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ハワイアンバンプについて
ハワイアンバンプのコード進行は楽譜に無くても勝手にいれてしまって良いのでしょうか? それとも入ってる曲と入ってない曲では何か明確なルールがあるのでしょうか?
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> 『パーリーシェル』や『ハーバーライト』などにバンプをいれない理由はわかりました! >例えば白石信さんのメロディジョイフルのCメロ譜を見るとハワイ語のトラディショナルでも半分くらいにバンプが入っていません。 > 『アロハオエ』や『ハワイアロハ』など、、。 これらの曲にもバンプを入れても間違いではありませんか? それらの曲は、元々ダンスミュージックではないので、ヴァンプは入れません。 ハワイ語のトラディッショナルソングでも、歌曲や賛美歌調の曲で、元々踊りと一体ではなく、あとから振り付けがなされた曲の場合は、たいていヴァンプは付きません。ヴァンプが入るのは、文化的に「歌・踊り」が一体となって同時に作られた曲の場合です。これが原則です。リズム的には、ハネるリズムで調子のよいものが多いです。8ビートのイーブンのリズムのものは比較的ヴァンプが付かない場合が多いです。8ビートでヴァンプが付くので有名どころの曲は「Pua Lililehua」くらいです。 ヴァンプは踊りが付くときの合いの手のようなものですから、原則としては、 英語歌詞のもの→ヴァンプは付かない。 トラディショナルなダンスミュージック→ヴァンプが付く トラディショナルな、ダンスミュージックは、リズムがハネる、同じ歌詞が二回ずつ歌われる、構成的にAメロしかない(サビやリフレインがない)、などの特徴があります。 「カイマナヒラ」「ヘウイ」「ケアロハ」など。 ただし、鑑賞用にアレンジされてCDに収録されている場合はこの限りではありません。土着のままでは退屈するからです。 賛美歌調、歌曲調、バラード調の曲→元々踊りの曲ではないので、ヴァンプは付かない このタイプの特徴は、同じ歌詞が繰り返されることは無く、構成的にAメロ、Bメロ(サビ、リフレイン)があるという点です。 それ以外の場合は、曲によって、「たいてい付けない・たいてい付ける」というのが一般的(業界的)には決まっています。 曲ごとにyoutubeなどで検索して、実際にどう弾かれているのかを確認されるとよいです。 また、本来ハネるリズムであるが、もっぱらタヒチアンビートという8ビートの変形で弾かれる場合があります。 「ウルパラクア」「ワイカロア」「カウルベヒオケカイ」など
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- TAC-TAB
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>ハワイアンバンプのコード進行は楽譜に無くても勝手にいれてしまって良いのでしょうか? トラディショナルなフラミュージックの場合は、二小節のヴァンプを必ず入れるのが原則です。 また、英語歌詞の「ハオレもの」の場合は入れないのが原則です。 しかし、フラダンサーが踊る場合は、あらかじめ打ち合わせをしておかないと、振り付け寸法が合わなくなります。 >それとも入ってる曲と入ってない曲では何か明確なルールがあるのでしょうか? ハワイアンミュージックには、大きく二つに大別され、ひとつは生粋のトラディショナルと、トラディショナルを踏襲した作りの曲で歌詞がハワイ語のもの、もうひとつは、「ハパハオレ」俗に「ハオレもの」とか「青竹珊瑚」といわれるもので、「ブルーハワイ」「小さな竹の橋」「珊瑚礁の彼方」が代表曲です。 後者は、いわば「ハワイ風ポップス」といわれるべきもので、アメリカのポップス作曲の専門家が作ったもので、ハワイの情景を歌ったり、ハワイの地名が出てくるだけで、ハワイの民謡ではありません。一般的には、アメリカの作曲家が書いたものは、メロディーやコード進行もよく出来ていて、魅力的な作品が多いです。歌詞はもちろん英語で書かれています。 ヴァンプが入るのは前者のトラシショナルなつくりのフラミュージックの場合です。音楽と踊り(フラ)が一体となって、ひとつの民族文化と成っていますので、ダンスも音楽もしきたりがあり、そのひとつが、二回ヴァンプで始まり、(1回目はリーダーだけが弾き、二回目はバンド全員で弾く)、ワンコーラスが終われば二小節のヴァンプを入れ、最後は一回のヴァンプで終わる、という形式です。 その他、1番歌詞の一回目はソロ歌手だけが歌い、1番歌詞の二回目はハモリがつくというように、同じ歌詞を二回ずつ歌うことや、最後の歌詞のアタマは必ず「ハイナ」または「プアナ」という単語で始まる、などのしきたりがあります。 一方、ハオレものは、トラディショナルではないので、もともと踊りは付かず、曲だけで独立したものです。曲のつくりもしきたりにのっとったものではないので、ヴァンプは入りません。(バンドによっては、ハワイ風の雰囲気を出すために入れる場合もあります)曲が魅力的なので、あとから振り付けがなされて、現代フラの重要なレパートリイになっている曲も多いです。 判りやすいのは、歌詞を見て、ハワイ語ならたいてい規定のヴァンプが入り、英語の場合は入らないと思っておいて間違いがありません。 ただし、ヴァンプの進行は、D7/G7|Cといくものと、G7→|Cと行くものがあります(ケアリイ・レイシェルの曲に多い)。 それから、1番歌詞から1番歌詞に行くとき(繰り返しのとき)にはヴァンプなしで、2番歌詞にいくとき(歌詞がかわるとき)にはヴァンプが入る(「カネオヘ」など)、という場合もあります。 そのような変則ヴァンプは、定番になっているアーティストのCDがよく普及したときに、その演奏が定着したもので、本来のヴァンプの入れ方の原則は上記のとおりです。
補足
わかりやすくありがとうございます! 『パーリーシェル』や『ハーバーライト』などにバンプをいれない理由はわかりました! 例えば白石信さんのメロディジョイフルのCメロ譜を見るとハワイ語のトラディショナルでも半分くらいにバンプが入っていません。 『アロハオエ』や『ハワイアロハ』など、、。 これらの曲にもバンプを入れても間違いではありませんか?
お礼
詳しくありがとうございます!解決しました。本当に感謝です。 やってみます。