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レ・ミゼラブルについてなんですが・・
私はユゴーが書いた小説、「レ・ミゼラブル」が好きなんですが、そこに出てくるガブローシュについて質問させていただきたいです。 パリの浮浪児として生きた彼は、6月暴動で幼い命を失ってしまいますが、彼は、その後、主の国へ旅立つことができ、それは彼にとって幸せだったんでしょうか?明るい性格だが、この上もなくうつろで暗い心を抱いているという、影があると書かれているのにも引っかかります・・彼には愛情が欠けており、その哀れな運命を考えると、涙が出てきそうになります。彼にとって自分の一生はどういうものだったのでしょうか?教えて下さい!天国でエポニーヌと会えているのかと思ったりする時もあります。
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素人ですが、子供頃に「ああ無情」を最近、映画になったことから出来たのか 新訳版?を読みました。 19世紀フランスの約20年間をパンを盗んだ位で刑務所に行くのかと思いながらも 一気に読める素晴らしい小説だと思います。 さて、教えられる程の事では有りませんが私の感想を書かせて頂きます。 ご承知の事でしょうが彼は革命に参加していた、つまりは内戦状態(戦時下)で 敵に殺された訳です。 戦時下の19世紀の事を平和な現在の感覚で考える矛盾は有りますが、 現代で有れば病気や事故や自殺や、そんな何れかで早逝した子供の一生を 良い人生だったと、生を受けた意味有るものだったと、本人も満足だったと 説明できる、どんな理由も言葉も無いでしょう。 残された者が亡くなった子供の事を思うとき、ただ残念で有り、なんて無慈悲で無情なことだと 天国で幸せになっていると整理出来る物では無いと思います。 ガブローシュ本人も彼を知る人々も、みんなそれに近い感覚で無かったかと思いますが 最後まで見方の為に弾を拾い続けた彼を英雄視することで少しだけホッとする様な感覚が 残るだけで、本人はもっと生きていたかったと強く思ったのでは無いでしょうか。 恐らく実際に沢山の少年少女達が革命中に亡くなったと思いますが、 作者は彼らを英雄として遇する意図で書いているように思います。 邦訳はああ無情ですが、直訳すると悲しい人々ですから、ファンティーヌも幸せだったとは 言い難く、まさに悲しい人々だらけですが、ジャンバルジャンの神の如き生き様と、 全編を通じてキリスト教的な愛の精神からすると死ぬ事は不幸では無いのでしょう。 参考になれば幸いです。
お礼
ありがとうございます!ガブローシュに対する思いがもっと強くなりました!私はあのわんぱくが大好きです。