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オーディオスピーカーの吸音材に関して
30センチ3ウェイのバスレフタイプの吸音材を減らすと、どの様な感じに音が変化する傾向がありますか? 逆に増やしていくと音はどんな変化をしますか?
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はじめまして♪ エンクロージャー内の不要共振等を減らすのが吸音材の役割に成りますね。 いろんなタイプが在るので、一概には言えませんが、、、、 スピーカーユニットは、前に音を出しますが、前後振動で音を出すため、裏側にも同じように音を出しています。この音は本来聴く為に考えられた訳では無いので、少々クセが在る音。 この音が箱の中で反射し、バスレフポート等から漏れ出たり、振動板を通して前面に出て来てしまうと、非常に濁った印象の音と成ります。 吸音材は理想的に全ての帯域で均等に吸音してはくれません、このため、量や場所、素材等を工夫し、より良い音に鳴るよう、いろいろ工夫してあるものです。 さて、量を減らすとどうなるか。 バスレブの動作としては、吸音材は邪魔者、このため減らす事に依って、よりバスレフ効果が得易く成ります。すでにチューニングがきちんとされている状態から減らして行きますと、バスレフチューニング周波数だけが目立ってしまう方向になります。そしてそれ以上の不要音も増えて来る方向。 測定で観測出来る程では無いと思われますが、バスレフのチューニング周波数がわずかに高く成る可能性は有り得ます。 聴いた感じとして、ボリューム感が上がった印象が出易いのですが、不要音も増えて来るので、音の雑味感も多く成ってしまう傾向でしょう。 量を増やした場合、エンクロージャー内の空気バネを活用するバスレフ動作ですが、これが阻害される方向に成ります。このためバスレフ効果は弱く成り、チューニング周波数での量感が減ってしまいます。同時に、内部反射に依る影響も少ない方向と成りますので、中低域側がスリムな印象音と成るでしょう。どのような物をどの程度増やすか、などでもかなり違って来ますが、増やし過ぎますと、ちょっと鈍重な、それでいて低域の量感は少なめ、という印象に近付くと思われます。 スピーカー工作をしていますが、吸音材を減らしてスピーカーの個性を強めにして楽しむ事も在れば、吸音材を少し多めにして冷静な音を楽しむ、という事もあります。 どちらも、やり過ぎは弊害の方が強く成って、吸音材が不足すぎればウルサイ音、多すぎればツマラナイ音という感じです。 3ウエイと言う事ですから、ウーファーには比較的低い周波数から高域側を減衰させています、しかし、減衰という事は完全に中高域成分が無い、という事では無いので、ウーファーボックス内の吸音材調整でも中高域の印象まで変わって来る事は、ごく普通です。 おおよその傾向ですから、参考程度にして、自分でイロイロ試して、自分が好む音にして行きましょう。 ガンバってください♪
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私は工作はめったにやらないので、細かいことはかけませんが、 私がいままで経験したことをものすごく簡単に書きます。 吸音材を極端に減らすと、耳障りな音になりました。 たとえば、ジャズだったら、ピアノの音がキンキンする。 ロックだったら、ワーワーうるさい。 大げさに言えば、洞窟で話をしているような感じですかね。 吸音材を増やすと、聴きやすくなる。低音が伸びる。 っという感じですかね。 ジャズでもロックでも、吸音材が極端に少ないよりは、 キンキンしないですし、ワーワーしないです。 市販の製品の吸音材を全部とったことがあります。 そしたら、低音が逆にでなくなり、スピーカーの板が響いていました。 非常に音楽がつまらなくなりました。 しかし、私が以前使っていたスターリングは吸音材が非常に少ないです。 箱なりを利用しているのかなぁっと思いました。
- Yorkminster
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バスレフに関して言えば、 ・吸音材を減らす (1) 低音の一部の帯域で音圧が増えるが、他の帯域では減ることがある。結果的に、低音の量感が増えたように聞こえることが多いが、「量感」として捉えやすい帯域の音圧が下がった場合は逆に量感が減る。どちらにせよ、低音のバランス感は悪くなる。 (2) 中高音の一部で音圧が増えることがある。 (3) 歪が増える場合がある。 (4) 一般論として、耐入力が下がる。 ・吸音材を増やす (1) 低音は全般に音圧が下がる。 (2) 全体的に、 歪は変わらないか、多少減る場合がある。 (3) 耐入力は変わらないか、若干上がる可能性がある。 吸音材と言っても、その実体は様々です。低音を吸収しやすいもの、高音を吸収しやすいもの、あるいは低音は吸収しやすいが高音を反射しやすいものなどです。また、使う量や場所によっても効果が異なります。従って、これとは異なった変化をする場合も大いにあり得ます。