現在の戦車戦術と基本的には同じでもいいはずですが、ミノフスキー粒子のおかげでレーダーが効果的な索敵を行なえません。
現在の戦術としては、陸と空の連携が必須で、戦車は戦闘機や戦闘ヘリの格好の的です。
しかし、レーダー照準のミサイルなどが有効でない場合には、砲撃が確かに有効かもしれませんが、射程の長い重砲は、設置や砲撃までの準備が大変で、正確な砲撃先の照準偵察が必要です。
如何にモビルスーツが大きい存在だとしても、たかが18m程度ですので、何キロも後方から砲撃する重火砲にとっては戦車などとたいした違いはありません。
効果的な砲撃を行なう為には砲門を一定の数以上集中して、偵察照準した地域に浴びせなければ効果は期待できないでしょう。
激しい重砲による砲撃を受けたなら、戦車と同じように即座に散開して移動し、砲撃されている地域から離れるか、砲撃されている方向が明らかなら、遮蔽物の陰に入ればいいのです。18mの人型とはいえ、それより大きな建物や森林、丘などもありますし、伏せるまで行かなくても屈む事で遮蔽物の陰に隠れることも出来るでしょう。一応盾がありますから盾を活用して身を守るという事も出来るでしょう。
対戦車砲タイプの直接照準する砲門では、戦車に対するのと同じで、基本的には待ち伏せ戦術しかありません。
自身は迅速に移動できず、敵は機動力を持つ存在を相手にするわけですから、待ち伏せして先手を取れなければ、動かない的を狙うのは動く的を狙うよりも簡単ですからねw
先手を取って攻撃が成功しても、自分は即座に移動できませんから、残存した敵に発射点を確認されていれば、次には自身が動かない的になるわけです。
また、モビルスーツもそれなりの装甲を持っているわけで、軽砲では装甲を貫通できないでしょうし、巨大な存在の威圧感はかなりのものでしょうから、至近距離になるまで待ち伏せし続けるのは兵士にとってもかなりの勇敢さが要求されるでしょう。
実際、バズーカ砲などで戦車を攻撃するのはかなりの勇敢さが求められる行為のようですから、MSを狙うのは心理的にもかなりのものでしょう。
しかしながら、歩兵が至近距離で軽砲などで関節部やカメラアイなどを狙うのは効果的かもしれません。
ガンダムOVAでも08小隊シリーズが、地上戦闘を描いているので参考になると思います。
補足
みなさま誠にありがとうございます。 とても、楽しく読ませていただきました。 ガンダムはこういう後付解釈を楽しみ考えることにより、 さらに面白くなりますね。 良い時間をいただけて感謝します。