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C-PLフィルターの購入について
C-PLフィルターの購入でなやんでいるのですが、 無名のメーカーのものは凄く安い(1000円前後)ですが、使い物になりませんでしょうか? ケンコーのC-PLと主にどういった違いが見られますか? どなたかわかる方いましたらよろしくお願いいたします。
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私は所有する 10 本の Lens のうち 4 本に PL (1 本は Mirror Lens 用なので C-PL ではない) Filter を用意していますが、ここ数年は殆ど使わなくなりました。 口径が異なる 4 種の PL (Polarized Light) Filter のうち、常用 Lens として用いている SIGMA 17-70mm F2.8-4.0 DC MACRO 用の 72mm 径 C-PL Filter (Circular PL) は 3 回買い直しましたが、Maker 及び型番が異なると色味や解像感も異なるため、基本的に「PL Filter は画質を変えるので RAW 撮りして現像時の調整が必須」と思っています。 いずれも眼鏡の Sunglasses のように色が濃くなるのですが、Maker 及び型番 (勿論 C-PL の回転角度) に因っても「青味がかった濃い灰色」に寄るか「若干緑に寄った青みがかった濃い灰色」になるかという違いがあり、どの C-PL Filter も Contrast (明暗比) が上がって乱反射が抑えられるのと引き替えに空気の透明感が若干損なわれて画が平板的になります。・・・明るい被写体では Saturation (彩度) が低下することから「くすんだ」色に感じることもあります。 彩度低下は現像時に復調不可能ですので現在の私は「水面や Glass 面等の乱反射を Cut して水面下や Glass の向こうを撮る」といった目的にしか PL Filter を用いなくなりました。 彩度低下とは下図の中心方向に向かって色がずれることで、PL Filter では色数も減って明暗比 (Contrast) は強調されますので、一見「くっきりした画像」と感じることが多いとは思いますが「大気感」のような微妙な Gradation (階調) 変化を要する部分での描写はぞんざいになってしまって「くすんだ」とか「透明感が失われた」という画になることもあります。・・・眼鏡の Sunglasses にも偏光膜を用いたものがありますが、Sunglasses がそうであるように PL Filter によって或る程度の画質低下が生じるのは避けられないものです。 被写体に多方向からの光が乱反射している場合は PL Filter を用いざるを得ないのですが、単純に「Lens に太陽の光が射し込んで Flare を生じる」ような状況では Hood やハレ切り用の庇を付けて余計な方向からの光を Cut してやった方が遙かに綺麗な画を得られますよ(^_^)/。 PL Filter は 2 枚の Glass 各々に偏光 Film を貼り付けて Glass を回転させることによって 2 枚の偏光 Flim が作り出す偏光格子の状態を変化させる仕組みになっているのですが、樹脂 Film を貼り付けていることから陽射しや湿気に弱く、Film が湿気を吸収して曇ってしまうともはや乾燥させて元に戻そうとしても斑になるだけですし、強い陽射しに炙られて偏光格子が変形すると画が歪みますので買い換えるしかありません。・・・3 回買い直した 72mm C-PL Filter の買い直し理由は正に「湿っけて画が曇ってきた(T_T)」「陽射しに炙られて歪みのムラが生じてきた(T_T)」でした。 PL Filter に限らず Lens Filter の欠点は「口径が大きくなると極端に値段が高くなる」というところですね。 愛用している KENKO f500mm F6.3 Reflex Mirror Lens は前玉 Filter 口径が 95mm もあって純正の KENKO Pro-1 95mm PL Filter は Lens と変わらぬ値段がしましたので湿っけないように細心の注意を払って大事に保管しています(^_^;)。 Maker や型番に因って色味が変わるし「ちょっとくすむよぉ~(^_^;)」ですし、その変化は「水面の乱反射を抑えて水面下を撮るといった目的では『高性能』を保証できる性質」ですが、そのような目的ではなく「PL Filter はHood や庇要らずの Filter」というような誤解をして用いると「画質劣化」の方向に変化することが多いという例を示すものはないかなと探したら以下のような Page がありました。 http://saki1019.blog52.fc2.com/blog-entry-127.html A No.2 oosaka_ossan さんが御紹介されていらっしゃるような安価な C-PL Filter を 1 枚購入して「C-PL Filter を付けて撮った画」と「C-PL Filter 無しで撮った画を Photoshop 等の Software で露出 (明るさの中心) や Contrast を変えた画」との違いを是非見較べてみてください。 そうすれば「PL Filter を使った方が良い、使わずに Hood や庇を用いた方が良い」状況を理解できますし「PL Filter を使った方が良い状況って案外少ないものだ」ということも理解できると思います。 素敵な Camera Life を(^_^)/
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- kuma-gorou
- ベストアンサー率28% (2474/8746)
安いモノは、フィルター枠が二重になっていないモノもある。 それでも、ねじ込みシロは3回転分ですから、一応使える。 他には、コーティング処理がお粗末。色味がニュートラルでない。偏光の効きムラが有るなどと聞く。 それ以前に、撮った写真を見ても、そう言う問題に気付かない人も居る。 1000円なら、悩むほどの値段でもないし、どんなに、高級品でも、ヨウ素幕自体は、熱と紫外線に弱いので、C-PLフィルターは消耗品。 私なら、そう言う粗悪品には、絶対に手は出しません。
- bardfish
- ベストアンサー率28% (5029/17766)
デジタルカメラで使用するなら問題になるようなことはあまり無いでしょう。 偏光フィルターの値段は大きさでかなり変わってきます。 私が使用している77φのC-PLフィルターはKenko製ですが、キタムラの特売で6千円で購入。通常だと1万円前後のものです。 細かいことを言えばカラーバランスがおかしくなるとかあるかもしれませんが、デジタルだとホワイトバランスでどうにでもなることですよね。 RAWで記録していれば後処理で細かく調整もできるしレタッチソフトで調整もできます。 ま、千円程度だったらダメ元で買ってみてもいいと思います。
- oosaka_ossan
- ベストアンサー率25% (163/633)
結局は、偏光フィルターです。 で、デジタル対応などとよく書かれてますが、そんなに遜色は無いと思います。 ですので、無名でも良いと思いますが、、、、 僕も、ケンコーのを持ってますが、自然を取ってる訳で無いのであまり使ってません。 滝とか、山とか、空とかを撮影するならば必需品かと、、、、 で、無名で不満ならば買い替えで良いんでないでしょうか?
お礼
詳しくありがとうございます。 まとめてのお礼になってしまい申し訳ございません。 皆様の回答すべて読ませていただきました。 たしかに大した値段でもないし、実験も兼ねて自分で試してみるのもありですね。 リンクの比較画像わかりやすかったです。 メーカーによって色まで違うとは、、 参考になりました。 ありがとうございます。 皆様、ありがとうございました。