はすば歯車の歯面強度
お世話になります。
設計初心者です。
歯車設計を自学中なのですが、はすば歯車の歯面強度に関して以下の疑問があります。
1.一般的にはすば歯車は平歯車に比べ高トルクの伝達が可能とされていますが、曲げ応力だけでなく歯面の接触応力も低く保てるということでしょうか。
2.もし接触応力を平歯車に比べ小さくできるのであればそれは何故でしょうか。
2.1.ヘルツの接触応力を使って考えると、最大接触応力は
(面に垂直な力Fn)×(両歯車のかみ合いピッチ円曲率の和)/(歯幅b)
の平方根に比例すると思います。同じ接戦力(トルク)を受け持ち歯幅が同じ平歯車と比較し、はすば歯車の場合ねじれ角βにより歯幅はb/cosβとなりますが、Fnも同時にスラスト込みで1/cosβ倍されて打消し合うような気がします。
もしくはかみ合いピッチ円半径も1/cosβ倍されるため若干強度が増すのでしょうか。そうだとしても値は殆ど変わらないように感じる上、定性的に理解できず、腑に落ちません。
3.JGMAで規定されている歯面強度の公式に質問がございます。
3.1.(平歯車もそうですが)なぜ式に表れる力は円周力であって面に垂直な力ではないのでしょうか。領域係数ZHに含まれているのでしょうか。
3.2.歯幅bは平歯車と同様に計測(定義)される長さなのでしょうか。つまり、平歯車のbに対し、上述したようにb/cosβとした値ではないのでしょうか。
長々と失礼いたしました。
初歩的な内容で恐縮ですが、ご存じでしたら何卒ご教授いただればと思います。
よろしくお願いいたします。
KHK社の技術資料:はすば歯車の歯面強度
http://www.khkgears.co.jp/gear_technology/gear_reference/KHK444.html
お礼
ありがとうございます。