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エヴァのオープニングの絵(イラスト?)

エヴァのオープニングに出てくるイラストというか絵というものが何なのか最近気になっています。 恐らく宗教的な物なのだと思いますがよく分かりません。 まず、最初に出てくる羽というか手足というかがたくさん生えた、顔はサキエルのイラスト。 その次に出てくる根っこがたくさん生えている木のようなイラスト。 最後に丸が10個くらいあってそれぞれ線の様な物でつながっているもの。 この3つが何なのかよく分かりません。 最近エヴァの哲学的な要素を色々と考えているもので・・ 分かる方よろしくお願い致します。

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noname#155689
noname#155689
回答No.8

EVAは旧約聖書の基本設定から「ヒトは生命の樹より知恵の実を手に入れたが、これは原罪であり楽園(エデンの園)を追われた」「神は使いの徒に、ヒトが再び生命の樹に近づけないよう邪魔をさせた」「知恵の実と生命の実を合せ持つと、神に等しいモノになれる」を踏襲しています。さらにEVAは、ユダヤ教の密教でである「カバラ」とキリスト教の異端である「グノーシス」をモチーフとして多用しています。 「カバラ」は「伝承」の意で、モーゼが神より授かり秘法として人づてに伝えられたユダヤの密教とされます。カバラによると、神は自ら「セフィロト」と呼ばれる光を放ち、この宇宙を創造したとされます。この光は全部で10個あり、「生命の樹」と呼ばれる象徴的体系図として描かれています。これは後に魔術師達がヘブライ文字や数値、タロットカード等と対応させて、一種のマンダラとして扱われるようになりました(生命の樹はエヴァのあちこちで散見されます)。次に神はこの生命の樹を4つ造り、宇宙を4つの界層に分けました。最上階は「神性界」と呼ばれ、ここでは私達の魂は神人とひとつになって全ては調和を保っています。その下は「創造界」と呼ばれ、ここでは魂が個々に分離し、「他者」を意識し「自我(ego)」が芽生えます。その下は「形成界」と呼ばれ個々の魂は「男」と「女」に分かれます(旧約聖書では形成界=「エデンの園」とされます)。そして最後に私達の住む「物質界」があります。ここでは男女の魂が肉体を獲得し、故に様々な「自意識(欲望)」で悩まされるようになります。カバラの詳細は、たとえばコチラを。 http://www.linkclub.or.jp/~piari/mohze.html 次に「グノーシス」ですが、キリストの思想が「原罪を追ったヒトは、贖罪し、始源に還り、新生するべきである」というものであるのに対し(「始源に還り」がカバラの「神性界」に戻ることだと考えれば、キリストの思想はゼーレのシナリオに沿った「人類補完計画」であると考えられます)、グノーシスは簡単に言ってしまえば「知恵の実と生命の実を合せ持つと、神に等しいモノになれる」のであれば、あとは生命の実を手に入れ、自らが「神に等しいモノ」にばればイイ、とするものです(これは碇ゲンドウのオリジナルのシナリオによる「人類補完計画」であると考えられます)。グノーシスとは「叡知」を意味し「贖罪ではなく叡知によって人々は真の神に同化できる」という思想を持ちます。グノーシスの詳細は、たとえばコチラを。 http://member.nifty.ne.jp/Khoora_Mirandaas/gnosis0.html

その他の回答 (7)

  • etwas
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回答No.7

『根っこがたくさん生えている木のようなイラスト』  これは『Yggdrasill ユグドラシル(世界樹)』です。  世界樹とは、宇宙を一本の樹木に例えた一種の宇宙概念図です。その図は、根・幹・(上に向かう)枝の3つの部分に分けられ、それぞれ、地下世界・現在世界・天上世界を表します。 『丸が10個くらいあってそれぞれ線の様な物でつながっているもの』  これは『Sephiroth セフィロト(生命の樹)』です。  セフィロトは10の円と、それらを結ぶ22の線で構成されています。カバラに関する有名な『イェツィラの書』で「神聖にして永遠の存在(創造主)は、32のありがたき知恵の道に、数と文字と音により自らの名を刻んだ」とあります。この『32のありがたき知恵の道』と言うのが、10の円と22の線であり、これによって世界の全てを表す事ができる、と言われています。  私はこのように解釈していますが、沢山ある解釈の一つだとも思っていますので、『世界樹』『セフィロト』などで検索されると、色々読めて面白いと思います。

  • furuichi9
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回答No.6

>ケルビム セカンドインパクトの巨人ですね。すいません。 かってに改竄してしまいました。

  • furuichi9
  • ベストアンサー率26% (80/303)
回答No.5

天使学や宗教学は独学ですので、アドバイス程度に。 >生命の木 NO.4さんの言う通りです。知恵の実を食べたからアダムとイヴ(しいて言うなら人間が)が追放されたのではなく生命の木(実)に到達するのを恐れ追放したのです。 >ケルビム 天使ですがケルビム、サードインパクトの化物、EVAの羽がそれぞれ4枚です。同一の物を指すのかというとそうでもないのですが「天使」の表現方法だと思います。

  • pre
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回答No.4

私自身、伝承や哲学にあまり詳しいわけではないですが…… >最初に出てくる羽というか手足というかがたくさん生えた、顔はサキエルのイラスト。 智天使ケルビムです。 天使の階級の上から2番目。単数形ではケルーブと呼ばれます。 伝承ではサキエルはこのケルビムの1人で、イラストの顔がサキエルなのはそのためと思われます。 旧約聖書の「創世記」では、アダムとイヴが知恵の実を食べた後、さらに2人が「生命の実」を食べることを危惧し、生命の木をこのケルビムに守らせたとあります。 生命の実を食べた人間は不死となって神の域に達することになりますので、ケルビムは「人が神に近づくことを阻む者」、即ち使徒と解釈することもできます。

  • disease
  • ベストアンサー率18% (1239/6707)
回答No.3

あれは元になったものがあります。 たしかカバラというものだったと思います。 たくさんあるキリスト教の内のグノーシス主義というのが関係しています。 「カバラ」「グノーシス」で検索するといろいろヒットしますよ。

回答No.2

>丸が10個くらいあってそれぞれ線の様な物でつながっているもの、というのは木の方じゃなく何かのタンクみたいな形をしたものの方です。 それが「生命の樹」です。 一番下の丸が我々の住む「人間世界」、一番てっぺんが「神の領域(のようなもの)」を表し、我々が神に近づく、あるいは神の力が人間世界にどのように伝播するか、を表す図形になっています。

ai-n
質問者

お礼

そうなんですか。わざわざ2度も書き込みしていただきありがとうございます。 考えれば考えるほどエヴァって難しいんですね~

回答No.1

>後に丸が10個くらいあってそれぞれ線の様な物でつながっているもの。 これはユダヤの神秘思想で「生命の木」といいます。 「魔術 神秘思想 生命の木(樹)」で検索をかけるといっぱいヒットしますよ。 丸の一つ一つに意味があり、人体や天体、タロットやチャクラなどに対応しています。 アレイスター・クロウリーや「黄金の夜明け」なと゜の魔術文献に詳しいので、そのあたりも探してみると良いかも知れません。

ai-n
質問者

お礼

生命の木ですか~劇場版でも出てきましたね。 丸が10個くらいあってそれぞれ線の様な物でつながっているもの、というのは木の方じゃなく何かのタンクみたいな形をしたものの方です。 それを生命の木っていうんですか?

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