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旧高等女学校についてお教えいただきたいのですが、
旧高等女学校についてお教えいただきたいのですが、 1.喫茶店の出入り禁止とは生徒同士で行くのが禁止といういみですか? 2.大阪や東京でも禁止だったんでしょうか?春燈(高知が舞台)でも禁止ですよね。 都会はどうだったんでしょうか? 3.女学生が喫茶店に友達同士で行くようになったのは昭和何年くらいからですか? どうか、よろしくお願いします。
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ご回答が集まらないようですので、思うことだけをお答えしてみます。 私の母、ただ今七十半ばですが、東京の某高女出身です。彼女が言うところによると、 当時は生徒同士で喫茶店だとかミルクホールなどへの立ち入りは学則で禁止されてい たということです。 そういえば、もうずいぶん前に、実家の本棚にあった、たぶん大正期か昭和初期の本 だと思える古い古い女性向け小説のなかに、こんな描写がありました。なんだか、と ても印象が強かったことで、今でもそのシーンを覚えています。 貧しい家庭の娘である主人公が、ある日、同じ高女のクラスのお金持ちの令嬢に誘わ れます。彼女は家のクルマに主人公を乗せると、お抱えの運転手に横浜まで走らせ、 西洋風のバーに、さも慣れた感じで入って行き、「マンダリン代の甘めのカクテル」 にを二つ注文するのです。 「私たちって、珈琲にだって学校の先生に叱られるからお店に入れないのに、あなた、 いつもこんなお酒を…」といったことを主人公が言います。ただこれだけのことです が、珈琲だってお店に入れないのに…といったセリフが記憶に残っていたのです。 一方、これも、表紙が黄ばむほどの一冊の古い小説ですが、高女生の主人公が喫茶店 で風紀の先生から咎められるシーンがありました。ただでさえ喫茶店への出入りが禁 止されているというのに、男性と一緒…ということで。でも、主人公は、この男性は 私の叔父だと釈明する、ただそれだけのことですが。でも、当時も、親族と一緒なら 喫茶店への立ち入りも認められていたのでしょう。 残念なことに、小説の題名はすっかり忘れていますけれど。また、地方のことでした ら、石坂洋二郎さんの小説などにもどこかにヒントがあったように思います。 女学生が友達同士でおおっぴらに喫茶店に入れるようになったのは、昭和30年前後 の頃だったようだと母は言います。いえ、それ以前にも風紀の先生に内緒で喫茶店に 行っていた学生は多かったし、一部の学校ではそれよりも早くにいちはやく解禁にな っていたようだったということですが。 確証の無いご回答ですが……