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多嚢胞性卵巣症候群とピルの関係、治療方法、妊娠について
- 生理不順や不正出血が続くため婦人科を受診したところ、多嚢胞性卵巣症候群の疑いがありました。
- 卵巣エコーでネックレスサインは見られなかったが、症状によっては多嚢胞性卵巣症候群の可能性はあると言われました。
- 薬で生理を起こさせ、低容量ピルを飲むことで生理が周期的に起こるようになります。妊娠を考える場合には不妊治療も検討する必要があります。
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質問者が選んだベストアンサー
排卵が近い時期にエコーしてもらうと分かりやすいのですが、 エコーは排卵前だったでしょうか? 私は多嚢胞性卵巣で、排卵前にはネックレスサインが毎回見られました。 多嚢胞性卵巣ではありますが、多嚢胞性卵巣症候群ではないので、 ホルモン値は症候群の条件を満たしていません。 多嚢胞性卵巣症候群に、治療法はありません。 原因が分かっていないので、治療ができないのです。 できないというと悲観的に捉えがちですが、日常生活には何も支障がないため、 病気というよりも、体質に近いものだという考え方がされています。 何に支障があるかというと、質問者さんがショックを受けられたとおり、妊娠に関してです。 治療ができないので、妊娠を望んだ時に対処療法的に、排卵を促す注射を打ちます。 多嚢胞性卵巣症候群の人は、たくさんの卵胞が育っていますから、 安易に注射を使うと、卵胞たちが一気に成長して卵巣が腫れたり、 その他辛い症状に悩まされることになりかねません。 その時がきたら、先生とよく相談されて、不妊治療と向き合う必要があります。 多嚢胞性卵巣症候群には、ホルモン値のボーダーがいくつか設定されていて、 LHは、そのひとつに過ぎません。 本当に多嚢胞性卵巣症候群かどうか調べるには、あと数回採血が必要かと思われます。 LHが高いという意味ですが、排卵しなさいという命令を出しているにも関わらず、 なかなか排卵しないことが続くと、命令(=LH)がどんどん高くなるということです。 その原因の一つとして、卵胞がたくさん育つ多嚢胞性卵巣症候群、があるわけです。 卵胞が排卵しそうな大きさに近づくと、排卵しなさいという命令が出ます。 ころあいの大きさの場合は、直ちに反応して、排卵が起こるのですが、 卵胞が小さいと反応してくれません。 通常、卵胞が小さいうちは命令は出ないはずですが、 脳は卵胞の大きさで命令を出しているのではなくて、 卵巣に育っている卵胞の大きさの「合計」で命令を出しているため、おかしなことになるのです。 たくさんの卵胞が育っている状態では、合計が大きくなるため、 「大きく育っている」と勘違いして命令が出てしまいます。 命令されても排卵されないため、命令はどんどん強くなり、LHの値が高くなるのです。 質問者さんが、 ・今は妊娠を望まないので、生理が不規則でも構わない ・規則的に生理が来る方が良い このどちらの考え方なのかによって、ピルを飲む飲まないを決めることになります。 ピルを飲んでも、根本的な治療にはなりません。 (多嚢胞性卵巣症候群であると、仮定しての話です) 多嚢胞性卵巣症候群と決まったわけではないので、ピルを数周期試してみて、 不正出血等の改善が見られるか、観察されると良いと思います。 多嚢胞性卵巣症候群でない場合、ピルで生理を規則的に起こすことによって、 体が本来のリズムを取り戻してくれることもあります。 不妊治療というと、敷居が高く感じられるかもしれませんが、今から悲観的になる必要はありません。 こんなことを書くと失礼かもしれないのですが、原因が分かっている不妊の方が、まだマシですよ。 原因不明の不妊に悩む女性は、たくさんいます。 私は多嚢胞性卵巣で妊娠しにくいと言われましたが、不妊の原因は別にありました。 血液検査の結果、黄体機能不全が分かり、そちらを治療したところ、妊娠しました。 今は2人の子に恵まれています。 あまり心配しすぎないでくださいね。
お礼
丁寧な説明をありがとうございます。 病院には生理が終わってからちょうど一週間後に行き、エコーを見た時に先生から 「これが卵でー」と教えてもらったのですが、白い点が一つ見えただけでした。 その時先生からは排卵がまだ出来てないねと言われました。 ピルについては、やはり何となく抵抗があるのもあって結局先日病院で頂いた薬は飲みませんでした…。 もう一度違う婦人科に行って調べてもらおうかなと思っています。 あと、ピクノジェノールというサプリを飲んでみようかなと…。 すごく悩んでいたのでこんなにも親身に相談にのって頂けて嬉しかったです。 お話とても参考になりました。 petit_maisさん、本当にありがとうございました。