。 特に視聴者≒スポンサーへの配慮が、原作の表現、番組のシナリオやセリフを編集&カットで変えるケースも多い。 今回の場合は、「こうのとりのゆりかご」(赤ちゃんポスト)を設置する熊本市の慈恵病院からの苦情が直接の契機&引金となっているが、その報道に視聴者の連想とニックネームがポストちゃんと呼ばれていることに結び付き、ドラマは社会的な問題作で必ずしもドキュメンタリーではないのだとは思うが、実子以外の養子縁組に対する差別の助長、育児放棄や幼児虐待のリアリティな表現を正視できないとか残酷で耐えられない寝てる子を起こすetcの心配・危惧・不安を呼んでいるのだと思います。 推測ですが、今後は人権派弁護士とか婦人団体・人権団体、福祉施設や養子縁組の関係者からの放送中止・表現の制約の要請が強まるのではないでしょうか・・・ 行き過ぎれば、言葉狩り、番組&作者への過干渉と介入になり、放置しては差別所長やイジメの増加と言った社会現象の要因に成るリスクもあるのでは・・・ ※番組内容 http://www.ntv.co.jp/ashitamama/ ※関連記事 日テレのドラマ「明日、ママがいない」への抗議問題。施設の子どもに対する「想像力の欠如」と「加害性」(水島宏明) 日本テレビが1月15日(水)に初回を放送した、芦田愛菜主演のドラマ「明日、ママがいない」に対して、児童福祉の関係者から抗議の声が上がっている。 本物の「赤ちゃんポスト」を運営している熊本市の慈恵病院が日本テレビに「放送中止」を求めている。 まず、経緯を伝えている共同通信の配信記事を見てみよう。 人権侵害”日テレにドラマ「明日、ママがいない」の中止要請(共同通信・サンケイスポーツ) 親が育てられない子どもを匿名で受け入れる「こうのとりのゆりかご」(赤ちゃんポスト)を設置する熊本市の慈恵病院は16日、日本テレビ系列で放映された児童養護施設が舞台の連続ドラマについて「養護施設の子どもや職員への誤解偏見を与え、人権侵害だ」として、放送中止を申し入れると明らかにした。 放送倫理・番組向上機構(BPO)の放送人権委員会への審議の申し入れも検討している。 ドラマは、15日に第1回が放映された「明日、ママがいない」。 ドラマ内で「赤ちゃんポスト」に預けられた子に「ポスト」というあだ名が付けられており、慈恵病院は「預けられた子どもを傷つけ、精神的な虐待、人権侵害になる」と批判した。 養護施設の描写にも「職員が子どもに暴言を吐き、泣くことを強要するなど現実と懸け離れたシーンが多すぎ、誤解や偏見、差別を与える」と指摘。近く口頭と文書で、放送中止を要請するとともに、ドラマ制作経緯の説明を求める。 一方、日本テレビは「ドラマは子どもたちの心根の純粋さや強さ、たくましさを全面に表し、子どもたちの視点から『愛情とは何か』を描くという趣旨のもと、子どもたちを愛する方々の思いも真摯に描いていきたい」とのコメントを発表した。第2回以降も予定通り放送を続けるとし「ぜひ最後までご覧いただきたいと思います」とした。(共同) 出典:サンスポ・コム いわゆる「赤ちゃんポスト」を設置している慈恵病院は、「養護施設の子どもや職員への誤解偏見を与え、人権侵害だ」と主張している。何が問題なのか、記事での病院側の主張をチェクしてみよう。 日刊スポーツの記事もほぼ同じ内容だが、少し詳しい。 芦田愛菜が演じる女の子の名前(あだ名)が「ポスト」となっていて、「預けられている子どもへの預けられた子どもを傷つけ、精神的な虐待、人権侵害になる」という点と舞台となるグループホーム(児童養護施設)で職員が、子どもが泣き出すまで朝食を与えない、とか、バケツの水を持たせたりする、という「体罰」を与えるシーンが出てくるのは、児童養護施設の職員への誤解や偏見を与える、という。 「明日、ママがいない」に放送中止を要請(日刊スポーツ) 芦田愛菜(9)主演で、15日にスタートした日本テレビ系「明日、ママがいない」(水曜午後10時)に物言いがついた。親が育てられない子どもを匿名で受け入れる「こうのとりのゆりかご」(赤ちゃんポスト)を設置する熊本市の慈恵病院が16日、児童養護施設が舞台の同作について「養護施設の子どもや職員への誤解偏見を与え、人権侵害だ」として、放送中止を申し入れると明らかにした。 放送倫理・番組向上機構(BPO)の放送人権委員会への審議の申し入れも検討している。 同作の第1話では、芦田が演じている「赤ちゃんポスト」に預けられた女児に「ポスト」というあだ名が付けられており、慈恵病院は「預けられた子どもを傷つけ、精神的な虐待、人権侵害になる」と批判した。 