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離婚か別居継続か
- 妄想性人格障害の妻が被害妄想のため別居を求めており、最近は遠方で生活していることが判明した。
- 妻は私に住所を明かさず、電話も着信拒否にしているが、息子とはメールで連絡が取れるようだ。
- 私は妻の治療に協力してきたが、うまくいかず事態は悪化し、妻は調停まで申し立てて離婚を迫っている。しかし、私は妻の治療の道を絶たれさせたくないと考えている。
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- 783KAITOU
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まずあなたの奥さんに対するお気持ちは、離婚はせずに何とかして病気を回復させたい。と、願っていらっしゃるのでしょうか。 病院が付けたと思われる「妄想性人格障害」なる病名、いい加減なものだと思いませんか。思考傾向及び身体的症状を見て病名を付けているのです。薬を飲んでいらっしゃる限り奥さんは社会と向き合えないでしょう。あなたが本当に奥さんの病状を改善させたい。そしてつつがなく年齢にふさわしい生活を送れるようになって欲しい、とお考えなら、薬から少しずつ離れるべきです。 「妄想性人格障害」なるものについての症状は、あなたが既にお書きになっているとおり「妄想」と現実の区別がつかなくなるのです。奥さんの頭の中に浮かぶ妄想（イメージ）と現実が一致しないのです。これは明らかに昔風にいえば「分裂病」なのです。ここでいう分裂とは、奥さんの頭の中のイメージと現実が余りにも合致しないのです。なので、奥さんは自分は何も悪いことをしていないのに、周りが自分を苦しめている。と、解釈しなければ、自分の苦しい辛いことの原因が分からなくなるので益々辛くなるのです。だから、身近な人間、身近なもの、身近な現象を自分を苦しめる対象である。と、認識します。そして、そのものを排除に向かおうとします。 心の問題はこういう抽象的且つ本質的なことを分からなければ、病気の人が表象する事象だけを捉えて何だかんだと判断しているところに大きな誤りの起こる要因があります。病人が表象する事象は疑いのないものですので誰の目にも明らかになります。それが、病気の原因であるかのように捉える人もあるので心の病の難しいところです。しかし、大元の原因を正しく分からなければ心の病は解消しません。奥さんの症状を少しでも軽減させ、時間を掛けて快方に向かわせるには、奥さんの話しを聞き続ける以外ありません。話しの聞き方にもコツがあります。何故聞くのか、です。それは、奥さんご自身のイメージと現実が分裂している、という事を気づいてもらうためです。心の問題は、自力がものすごく大切です。他力では解消できない、と言っても過言ではありません。 あなたが、離婚を選択されて（協議以外の離婚は、奥さんが不自由しない程度の生活の保障が得られなければ難しいです）奥さんと話し合われて離婚された場合は、離婚後についての心配は無くなるでしょう。しかし、離婚されても奥さんの病気は改善しません。奥さんは又、新たな不都合を見つけます。私が相談に乗っていた23歳の男性ですが、この男性自身は病院に行って薬をもらって飲むのに抵抗があったのです。しかし、母親がどうしても病院に行きなさいと半ば強制的に連れて行く状態で病院の世話になっていました。 そして、強い薬を処方され続けたのでしょう。最初は電話で普通に会話できていたのですが、1年2年と経過するに従ってその男性が発語する言葉が、不明瞭になりました。私がその不明瞭な発語になったときに聞いたものです。「薬を飲んだばかりなのでしょう、と。」そうすると、そうです。どうして分かるのですか、と聞くので「少しろれつが回らない状態なので分かります」と、いった会話をしていました。その後も母親のすすめで薬を飲み続けたのです。その内に、自分が色んな妄想を浮かべるようになったのでした。自宅のサッシのドアに傷がついていてそれがいつまでも放置されているから、字分は心の病にかかってしまったのである。と、いうようになりました。 こうなったので母親は益々薬を飲むように薦めました。