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サプリに詳しい薬剤師の方に質問です。
サプリメントにも詳しい薬剤師の方に質問です。 出きれば一方的な先入観や思い込み無しでお答えいただけるとうれしいです。 市販サプリメント(国内外)の体内吸収率について教えて下さい。 データ的なものもあれば更に感謝です。 対象サプリは、ビタミンE、B12、B6、葉酸、アスタキサンチン、グルタチオン、フェルラ酸、ホスファチジルセリン、キトサン、ナイアシン 対象病状は、血管性認知症、パーキンソン、ジスキネジア、肝臓ガン、慢性腎不全(透析)です。 (1)液体の場合 (2)錠剤の場合(※溶かして飲んでも有効?) (3)ソフトジェルの場合 (4)カプセルの場合 それぞれの飲み方(食前、食後、空腹時とか、その他注意点) その他アドバイス等がございましたらよろしくお願いします。
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- rokutaro36
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そもそも、そんなデータは存在しない。 なぜなら、無意味だからです。 だから、誰も調べない。 例えば、Aという成分が100%体内に吸収されるとします。 でも、そのまま、何の役にも立たず、尿や便に排泄される ということもあるのです。 なので、吸収率なんて、役に立たない。 剤型によって、吸収率が異なるということも、あまり意味がない。 そもそも、色々な剤型があるのは、 どこで吸収させるのか? という問題なのです。 例えば、液状ならば、口、食道、胃で100%吸収させたい ということになります。 カプセルならば、胃酸に強いカプセルを使えば、 胃でなく、腸で吸収させるようにすることも可能です。 錠剤の中には、徐々にとけるようにして、 じわじわと効くようにさせるものもあります。 服用の時間で言えば、例えば、ビタミン剤は、単独では 吸収されにくいので、食事の直後に飲むのが良い。 ということはありますが、基本的に、いつ飲んでも同じ。 薬が食後の服用が多いのは、食物と一緒になることで 胃腸に対する副作用が軽減することがわかっているからです。 逆に、空腹時が良い薬もある。 しかし、基本的には、いつ飲んでも同じ。 特別な用法があるならば、注意書きに書いてあるはず。 そもそも、どうして、医薬品ではなく、サプリなのか? 例えば、癌に効くことが証明されれば、 錠剤一つが安くても数千円で売れるのです。 例えば、肝臓がんの抗がん剤、ネクサバール200mgは、 1錠が約45000円(間違いではなく、約4万5千円) だから、会社は、薬として売りたいのですよ。 でも、それができなかったのは、 有効性が証明できなかったからです。 有効性の証明とは、 飲んだ人、飲まなかった人(実際には、偽薬=プラセボを飲ませる) の2つのグループに分けて、調査をして、 飲んだ人の方が良くなったということを証明すればよい。 そう、原理的には、実に、単純なのですよ。 でも、サプリは、それが証明できなかったのです。 例えば、試験管や動物実験レベルで有効だと分かっていても、 いざ、人間に飲ませると、有効性が確認できなかった ということは山ほどある。 100億円を使って、ラットに効く薬を開発した…… なんて笑えない笑い話は、この業界には山ほどある。 サプリは、まさに、それなんですよ。 実験レベルでは、有効だと分かっているのに、 実際に人間に飲ませると、有効性が確認できなかった というものなのです。 だから、どれもこれも、実験レベルの有効性ばかりを うたっている。 それほどに人間の体は、複雑怪奇なのです。 例えば、醤油には致死量があることが実験レベルでは 分かっています。 でも、醤油を使って病気になったとか、死んだという話は皆無。 サプリの宣伝には、○○をして、吸収率を改善しました などとPRしているものも少なくありませんが、 実は、あんなものは、何の意味もない。 吸収率を改善したって、効かないものは、効かないのです。 たとえば、薬の量はどうやって決めると思いますか? それは、吸収率なんて、関係ないのです。 100mg、200mg、300mgなどと色々と飲ませて、 実際に効く量を実験的導き出しているのです。 悪く言えば、人体実験をしている。 100mgで効かなければ、200mg飲ませれば良い。 (実際には、副作用があるので、そんなに単純ではないが) なので、吸収率なんで、どうでもよいことなのです。 もちろん、サプリを飲んで、効いたという人がいても何の不思議もない。 実験レベルでは、効くのですから、そういう人がいても当然。 でも、同じ人数の人が、偽の薬を飲んでも「効いている」のです。 だから、有効性に差がない……効かないという評価になるのです。 基本的には、偽物が効くはずがないので、 当然ですが、大多数の全然効かないという人がいるのです。 まさに、「気休め」なのですよ。 なぜって、偽薬で効いた人は、まさにこの「気休め」で、 効いたのですから。
薬剤師はサプリメントを扱いません。