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海外生活を長くされた方へ『おもてなし』の質問です

最近日本の『おもてなし』が話題になっていますが 海外生活から戻ったとき日本の『おもてなし』を感じますか? もし感じたらどんな時に感じたか、海外との違いなどお聞かせください 明日から6日間のクルーズに出かけますのでお礼が遅れますがお許しを・・・

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回答No.2

「おもてなし」がどれほど話題になっているのか、TV を持たず、新聞雑誌も購読しない私にはよく判らないのですが、私は「おもてなし」という言葉を「接待」或いは「接客」と「思い遣り」とが融合したような言葉と理解していますので、海外にはない概念だとは思っていません。 私は US に 10 年余暮らしましたが、「接待」或いは「接客」の英語ならば Hospitality だろうとと思っています。 「御 + 持って + 成す」の語構成から考えると「取り扱う」の意から Treat が思い浮かんでしまうものですが、接待や接客の概念、或いは姿勢や心持ちは Latin 語の Hospitium を語源とする Hospitality だろうと思います。 Hospital は「病院」と和訳してしまうものですが、もともとは無料で旅人を受け入れて傷病を癒やす施設、今風に言えば難民 Camp みたいなものであったようで、「Hospes (希人=旅人=客人) を迎える場所」の語源から Hotel や Home といった派生語が生じたようですね。 帰国して「ああ、これが日本の『おもてなし文化』だな」と思ったのは「いらっしゃいませ」と「笑顔で迎え」られて「無料で Cup 一杯の茶や水が差し出」されてから初めて「御注文は?」とか「御用の向きは?」と用件を聞き始めてくる習慣ですね。 勿論「そこで何をするか」が初めから判っているような場合や「茶や水など出しては返って事故を起こす可能性がある」ような場合には「茶や水」など出ませんが、「いらっしゃいませ」と「笑顔で迎え」られてから初めて「用件を承る」のは共通ですね。・・・商談の場では珈琲等が先に出される場合も少なくありません。 これが US だと「Can I help you? (May I help you?とは滅多に言わなくなっています)」と「笑顔で寄って来る」ものの、これは「いらしゃいませ (Welcome here)」と「御用件を承ります (What're you want?)」が明確に分離しておらず、珈琲はおろか水も出てきません(笑)。・・・大阪商人の「毎度!」もこれに近いのかな(^_^;)。 「笑顔」の意味も、客に対して「相手を労う」のではなく、接客している「自分自身への誇り」みたいな感覚があります。・・・まぁ「(営業) Smile:¥0」の Menu がある MacDonald みたいなものかも(笑)。 US では日本の感覚とは異なる感覚での Volunteer (自発性) が発達しており、PR という言葉も「宣伝とか Appear」ではなく「Public Relation」の意味ですので、少年少女野球倶楽部の監督は勿論、消防署員でさえも無給の Volunteer です。・・・私が借りていた家の大家が消防署員でしたが、暮らしていくための本職は郵便局員でした。 日本人は「人に奉仕する」こと自体を大切にしますので「奉仕した」つもりが返って邪険に扱われると傷付いてしまったり拗ねてしまったりするものですが (笑)、US では「あくまでも『神に対する感謝の行為』であって、受け手が Negative な反応を示そうとも恥じ入ることも拗ねることもない」という感じですね。 私自身も近所の教会で Homeless に Xmas の炊き出しを作って配る Volunteer をさせてもらったことがあるのですが、Homeless と並んで階段に座り、私が手伝って作った Stew を食べていたら、隣の Homeless に「不味いな、これ(^_^;)」と言われてしまい(笑)「いやあ、さっき俺が作ったんだけど、やっぱ、そう思う(^_^;)?」と答えたら大笑いされ「いやいや、Volunteer の精神こそが大事なんだ、頑張れよ!」と励まされてしまいました(笑)。 この頃は US の感覚にも大分慣れてきていましたので Volunteer に参加したのですが「スミマセン、私が作りました」とは言わず「この野郎、誰にモノ言ってやがんだ」とも思わず、配る時は「Merry Xmas(^_^)/」と笑顔で配っておきながら「やっぱ、不味いよなぁ(笑)、作った本人の俺もそう思うよ(^_^;)」と返すところが「日本とは異なる文化かな?」と思います(笑)。 Italy 船で Cruise に出帆されるそうですが、日本人 Crew に接客を受けるのであれば日本式の「おもてなし」を受けられることでしょうが、Christian 圏内の方に接客を受けるのであれば「『接客する人』と『される人』との関係」ではなく「『接客する人』と『神』との契約に基づく関係」みたいな「おもてなし」を体験できるかも知れませんね。 「おもてなし」は「その感覚の根っこの部分」が多少異なるものの何処の国にもあるものであり、なにも「日本の『おもてなし』が特別」というわけではありません。 むしろ Business や政治の世界では西欧の Presentation に日本人では気が付かない「おもてなし」の感覚を PR (Public Relation) の戦略戦術として用いるところが興味深く、例えば東京 Olympic 招致の Presentation を Managing した UK の Seven46 Agency が「(1):日本人の Preasenter に英語で話させる、(2):感情を込める、 (3):1、2 の Joke を交えるのもよし、(4):笑顔を見せる」を徹底させると共に予想される「放射能汚染水漏れ問題」に対しては「ここからは通訳を介して御答えさせていただきます」と前置きしてから日本語で「最も信頼できる」政府公約のみを答えさせたことなどは「IOC (国際 Olympic 委員会) に対して狙い込んだ『おもてなし』の手法」と言えるでしょうね。 http://kimumasa2012london.blog.fc2.com/blog-entry-326.html 海外にはあまり見られない「日本独自の誇るべき文化的感覚」としては「おもてなし」よりも、2004 年に Nobel 平和賞を受賞した Kenya の Wangari M Maathai さんが 2005 年の「京都議定書」関連行事で来日して出会って以来、国連女性地位委員会で出席者全員に唱和させたり Edinburgh で開催された Live 8 Concert で 6 万人の観衆に唱和させたりと世界に広めてくださっている「MOTTAINAI (もったいない)」の言葉の方が、私は御気に入りです(^_^;)。 Philippines などでは Toilet Paper の先を三角に折っている Restaurant や Bar などを見かけるそうなのですが、これは水商売などで日本に出稼ぎにきた女性達が「これは良い習慣だ」と本国に持ち帰ったものなのだそうで、これなんかが多分「日本流『おもてなし』精神」が海外に輸出された典型例の 1 つなのでしょうね。 Boeing 社が B777 旅客機を製造した際に行った顧客 (航空会社) との Working Together Campaign で 2 番目に B777 を発注した全日本空輸が「便器の蓋がバタンと閉まるのは乗客が不愉快に感じることが多いため、蓋がゆっくり閉まる機構にして欲しい」と要求したことに Boeing 社は「如何にも日本らしい提案だ」として採用したのみならず他の航空会社へも積極的に宣伝したことも有名ですね。 日本流「おもてなし」とは元来「思い遣り」の感覚であって「接待」や「接客」とは微妙に異なる部分があるとは思うのですが「他国にはない感覚」というものでもありませんので、何故今日本で「話題になっている」のか私には???です(^_^;)。

