不安なのはわかります。
そして、働くことのイメージが湧かないのも充分わかります。
日本の教育は、働くことに全く無頓着です。
義務教育を終えてもなお、「誰もが何らかの形で苦労して働いて、個々の生活を自分で支えなければいけない」と理解している人がどれほどいるでしょうか。
少なくとも私は大学を卒業するまで考えられませんでした。
働かなくても、頑張らなくても、生きていけると思っていました。
前置きが長くなりましたが、中居の仕事が忙しく大変だったら挑戦をやめるんですか。
だったらやめましょう。
今から親に土下座して、心を入れ替えて専門学校にもう一度きちんと通いますと宣言し、卒業しましょう。
その方が中居の道を選択するより、客観的に見れば何倍も「大変じゃない」し、「楽」です。
そもそも、ただ楽に生きるだけならばいくらだって選択肢はあります。
最終的には生活保護だってあります。
楽ですよ。生きるのに充分なお金を、働かなくてももらえるんですから。
けれど多くの人はまず、生活保護には罪悪感を持ち、そこに至らないよう努力します。
その中の多くは、仕事以外の生活を充実させようとある程度高い所得を目指します。
ただ生きるだけではない、自分の望みを叶えようと必死になる者もいます。
みんな、それぞれに苦労をします。
生きるのは大変です。
何も願望を持たなければそんな苦労をする必要もないのに、何故かみんな願望を捨てようとしませんよね。
しかし逆に言えば、願望など捨ててしまえば人生など楽極まりないのです。
あなたはどうでしょう。
大変な思いをするのが嫌だからと言って願望を捨てられるのなら、そうすればいいのです。
それともうひとつ。
中居という仕事が「楽だ」などという人は恐らくいないと思いますが
ただ一言「大変」とは言っても、大変って一体どのくらいを基準にするんでしょうね。
総理大臣よりは忙しくないと思うんですが。
スーパーの店員よりは忙しいかもしれませんけれど。
でも、クリスマスのケーキ屋さんに比べたら楽かもしれません。
でももし、忙しくはないけれど一日中ただ黙って部屋でじっと何もしないでいればいいみたいな仕事があったとして、あなたはそれをやりたいんでしょうか。
色々考えるのは良いと思いますが、まずはやってみることだと思いますよ。