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ヒロポン
私が高校生の時ですが(昭和58年頃です)友達がヒロポンという単語を言ってきました。薬のようで、なんでも、夜遅くまで勉強をするのにその友達のいとこが使っているというのです。 のちのち、ヒロポンとは覚せい剤で、すでに禁止になっていると知りました。 不思議なのですが、昭和58年頃、こういうものを一般人(おそらく学生)が使用できるってありえるのでしょうか?それとも、同じ名前で、違う薬なのでしょうか? ずっと不思議に思ってたのですが、オリンピックの身代金を見て、また思い出しましたので、お伺いしました。よろしくお願いいたします。
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No.3 です。 No.2 の方の回答のように、処方薬として正規のルートで入手することも理論上は在り得ます。 ですが、昭和58年当時ともなれば覚醒剤取締法が施行されて32年も経過していますので、巷の調剤薬局ではヒロポン錠を扱っている所自体が殆どゼロに等しいです。 なぜなら、覚醒剤取締法の観点から医者自体がヒロポ錠ンの処方を認めないからです。 事実上、ヒロポン錠は病院内でしか取り扱われていないのが実情です。 その病院内であっても、よほどのことがない限りヒロポン錠を投与することはありません。 医者がヒロポン錠を処方することがゼロに等しいので、必然的に調剤薬局で取り扱うこともまず在り得ません。 盗難の問題を考えても、病院より一般調剤薬局の方が盗難に遭いやすい。 他者への横流し問題もあります。 巷への薬物蔓延の危険性を考えれば必然的に院外薬局への卸もゼロに等しくなります。 よって、処方箋を以って処方薬として合法的に入手したという推測は在り得ないと思われます。
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- HAL2(@HALTWO)
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ヒロポンの成分を御質問者さんが御存知ないように御質問者さんの友人も、その従兄弟もその製品の薬効成分が何であるのかを知らずに、単に通称として眠気覚まし薬をヒロポンと呼んでいただけのことだと思います。 特定の製品名、Maker 名、外国語などが特定の用途全般に用いられる製品の通称になってしまうことはよくあることです。 例えば、古いものではミシンがありますね。・・・Sawing Machine (縫製機) の Machine 部分の発音がミシンとなって、この手の機器に対する通称になっています。 その他にも Plastics 容器 Maker 名の Tupperware を縮めた Tupper を蓋付き Plastics 容器の一般名としたり、小型飛行機 Maker の Cessna を小型飛行機全般に用いたり等々・・・。 ヒロポンの成分は Methyl-Amphetamine なのですが、眠気覚ましの Ample (内服) 薬をヒロポンと呼ぶ人も少なくなく、現在でも薬局で販売されてる Caffeine を主成分とした眠気覚ましの Ample 薬をヒロポンと呼称 (誤称) する人が多いのではないでしょうか。 例えば下記のエスタロンモカ内服液のような製品ですね。 http://www.ssp.co.jp/product/all/estm-n/ 最近では¥100 Shop でも似たような内服液が売られています。 海外では、日本国内では市販できない医薬品を眠気覚まし薬として市販していることがあります。 例えば、私が居た USA では Ephedrine Hydro-Chroride という、日本では覚醒剤扱いになることから睡眠薬系の去痰剤や解熱剤などと混合した総合感冒薬でしか薬局では見ることのできない成分だけを用いた眠気覚ましが市販されていました。 これはヒロポンの成分である Methyl-Amphetamine の原料にもなるのですが、気管支を拡張して咳を止める薬効があることから、私は咳止め薬だけが必要な時にこれを購入して服用した経験があります。 でも、私は珈琲を何杯飲もうとも寝付けるほど覚醒剤が効きにくい体質なので(笑)、咳が止まって少し動機が激しく感じられた (耳内血流音に敏感になった) ぐらいで、夜は胸に VICKS VepoRub を塗ってしっかり寝ていました(^_^;)。
お礼
よくご存じですね 詳しいご説明ありがとうございました
- 元帥(@55_09_13)
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あまり知られていませんが、実は現在でも 「 大日本住友製薬 」 という製薬企業で医療現場・薬学研究用にヒロポンは製造が続いています。 もっとも、他の回答者が述べているように昭和26年に覚醒剤取締法ができたことで一般流通しなくなったので、法施行後に一般人が入手することは不可能です。 ところで、ヒロポンというのは、製造から50年以上が経過していても品質が落ちることなく、製造当時そのままの品質でいられることが判明しています。 ・ 製薬会社に忍び込んで盗んだ ・ 製薬会社に協力者がおり、その人物からの横流し ・ 警察関係者に協力者がおり、その人物から押収品を横流し ・ 一般流通時に手に入れ、その後に長期に亘って遣われずに残っていたヒロポンを見つけた など、これらの理由で入手したのではないかと思われます。 「 ヒロポン 」 は大日本住友製薬の登録商標なので、他社が勝手に同名タイトルで売り出すことはできませんからね。
お礼
う~ん その友達のいとこが、そのような方法で入手って考えにくいですね。 やはり、単に、通称でヒロポンと使っていたのかも、、 ありがとうございました
昭和26年厚生省令第30号(昭和26年7月20日)公布 ってことですから、1951年(昭和26年)に覚せい剤取締法 が施行されたのをきっかけに、ヒロポンは入手困難 になりますから、昭和58年には、ありえない。 戦争中に特攻隊が主に使用していた「除倦覚醒剤」が ヒロポンと名前を変えたんですが、 覚せい剤としてのヒロポンは、この時から、疎遠になります。 ただ、医療用医薬品の覚醒剤として、未だに処方薬として 残っていますから、 その友達は、病院から合法で(表現としておかしいですが) ヒロポン錠を入手した、と思われます。
お礼
詳しいご説明ありがとうございました。
以前働いていた職場の70才位の女性が「昔はヒロポン(覚せい剤)が普通に手に入った」と言っていました。 彼女は薬剤師ですが、話しの流れ上薬剤師でなくてもという流れだった様な。。。 それに、今でも覚せい剤と同じ様な物は普通にドラッグストアでも買えます。 そういう風に使った事がないので解りませんが、試験勉強にも使えるかもしれません。
お礼
芸能人でも、ヒロポンとか言ってますからね 昔はそうだったと思いますよ。 ありがとうございました
お礼
詳しいですね。 すばらしい知識です。 おそらくそのひとが 使用していたのは、ヒロポンではなかったのでしょうね。 ためになりました。