同時に母親はサッシのドアを新しい物に替えたのでした。そうすると今度は、家の近くにある用水路に革靴の片方が捨てられている。こういうのが私を苦しめる原因である。と、いうように今度は捨てられた革靴に病の原因があるかのように乗り換えたのでした。ここまで来ると、今まで何とかアルバイトにいけていたのですが、いけなくなったのです。そうすると益々母親からの病院通いと薬を飲むように半ば強制的に進められたのでした。その後、彼から電話がなくなったのでどのようになったのかは分かりませんが、多分、入院させられたのではないか、と思っています。 あなたの奥さんも、心の中の思いを聞いて欲しいのです。これは心の病を抱えている人全員に共通する事です。そして、聞くことを丁寧にやると、心の整理が出来て治る確率が非常に高くなります。しかし、聞く人は最初、相手がとても信じられないような矛盾したこと、有り得ないことなどを話すので、聞き続けられないのです。カウンセラーでも知識の無い人が非常に多いです。 その結果どうすれば良いのか分からなくなってとりあえず精神科の医者に診てもらおう、となります。医者は薬か注射でもって治療をします。事、心の病に関して薬とか注射が本当に効果があるのかは未だに疑問です。何故なら、後悔している人が私の周りにも沢山いらっしゃるからです。医者が出す薬はどのような薬でも最終的には「脳」に作用させる薬です。心の問題を考えれば脳の何処にどのように効かせているのかはアキラかです。 余計な話しが長すぎました。 あなたの奥さん、病気の回復は見込めない。と、判断されるのなら、奥さんの希望通り離婚を受け容れられ、離婚後の奥さんの人生に関わりを持たない生き方をされるのも善です。反対に、可能な限り心の病の回復を期待して努力をしよう。と、お考えになるなら、当初申し上げましたとおり出来る限り薬に頼らずに、そして、毎日規則正しく生活をしながら日常を送れるようになるために、今現在奥さんが抱えていらっしゃる不平、不満を始め辛さ、苦しさ、寂しさ、等の怨念についても洗いざらい語ってもらうことです。そこから奥さんの心の病の解消は始まります。 悩めるあなたへのメッセージ。 あなたと奥さん、そして、奥さんの病状、子どもさんのこと等々を、特に奥さんの病状を従来通りに捉えず、違う角度、方向、距離から再度見直してみる。そして、奥さんの病状回復の努力を期限を切って実行してみる。その結果、快方の兆しがなければ離婚を決断する。と、いうようなことで如何でしょうか。今回の奥さんが離婚をしてくれと迫っていらっしゃるので離婚に応じる、というのは、奥さんの病気に対して受け身で無力、余りにも情けない気がします。夫として今一度の努力があッた結果の離婚ならあなたの人生に奥さんのことが負担としてのしかからないように思いますが、如何でしょうか。
お礼
ご回答ありがとうございました。 勿論、私は離婚はせずに妻の障害が回復に向かうことを願って出来る限りの努力をしたいと思っています。 この障害が必ずしも薬効を期待できないことも医師から説明を受けております。医師もカウンセリングを主とした治療を行っていました。しかし、症状は次第に悪化していきました。 他の医師のセカンドオピニオンも色々と伺いましたが、投薬治療は絶対に必要という所見も多くありました。幸か不幸か、妻は投薬を頑なに拒否しており、自分は抑うつ神経症だといい、軽い安定剤を処方していただいているだけです。 アドバイスいただいたことは、とても参考になりました。 いずれの結論になろうとも、夫として悔いの残らない努力をしょうと考えております。
離婚する事で奥さんの病気が治ると思います。
お礼
ご回答ありがとうございました。 できれば何故離婚すれば妻の症状が治るとお考えなのかご回答いただければ有り難いです。 別居したことで妻の妄想は息子に向かうようになりました。 離婚すれば更に多くの人に妄想をいだくようになるのではと心配しています。
お礼
ご回答ありがとうございました。 離婚したら私の責任放棄になるのではという思いが強く今まで頑張ってきましたが、ご回答を読んでなんとか妻はやっていけるのだと安心いたしました。 息子もいますので、いざという時は息子が助けてくれるでしょう。 離婚して妻の願いをかなえてあげることが正しい選択なのではないかと思い始めています。