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腕時計のケース素材について
こんにちは。 他愛も無い質問で申し訳ないのですが、 腕時計のケース素材について質問させていただきます。 裏蓋に「base metal bezel」、「stainless steel back」と刻印してある腕時計があります。 裏蓋はステンレスでベゼル側は別の金属を使っているのでしょうか?
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toriniku3 さん。40代おっさんです。よろしくお願いします。 >裏蓋に「base metal bezel」、「stainless steel back」と刻印してある腕時計があります。 拙い経験値ですが、… (1)裏蓋の場合 恐らくどちらも、大体はステンレス系かと推測します(細かい仕様はメーカーオリジナルもあるので断言せず)理由は、時計本体ケースの材質です。金?銀?ステンレス?それとも昔あったような鋳物にめっきしたようなモノ? この時、同材以上の強度・硬さが無いと裏蓋側が硬度や強度で負けてしまいます。例えばスナップバックなら完全に接点を取って閉止できない、スクリューバックならねじ込んでトルクかけると弱い母材側が食い込んでしまう…です。ケース側の方が質量も大きく受け止める側、裏蓋は薄くネジもわずかですし変形しやすい点もあります。よって、例えば金無垢(18KYG)でも裏蓋がステンレスを使う場合が昔からあります(1例で1960年代のIWC・ボディが金無垢のインジュニア等(全部18Kモデルもありますが)) 本体が仮に(現代はないかも?)昔の鋳物のような金属にめっき処理のケースなら、裏蓋も同様にする可能性はあるかもしれないです。だたかなりローコストモデルと思われます。それに裏蓋が錆びやすい材質では汗で傷みますよね。 (2)ベゼルの場合 金や銀の表示がないと言う事は、それ以外の金属です。ステンレス系もあるし、真鍮もあります。ベゼルは裏蓋の閉止といった防水防塵機能ではなく、装飾やダイバーのような回転させて機能させるものと思います。加工性もあるでしょう(一般論でステンレスの切削よりは例えば普通真鍮の方が楽です) その時は、同材もしくは弱い材質も使われることがあります。大体は同材質もしくは真鍮でしょうか。過去アンティークでですがベゼルが真鍮にめっきというパターンもありました(ちゃんとしたメーカーです)。近年はメーカーによるでしょうが、あまり見たことが無いですネ。(値段によってはあるかもですが) 余談ですが…よく時代にもよるのですが、裏蓋開けてムーブメントを見た時に、時計本体に対してムーブメントが極小さい時があります。普通に埋め込むとスカスカなので、ムーブメント外周に合わせた円環の隙間を埋める部品(略称スペーサー)が入ります。ここで時々刻印で『metal』なる刻印が見られます。この場合は軟鉄系や真鍮系と同材質の可能性があります。 あくまで、どの材質もメーカーがどのような材質か詳細はメーカーであまり公表してませんので、それぞれの材質も系統と言ったニュアンスとしています。(割金で仕様が変るし、例えば公称:SUS316Lとしても細かいメーカースペックもあると思いますので。) 拙いご説明ですが検討の一手になれば幸いです。失礼しました m(__)m
お礼
回答ありがとうございます。 いつも詳しい解説をして下さりとても参考になります。