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レーシックの技術
最初にレーシックの手術が行われたのはロシアだったような気がして、調べてみたのですが、ギリシアだったのですね。 専門的な説明をしていただいても、なかなか理解できないとは思うのですが、当初より技術はかなり進歩しているのでしょうか?(ざっくりとした質問で申しわけありません。) 成功率などという数字も(数字はマジックだと思っているので)あまり参考にはならないと思うのですが、息子に手術を受けさせるかどうかで迷っています。どのタイミングで決断するのか、過去の質問もまたじっくり読ませていただきたいとは思っていますが。
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最初のレーシックの技術と比べると格段に進歩しています。 非常に長くなってしまいましたが、ご覧いただけると幸いです。 レーシック手術には、大きく分けると2つの工程があります。 ■1つ目は、角膜の表面に蓋(フラップ)を作る工程です。 以前は、マイクロケラトームというカンナのようなもので、手動でフラップを作成していました。 現在は、フェムトセカンドレーザーでフラップを作成をするのが主流です。 このフラップ作成がマイクロケラトームからフェムトセカンドレーザーで行えるようになったことが、大きな進歩の1つです。 これによりフラップ作成もコンピューター制御によってフラップが作成でき、フラップの厚みや角度、フラップを支える部分(ヒンジ)の位置などを、一人ひとりに合わせてオーダーメイドすることができ、より安全で精度の高い治療が可能になりました。 参考:イントラレースとマイクロケラトームの比較 http://www.kobe-kanagawa.jp/documents/global/000311.html ※アメリカINTRALASE社製のフェムトセカンドレーザーを用いてフラップを作成するレーシックを『イントラレーシック』と呼びます。 ■2つ目は、近視・乱視・遠視を矯正する工程です。 1990年当初からエキシマレーザーで矯正をしておりましたが、格段に矯正精度が高くなりました。 例えば、当院で使用しているレーザーは7世代目の最新機種ですが、エキシマレーザーの進化にともない、術後成績も向上するという結果が出ています。 また視力回復だけでなく、見え方の質をも追求するようになったのも大きな違いです。 今までは、メガネやコンタクトレンズと同じように、0.25D単位でしか矯正できませんでしたが、現在は0.01D単位で測定でき、その検査結果からデータを作成することで、一人ひとりの眼に合わせたオーダーメイドの矯正ができるようになりました。 オーダーメイドで矯正が出来るため、一人ひとり異なる角膜のわずかなゆがみまで矯正し、見え方の質の向上や、手術直後に見られる夜間の光のにじみ(ハロー)やまぶしさ(グレア)を大幅に軽減させることができるようになりました。 参考:アイレーシックについて http://www.kobe-kanagawa.jp/menu/i-lasik.html 参考:アイデザインレーシックについて http://www.kobe-kanagawa.jp/menu/idesign.html ご子息様のご年齢がわかりませんが、17歳以下ですとレーシックは受けられません。 代わりに、オルソケラトロジーという視力矯正方法がありますので、ご参考にしてください。 オルソケラトロジーは、寝ている間にコンタクトレンズを着け、起きている間は、裸眼で生活することができるようになる矯正方法です。 参考:オルソケラトロジー http://www.kobe-kanagawa.jp/menu/orthokeratology.html
お礼
ご丁寧な回答をいただきまして、ありがとうございます。 機器の進歩だけでなく、見え方の質も追及しているなど、知らないことばかりでした。 また寝ている間にコンタクトを装着する方法にも、ともて興味がありましたので、じっくりページを見させていただきたいと思います。 年齢は今年19歳になりますので、問題なさそうですが、本人の気持ちもありますので、ここで回答いただいた情報を参考にしてまた考えてみたいと思います。 本当にありがとうございました。