大変でしたね。お体の具合は大丈夫ですか?
心の大きな支えを失ってさぞおつらい事でしょう。
お子さんはどうしてますか?元気で学校へ通ってるでしょうか。
私の友人もご主人を癌で亡くしました。
当時友人は43歳、小6と年長の娘さんがいました。
癌とわかった時には余命3カ月を宣告されましたが治療の甲斐あり6カ月後の他界でした。
その6カ月の間にできる事を尽くしたそうです。
覚悟の最期を迎えたようです。
葬儀での友人の様子は気丈なものでした。涙も見せずに立派に喪主を務めあげました。
控室には故人の思い出を偲べる物が飾られており、療養中の生活を伺える物もありました。
その事からも友人の強さと覚悟が伝わってきました。
心配しないで。私は大丈夫よと、言われてるように感じました。
小6のお子さんは葬儀の翌日から学校へ来てました。
さすがにそれには驚いたのですが、日頃と変わらず友達と笑っている姿を見てさらに家族の絆を感じました。
何年も経ってからその時の話を聞く機会がありました。
亡くなったご主人は病気を宣告されてからも極力いつも通りの生活を送っていたそうです。
治療で入院した期間もありましたが自宅に戻ってからは家事をしてくれたり日曜大工をしたりと、淡々と日々を送ったそうです。
体力が衰えこれが最後だろうという時期に家族旅行もしたそうです。
彼はうろたえたり取り乱したりもせず大切に毎日を過ごしていたと。
その姿を見て我が夫を見直したそうです。心から尊敬できたと。
だから自分もそうしよう。でき得る限りいつも通りの日常を送ろうと。
いつも通り、それがどんなにかけがえのない事かという意味を思い知ったそうです。
彼女は仕事を持っていました。だから日常に戻るのにさほど苦労はしなかったようです。
職場に入れば仕事に没頭したと言います。
こんな時は仕事を持ってて本当に良かったと思ったそうです。
そうは言ってもきっと心が折れそうになる事もあったと思いますが、気丈な彼女は決して言いません。
毎日仕事に行き、帰宅すれば家事や子供の世話をこなしと、ご主人の遺志をついでいつも通りの日常を送っていたのです。
あれから5年が経ちました。
彼女は勉強を重ねてさらなるスキルアップを果たしました。
彼の死から時間を大切にすることを学んだのかも知れません。
彼女は一時も立ち止まろうとしないように見えます。
私はいつも頭が下がる思いで彼女を見ています。
生きることは生活です。
無理をする事はないですが、できるだけ体を動かすことを心がけてはどうでしょうか。
家にこもらず外に出る生活を。焦らず徐々にで結構だと思います。
父親という大きな支えを失ったお子さんのために、あなたは太陽のような存在でいてあげてください。