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中脳視床症候群について
上記の症候群について解剖学的・神経学的な所見と症状について、また治療法をを教えていただきたいのですが。
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「脳底動脈先端塞栓」とも呼ばれるように大部分が交大脳動脈近位側3~4mmよりでる穿通枝の塞栓により発症する。一側後大脳動脈からでる穿通枝は中脳,視床腹側部および視床正中部の両側を養うのでこれを閉塞されると蝶形の梗塞を見る。症状としては一側または両側動眼神経麻痺,パリノー徴候又は下方注視麻痺をきたし,同時に意識障害(朦朧状態),無為および記憶障害を伴う。CTでは低吸収域を発見できない。 (以上 太田富雄脳神経外科改訂第八版997から998ページより引用) 要するに上記の部位の脳梗塞のことです。 小さい梗塞ですが重要な部分なので上記の症状が出ます。歩行障害もきたすことはあります。 治療としては急性期は脳梗塞としての内科的治療,慢性期はリハビリ特にOTでしょう。根治は当然ありません。
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- inoge
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回答No.2
訂正 交大脳動脈⇒後大脳動脈
お礼
有り難うございます。大変参考になりました。本当に中枢神経系は難しいですね。