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将来の医療
高1の女子です。 今後外科医の不足が深刻となり、癌手術などは2~3ヶ月待たないと手術を受けられない事態が起こると聞きました。仮に現実となった場合、2~3ヶ月も待っていたら、病状も悪化して助からない…ということもあると思います。 何か改善策は無いのでしょうか? また、3ヶ月なら大丈夫なのでしょうか? 高校生の身分で偉そうになってしまいすみません。
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(Q)3ヶ月なら大丈夫なのでしょうか? (A)実際に、3ヶ月待ちになるかどうかは別として、 1ヶ月待ちでも良いはずはありません。 (Q)何か改善策は無いのでしょうか? (A)医師の数を増やす。 医師の免責を確立する。 医師の数を増やすというのは、わかりやすいと思います。 でも、時間もかかります。 医学部に入学してから、一人前に執刀できる医師になるまで、 10年はかかると思って良い。 医師の免責を確立する。 いま、日本では、産科や外科の医師が不足しています。 その理由の一つは、緊急手術などで、労働条件が悪いのが その一つですが、もう一つ、見逃せないのが、訴訟です。 例えば、お産では、子供が無事に生まれるのが当たり前だと 思っている人があまりにも多い。 実際には、そんな甘いものではない。 なのに、子供が死産だとか、母親が死亡すると、 医師がすぐに訴えられる。 日本では、医師の免責がないから、刑事罰で訴えられると、 傷害致死になる。 おまけに、民事の莫大な損害賠償もある。 こんな割に合わない仕事はありません。 だから、産科医が極端に減って、今では、お産をする病院を 探すのが大変な状況になっています。 なので、まずは、刑事罰からの免責をすることが重要。 (米国では、当たり前になっています) 外科も同じこと。 産科も外科も、ちょっとしたミスが患者の死亡につながります。 ミスをしなくても、死亡する場合もあります。 そんなとき、いちいち、刑事罰で訴えられたら、たまったものでは ありません。 人間は、ミスをするものなのです。 ミスを刑事罰に問うよりも、どうしてミスをしたのかという 情報を集積して、同じミスが起きないように公表して、 周知徹底する方が重要……というのが、米国をはじめ、 諸外国の考え方。 刑事罰に問われる可能性があるとしたら、 まずは、ミスを隠そうとするのが普通でしょう。 それよりも、そんなトラブルに巻き込まれないようにするには、 産科、外科の医師にならなければよい。 だから、産科、外科のなり手がいないのですよ。
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- rokutaro36
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ドイツ、イギリス、スウェーデン、オーストラリア 免責になっていない国 フランス(刑事責任を問われるのは稀らしい) 他は、よくわからない。 民事訴訟は別の問題。 特に、米国は、高額な民事訴訟があり、それが 産科医の減少につながっていると言われている。
補足
アメリカ以外に医師の免責が確立されている国はあるのでしょうか?