ウチは
付き合い~同棲~結婚~出産(現在1才女児の子持ち)
・・と10年くらいたつでしょうか・・・
子供を産んでからのここ1年強、
私の生活は激変しました。
よく聞くセリフで
「子供を産むと女は強くなる」
「産後は女房を女と思えない」
「産後はセックスレスになる夫婦が多い」など・・・
出産前、「主人の世話」だけ
甲斐甲斐しくしてれば済んでた頃に
そんな事を聞くにつけ、
「悲惨だなぁ・・・(-_-)そうはなりたくないし
そんな夫婦もいるんだなぁ・・・」
など、まるで他人事か悪妻かのように
思ってました。
しかし現在、なぜ良く聞く話か理解しました。
自然の流れとすら思います。
「子育て」というものが予想以上に
「妻」への負担が大きいと実感したからです。
そして
「一見そんなに大変に見えない育児」が
実は「とっても精神的に辛い事が多く」
その事を「ダンナさん」は「意外に理解してくれない」
・・ということが多くの原因を占めてると
思うようになっています。
その「理解されづらい育児の辛さ」を
解かってもらいやすく例えてみますと・・・
ある日、突然、会社からあなたに辞令がでました。
「新種の優性卵をにわとりにする
プロジェクトリーダーを任ず」
何も知らないあなたは、一生懸命
「卵の孵化の仕方」などの本を読み勉強します。
本によるとこの「新種卵」は
「人肌温度で約10ヶ月温め続けると孵化する」
とあります。
あなたは「ヘソ」のくぼみを利用し
卵を温め始めます・・・
帯びで固定し、24時間気をつけ卵を
温めます。
日常生活はとても不便ですが、仕方ありません。
気を使ったり、慣れない姿勢でへとへとですが
あなたの奥さんはいつもと同じ様に接します。
「あなた、トイレの電球変えて」
「疲れてるんだよ・・・自分でしてくれる?」
「あなたの仕事でしょ?」
なんとか10ヶ月経ち、孵化に成功します。
産まれたヒナはあなたにしか、なつきません。
ちょっと姿が見えないと、ピーピー泣きます。
少したち、ヒナはひよこになり
ちょこまかと、激しく動きまわり
部屋中荒らします。
片付けても、すぐまた、荒らします。
よく動き悪さするので目が離せず
トイレも食事も風呂も常に急いでします。
ゆっくりTVなどみる暇はありません。
その横で奥さんはゴロンと横になりTVを見て
笑ってます。
「おい、たまには面倒見てくれよ」
「だってあなたにしか、なつかないし
それは、あなたの仕事でしょ?あ、そうそう
ドアの具合が悪いトコあるんだ、後で直してね?」
「・・・・俺が忙しくて疲れてるの
解からないのか?手一杯なんだよ、ひよこの世話で
自分でやってくれよ!!」
「だってぇ~・・・急に言われても
やり方知らないし、あなたがした方が早いしぃ~
あ、そうだ、明日の晩、仕事先の飲み会があるから」
・・・・あなたは、もうあきらめます。
「理解してもらう事」を。
妻は妻で仕事があって疲れてるし
これは俺の仕事だから頑張らないと・・・と。
しかし、日々のストレスは溜まる一方。
妻にやつあたりで憎まれ口をきいたりします。
「おまえはいいよな!仕事は大変とはいえ
成果やキリがつくし、俺の仕事なんか
休みなしの24時間なんだぜ!!あ~あ、うらやましい」
そんな日々を重ね、
あなたは「自分の辛さ」を理解してくれようと
思わない妻に嫌気がさし、
妻は口を開けば文句ばかりの夫に嫌気が・・・
気付けば、あなたは「ひよこの世話」のせいで
ストレス食いや身なりをかまう余裕もなく
中年太りの着のままねずみ・・・
そんな折り,更に会社から追加辞令が
「もう1個新種優性卵をにわとりにせよ」
あなたは、24時間ひよこの世話をしつつ
また、ヘソで卵を温め始めます・・・
さすがに「大変そうだね」と思って妻が
「たまに」ひよこと遊んでくれるようになります。
日曜大工も「たまに」妻がしたり・・・
そして言います「私って結構手伝っていい妻よね」
ひよこには、少しにわとりの白い羽が生えはじめた
部分がでてきました。
にわとりまでもう少しです。
2個目の卵もなんとか無事孵化しました。
2度目なので少しは要領はいいですが
物理的大変さは増えてるのは事実です。
あなたは2匹のひよこの世話で
随分、たくましくなってます。
「2つの命」を預かってるのです。
時に「待ったなしの病」になったり
所かまわずフンをするのをとったり
たべやすいエサを作ったり・・・
少し大きくなると、その時々の
「飼育方法」などが難しく妻に相談しようと思うと
「う~ん・・・あなたに任せるわ」
・・・あなたはまたもや失望します。
「所詮、当事者でないと本気で悩まないんだな」
そんな折り、またしても追加辞令・・・
「3個目の優性卵を孵化せよ・・・」
「2匹のひよこの世話」と「へその卵の保温」と
「妻の頼み事」をこなす毎日が始まります・・・
自分も随分年をとり、疲労回復力は衰えてきました。
しかし、おおきくなっていくひよこたちの世話は
途中で辞められません。
なんとか無事3匹目も孵化に成功・・・
慣れてるとは言え、疲れる事に変わりありません。
最初のひよこは間もなく、にわとり・・・
しかし、色々飼育方法に複雑な悩みはつきません。
3匹の命の世話・・・
強く、たくましく、時にずうずうしくなければ
こなしていけない日々です。
時に妻がぼそっと・・・
「あなた・・・ずいぶん、図太くなったわよね
・・・おじさんね、もう」
・・・あなたは思います。
「ああ、俺は命を3匹も育て、色々変わったが
妻はそんなに極端な生活変化はないんだなぁ・・・
俺がなんで、変わったか、変わらざるを得ないか
きっと妻には理解できないんだろうなぁ・・・」
・・・長々と作文ですみません^^;m(__)m
この作文の中の「夫」が
「妻」を「好きになる」には
どうするのがいいと思われますか??
あなたの遺伝子を半分引き受け、
自らの肉体を酷使し、子を誕生、生育させ
あなたの奥さんは「たくましくなった」のです。
奥さんはまだまだ、途中ですよね、生育の・・・
まだまだ、忙しい毎日を送っています。
感謝していますか?
そして、その気持ちを伝えているでしょうか?
結婚10数年で、高校生のお子さんがいるなら
「お子さんのいない時期」は少ないですよね?
産後~現在、そして、3人目のお子さんが
成人するまで、まだまだ、奥さんの「大変」は
続きます。
自分に余裕があったり
感謝されてる、という事が
「可愛げ」につながる・・と私は思うのです。
奥さんに比べたら、
まだまだ楽な育児をしてる身の
勝手な想像(妄想^^;?)をつらつらと
すみませんでした・・・・
お礼
わかりやすいような 複雑な気持ちになりました みんな 同じような気持ちになってる事が多いんだなあっておもいます。
補足
ちなみに もうずいぶん SEXレスです いつからかなぁ~ 今年になってからは間違い無く無いし・・・ 同じ部屋で寝てるんだけど・・・