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村上春樹って
毎年この時期ぐらいになるとノーベル文学賞に名前が挙がりますが 大して知名度も実力も無いのに本気でとれるとか思ってるんでしょうか? 候補にすら挙がってないのに(笑) 川端康成と比べたら天空と深海ぐらいの差がある人なのに 何で毎年騒がれるんですか?
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>>◇大して知名度も実力も無いのに・・・。 「知名度」は、かなりあるようですよ。 本も売れているようですし・・・。 「実力」に関しては、同意です。 それほど、ないでしょうね。 過大評価されている、と思います。 >>◇川端康成と比べたら天空と深海ぐらいの差がある 人なのに・・・。 それは、言い過ぎではないでしょうか? 私見では、「富士山と高尾山」くらいの差だと思います。
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- hekiyu
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”大して知名度も実力も無いのに” ↑ 実力は判りませんが、知名度はありますよ。 特に、アジアにはその名が知れ渡っています。 知人の中国人は皆、彼の名を知っていました。 ”何で毎年騒がれるんですか? ” ↑ ノーベル賞はある程度、政治の力で 決まったりするところがあります。 彼は政治力があるんでないですか。
お礼
ありがとうございました
- Ganymede
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> 何で毎年騒がれるんですか? (1) いい人だから 毎年騒ぐのは、日本の書店・出版業界・マスコミなどが「仕掛け」ているのでしょう。菓子業界がバレンタインデーを仕掛けて売上アップに成功したようなものです(日本独自の発展を遂げた)。 とは言え、ノーベル文学賞に擬せられるような文学者は、気難しい人も多いだろうし、そんな年中行事をありがたがるどころか、逆に迷惑がって冷水を浴びせたりしそうです。内心では「もらえるものなら欲しい」と思っていても、たとえば大江健三郎(1994年受賞)なら、「空騒ぎは望みませんから!」と言いそうな感じがします。大江の口癖なのです。 なお、私はろくに本も読みませんが、興味本位でときどき著名人の講演に行ったりしました。池袋の狭い会場(200人で満員)で大江健三郎の話を聞きましたが、意外と親しみやすい感じでした(滑舌が悪いのは昔から有名で仕方ありません)。大江のエッセーなどを読むと、鬱然たる学識教養に圧倒されますから、もっと狷介孤高の人かと思っていましたが。でも、そういえば大学の先生などは、威張っている人もいますが、(バカな学生に対して)親切に接してくれる人が多いですよね。 そして、村上春樹は大江よりもっと協調性がありそうな感じです。自分では「僕はまだまだ受賞できそうにない」と思っていても、(著書は出すたびにベストセラーであり)ノーベル賞の空騒ぎで販売促進してもらう必要はなくても、業界の年中行事に冷水を浴びせたりしない人です。「いい人」なんです。「また今年も受賞できなかったね」と陰口をたたかれても、我慢するタイプでしょう。よって、ギョーカイも、「村上さんなら怒らない」と毎年空騒ぎするのではないでしょうか。 (2) 世界的知名度はまあまあでよいから 話は飛びますが、オリンピックの開催国は、中進国(途上国から先進国へ駆け上がろうとしている国)と、先進国とが、ほぼ交互に選出されている感じです。ノーベル文学賞はオリンピックと違いますが、世界的に高名な作家だけでなく、わりとマイナーな作家が選ばれることもあるようです。まあ、私には世界文学のメジャー・マイナーをうんぬんできる知識は全然ないのですが。 例を挙げると、2010年のバルガス・リョサや1999年のギュンター・グラスは受賞前から有名でした。しかし、78年はシンガーですが、受賞前から皆さん知っていましたか? 私はイディッシュ語文化の存在自体を知りませんでした。 村上春樹の作品はいくつもの言語に翻訳され、外国の書店の店頭にも並んでいるようです(私もテレビで見た)。知名度的には、村上はノーベル文学賞の足切りライン(?)を十分超えていると思います。 (3) 大江健三郎が好きではないから これには2つの意味があります。まず、日本のマスコミの一部は、大江健三郎のことが好きではありません。「大江はサヨクだから」だそうです。ただし、実際は左翼ではなく「戦後民主主義者」ですが。そこで、その手のマスコミは、ノーベル文学賞の話題になると大江を貶(おとし)めて、代わりに村上に期待を寄せるらしいです。 昔は大江健三郎も鮮烈なデビューを飾り(芥川賞受賞)、折からの安保闘争で世情が騒然とする中、持てはやされました(1960年前後)。しかしその後、日本社会は高度経済成長や連合赤軍事件を経験し、政界は保革伯仲から自民大勝(中曽根行革)に変わり、マスコミの大勢も右傾化していきました。大江の新作は文化欄の話題にはなっても、彼は一般マスコミの寵児ではなくなったのです。 それでも大江は、1994年の受賞の前から日本を代表する作家と目(もく)されていましたが、マスコミはあまり「今年こそ」と騒ぎませんでした。大江が「空騒ぎは望みませんから」という必要もないほど、受賞までは静かでした。 一方、村上春樹ですが、大江よりは右で、大江ほど晦渋(かいじゅう)ではないせいもあって、出版業界だけでなく一般マスコミの寵児です。村上自身は右派マスコミなど嫌いだと思いますが、右派の連中に言わせれば、「大江のようなコクゾクが受賞しやがって。村上さんこそ受賞してください」だそうです。 もう一つの意味は、大江が村上をあまり好きではないことが知られているので、大江を嫌うマスコミは、ますます村上を持ち上げるということです。逆に言うと、大江を尊敬するマスコミは、いまだに村上に対して懐疑的だったりします。 村上春樹が芥川賞候補になっては落選を繰り返していたころ、大江健三郎は芥川賞選考委員でした。大江は当時の村上を、ジョン・アーヴィングなどのアメリカ文学の亜流と思っていたようです。その後、村上も大成しましたから、大江も以前よりは高く村上のことを評価していると聞きました。
お礼
ありがとうございました
熱烈なマニアがいるのでは。文学界のあまちゃんになっているのでしょう。
お礼
ありがとうございました
- hideka0404
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ごめん・・・半沢直樹なら読んだけど、知らないや。笑
お礼
ありがとうございました
お礼
ありがとうございました