ソマリアの海賊について
昨今ソマリアの海賊対策のついて、いろいろと議論されているようですが、疑問に思うことがあります。
ソマリアの海賊は、元々は漁民だったそうです。しかし欧州をはじめとする外国の漁船が彼らの漁場を荒らしたり、また漁場の環境悪化などから漁獲量が減ったことにより、彼らは以前のように漁業で生活していくことができなくなったそうです。
その結果、彼らはそのような状況を打開するために現在言われているように武装して船舶を襲い、身代金の要求を行うようになったそうです。ソマリアの海賊対策として、日本をはじめ各国は軍隊を派遣して彼ら漁民から船舶を護ることに重点を置いていますが、これらはこの問題を解決する根本的な対策にはなり得ないのではないでしょうか。
つまり、この問題の根本はソマリアの漁民の貧困にあるのであり、この貧困を解決しない限り、いくら表面的に船舶を護衛したとしても、アフガンやイラクなどと同様、さらなる貧困を生むだけなのではないかと思います。
確かに短期的にはこの対策方法も効果があるかもしれませんが、中長期的にみた場合、沿岸の漁業環境の改善や新しい職業の創出なども並行的に行ったほうがコストも低くてすむと思うのですが、どうでしょうか。
国際問題について疎く、この問題についても詳しい事情を知っているわけではありませんが、回答よろしくお願いします。
お礼
ありがとうございます。