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生みの親と育ての親が違う場合の、それぞれの呼称は?
実際に呼びかける場合、思いを馳せたり回想する場合、第3者に説明する場合など、状況によって呼称、表現はどうなりますか? 「母さん、晩メシまだー?」 『父さん、いまどうしてるだろう?』 『あのとき母さん、凄いオナラしてたな』 「父さんの好物は〇〇でさー」 といった会話、思考をするとき、生物学上の親と育ての親がイコールならそのまま父さん母さんといった単語を使うと思いますが…。 死別、離婚、再婚、シングルマザー、シングルファーザーなどの事情で生物学上の親と育ての親が違う場合はそれぞれ違ってくると思うのですが、どういう表現になるのでしょう?
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生物学上の親と育ての親が違う場合は… ・まず他人との会話の中では… つまり、実母(生みの母)、継母(育ての母)、実父(実際に血のつながった父)、継父(育ての父)、これらを表現の上でどう区別して相手に伝えるか…ということですよね。 ・公的な場面では… 「その〇〇というのはわたしの実母の名前です」 「私が今、父と言っているのは、今の父、つまり継父のことです」 「その〇〇というのはわたしの生みの母の名前です」 「私が今、父と言っているのは、現在の父、つまり育ての父のことです」 ・普通の会話の中では… 「私を生んだ本当の母は亡くなりました、私を引き取った、つまり育ての親はともに今も健在です」 ・つぎに実母、実父、継母、継父と直接会話する場合は… つまり、目前に居て語りかける相手である親にたいしては、実母、実父、継母、継父ともに、みんな同 じ語りかけになります。 継母に「ああ腹減った、母さん、晩飯まだぁ」 実母に「ああ腹減った、母さん、晩飯まだぁ」 実父に「父さん、風呂わいてるぜ」 継父に「父さん、風呂わいてるぜ」 ただ、実父母、継父母のどちらかに疎遠感だとか遠慮のような感情がある場合には、言い回しに幾分他人行儀なぎこちない丁寧語などが混じるようです。 ・継父母に向って実父母のことを話題にした場合、また、その逆の場合… 継母に「そりゃ、たまには、『あの母さん』がどんな人だったのかなぁって考えることもあるさ」 実母に「うん、『今のおふくろ』も結構良くしてくれてるよ、心配しなくていいよ」 実父に「『今の父』だって割りの良い仕事にはなかなか就けなくてね」 継父に「うん、『あっちの親父』も元気そうだったよ」 こうした場合は、とかく目前の親に対して話題側の親のことを言う場合は、どこか目前の親に対して遠慮が働くように思います。また、話題側の親に嫌悪感など特別の感情を抱いている場合には、それなりに言葉づかいも変わってきます。 ・総括… 結局は実父母、継父母であってもさほどには変わらない。ただ、はっきり区別しなくてはならない場合にのみ「生みの…、実の…、今の…、といった言葉が付けられるだけのように思います。 また、区別する際には「神戸の母」、「横浜の父」などと住んでいる都市など地名で区別するという例もよく見かけます。
お礼
いわれて見れば、父方と母方の祖父母の呼びわけに通づるものがありますね。 詳しい解説をありがとうございました。