養護施設の描写でも、「職員が子どもに暴言を吐き、泣くことを強要するなど現実と懸け離れたシーンが多すぎ、誤解や偏見、差別を与える」と指摘した。これは三上博史演じる職員が、食卓を囲む子どもたちに「泣いたものから食べていい」と強要し、「おまえたちはペットショップの犬と同じだ」などと言い放ったシーンとみられ、同病院では、近く口頭と文書で、日本テレビに放送中止を要請するとともに、ドラマ制作経緯の説明を求めるとしている。また、全国児童養護施設協議会も同作を問題視。意見を取りまとめた上、近く同局に抗議文を出す意向を示している。 なお、「明日、ママがいない」第1話の平均視聴率は14・0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)で、同時間帯の横並びではテレビ朝日系「報道ステーション」の17・3%に次いで2位だった。 [2014年1月17日7時36分 紙面から]
お礼
ご回答ありがとうございます 添付いただいた関連記事は私も読みました。 確かに社会が声を上げることできちんとした内容を作っていける面はあると思います。ですがこのドラマは「ドラマは子どもたちの心根の純粋さや強さ、たくましさを全面に表し、子どもたちの視点から『愛情とは何か』を描くという趣旨のもと、子どもたちを愛する方々の思いも真摯に描いていく」ことを目的としたドラマです。ここまでバッシングしなくても、とんでもない内容にはならないと思うのですが。。。
- pluto1991
- ベストアンサー率30% (2017/6677)
大賛成!! 悪人のいないフィクションのドラマなんてありえません。 では、事あるごとに悪役にさせられる「大病院の医局の教授」、なんて毎年ドラマにクレームつけてなければならないでしょう。 ぜんぜん違う視点から言ってしまうと 「ドラマの第一回から悪人の登場人物は物語の最後ですごい善人だったことがわかる」 という理論が有りますよね。 「女王の教室」で視聴者がトラウマになるって問題になるほど生徒をいじめ続けた天海祐希がいい例です。 第一回を見て、あの施設長はひどいとか、ポストやドンキって呼び名がひどいとか、それは短絡的過ぎますって。 施設長が最後に実はいい人になってしまったら、批判した人はどうするの、このドラマをどう評価するんでしょう。
お礼
ご回答ありがとうございます 最後にどんでん返しなら何でもOKとは思えないのですが、それでも、このドラマでは施設長などを「悪」として描こうとしていると思うし、そこから『養護施設の職員=全員こんな人』とはならないと思うんですよね。 あだ名にしても、同じ立場の子たちがそう揶揄されるのはもちろん避けなければいけないことですが、ドラマの中では子どもたちはそれを強要されたわけではなく、自ら本名を捨てていると思います。このドラマの中で子どもたちが本名で呼び合うのはむしろ嫌がらせになるような設定だと思いました。
- あずき なな(@azuki-7)
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フィクションなんだけどフィクションとも言い切れない… 実際にああいう事してる施設もあるし… テレビの影響ってすごいよ? そういう風に放送されたら全部がそういうものなのか と思ってしまう視聴者も居るんです リアルであればあるほど それにこのドラマは そういう行為を助長する(それを良しとする)事を刷り込まれる可能性があります まぁ施設の職員はたまったもんじゃないでしょうね
お礼
ご回答ありがとうございます …リアル、でしょうか? 実際の施設の雰囲気などを詳しく知っている訳ではないですが、あまりリアリティを感じませんでした。逆に大袈裟にすることで、それは失わせてるんだろうな、と感じました。 確かにテレビの影響力は大きいと思います。ですが、テレビの中では施設長の好意を良しとも悪しいとも表現していないですよね?むしろ真希ちゃん役が「そんなのおかしい!」と普通の感覚を表現してくれている気がします。可能性としてはゼロではもちろんありませんが。
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お礼
何度もご回答ありがとうございます 客観的なものから個人的なものまで、全てのご意見がもっともで、自分の意見はかなり甘いものだったことを認識できました。理解を深めるのにご尽力いただきまして、感謝しています。 今のところ論争を巻き起こし、不愉快な思いをされた方も多く見えるようですが、このドラマが社会に良い影響を齎すエンディングを迎えるまで、放送が中止にならないことを願っています。