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【統合失調症】セロトニンを増やしつつ薬で阻害?
統合失調症歴約十年で、持病の治療に役立つ知識を勉強している者です。 今日ネットで調べたら「統合失調症患者は脳内のドーパミンを減らし、セロトニンを増やすといい」という記事を見つけました。 しかし、非定型抗精神病薬はドーパミンと一緒にセロトニンも阻害しますよね? それで陽性症状と陰性症状、両方の症状に効果がある、というのが非定型薬の謳い文句ですが、そういった薬を飲みながらセロトニンを増やそうとするのは二律背反な行為ではないでしょうか? ちょっと疑問に思ったので質問させていただきます。 詳しい方、よろしくお願いします。
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非定型抗精神病薬は、ドーパミンD2受容体「拮抗」作用とセロトニン5-HT2A受容体「拮抗」作用の2つにより効果を発揮するものとされています。ドーパミンやセロトニンの量とは関係なく、薬剤が結合することでドーパミンやセロトニンが受容体に結合することによっておきる反応を遮断します。 抗うつ薬と非定型抗精神病薬との組み合わせは、抗うつ薬増強療法として難治性うつ病の治療法としてあります(参考URL)。 抗うつ薬の作用はセロトニンの再取り込みそのものを阻害することでセロトニン濃度を高くしようと企図するものですから、二律背反には当たらないと思います。
お礼
ご回答ありがとうございます。 「阻害」と「拮抗」を混同していたようです。 さっき拮抗について調べて、漠然とした概念ぐらいは理解できました。 これからもこのご回答を参考にしてリハビリに励みたいと思います。 ありがとうございました。