参考URL:
http://ja.wikipedia.org/wiki/もったいない
kofusano
質問者

お礼

昨日、船旅から帰ってきましたが普段田舎で車暮らしのDoor to doorの日常から広い船内を毎日歩き回り、疲れてすぐ寝てしまいお礼が遅れて申し訳ありませんでした オリンピック招致以、来日本の『おもてなし』がよく話題になるのですが、私は外国暮らしをしたわけでもないのに『おもてなしの心』は日本に限らず世界中にあると思うので【今更さわぐな】という意味で【ひねくれた質問】をさせていただいた訳です 接客に対しての欧米との考え方の違いが態度に現れるのですね それと接客者個人の性格もあるのでしょうね イタリア船だったのでラテン民族の陽気な接客は『おもてなし』に勝るとも劣らない楽しいものでした 今まで『おもてなし』を感じたのは高山で初夏に街を散策後、汗だくで宿に帰ったら頼みもしないのに【すかさず】冷たい飲み物を出してくれた時にこれが【日本的なもてなし】か、と強く感じました もしかしたら良い(値段も高かった)旅館だったからかな? 先日のカーラジオの話では、デパートに行ってトイレを聞いたら店員がいかにも【申し訳なさそうに】頭を下げながら『申し訳ございませんがこの階にはございませんので、〇階まで上って頂けますか』と言ったのがいかにも【日本のおもてなし】だなと感じたが、外国だったらすまなそうな表情と態度までしないだろうな、との本人の感想でした NHKの『鶴瓶の家族に乾杯』など見ていると田舎ほど親切で、旅番組を見ても後進国ほど人間味が濃く感じるので、もしかしたら日本も後進国だから『おもてなし』があるのかなと思ってしまいます

kofusano
質問者

補足

Mottainaiと同じように Itadakimasu(Lifeを)も世界共通語にしたいものです!!

その他の回答 (1)

noname#196301
noname#196301
回答No.1

表現が難しいですが、海外では感情の無い事務的な対応が多いです。 日本では、当たりが柔らかい。「フワッと」した感じ。と言ったらいいのか。 そんな感じです。

kofusano
質問者

お礼

回答ありがとうございます やはり、『おもてなし』を感じ取る時があるのですね 良い方に感じられればよいのですが、逆に物事がはっきりしなくて『もどかしい』『はっきりしろ』と感じれば【マイナス】ですね。この程度が難しいですね あと、1時間で旅行に出発です

kofusano
質問者

補足

あと30分で家を出て午後には横浜からイタリア船で出帆します