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アスペルガー症候群の人に寄り添いたい
- アスペルガー症候群の男性に片思いしています。彼の個性的で博識な魅力に惹かれていますが、彼自身がアスペルガーかもしれないと話しています。私は彼の支えになりたいと思っているけど、知識や経験に乏しいため心配です。
- 彼がアスペルガー症候群であることを知り、彼自身も自覚し、対応方法を模索しています。私は彼の友人として彼を支えたいと思っていますが、自分には十分な知識や経験がないことに不安を感じています。
- 彼が自身の問題を自覚し、専門家のカウンセリングを受けることを考えているようです。私は彼の気持ちを受け止め、関わりを持ちたいと伝えましたが、彼の寄り添い方には不安を感じています。私自身もアスペルガーについて学び、彼と一緒に考えていきたいと思っています。
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私はアスペルガーです。アスペルガーとは知的障害のない自閉症です。 成人以降に診断を受けまして、五年以上経過しました。障害者認定は受けていません。これは軽度であるという意味でなく、私自身の生活に必要ないと自己判断したに過ぎません。重度軽度の度合いをどう見極めるかとなれば、本人の社会性への適応に苦しみが大きいか小さいかですが、発達障害の場合は軽度であればあるほど適応への苦しみが大きいといえます。 アスペルガーには、「空気をよむ」という概念が存在しません。その概念が存在しないのですから「空気がよめない」という概念も存在しないのです。ですから、アスペルガー本人はこのことに悩んだり苦しんだりしません。アスペルガーではない多数派の人達がアスペルガーに対峙したときにこの悩みを持つのです。つまり発達障害とは、障害者といわれる人とそうではない多数派の人との間にある問題だといえます。空気をよみたがる多数派が、よまない少数派に障害(問題)を押し付けた場合に少数派は障害者とくくられます。 何故、軽度であるほど苦しみが大きいかというと、この多数派との間にある問題に気づきやすく、そのことを自分の問題であると引き受けるからです。であれば悩みが生じ自己評価が低落して、行動力が損なわれます。現日本社会では過剰に空気をよみ共有したがる土壌がありますので、少数派も過剰に障害者として評価される傾向があるといえます。 多数派は多数派であることに担保された性質を備えますので、概念の存在を許容しない少数派を否定したいと願う傾向があります。多数派の性質の存在意義が危ぶまれるからです。。少数派は少数派であることを常として、淘汰を生き延びてきた事実があるので、多数派の存在意義を保証しません。これは社会の勢力の問題でもあります。相互理解はどちら側にとっても難しいのです。これが、あなたが知るべき問題です。 彼がアスペルガーであれば、共有認識に依存しない人なので、あなたの理解を過剰に求めません。ですが、あなたは求めます。彼の理解者としての自身の心情の理解を彼に求めます。これがあろうとなかろうと、彼はそのことに気づかないで過ごせますが、あなたは辛くなるでしょう。 かといって、アスペルガーが人との関わりが希薄な人種というわけではありません。概念が存在しないゆえに、実論的なこだわりの強いアスペルガーは、様々なものに強烈な愛着を持ちます。それはアスペルガー本人の実論的発見なので、覆えされることが少なく継続します。この対象には人も含まれます。利害を求めない愛着は時には対象者を恋人として、友人として、家族として、同僚として、有意に幸福にする関係を築きますが、愛着が利害そのものになされた場合は、対象者は悲惨です。この見極めは大切でしょう。あなたはこれを避ける為に、彼の理解者であることを口に出してはいけません。理解という利害に愛着を差し向けることになるからです。 あなたはあるがままの自身の存在を表現し、彼がそれを好ましいと思うか思わないかでしか、友人となり得ません。アスペルガーにとって、愛着外の人は知性を持った壁でしかありません。 また、彼をアスペルガーとするのは早計です。発達障害の在り方は様々です。私の見解では、同類でないという可能性の方に強く動かされます。彼自身が空気がよめないことに悩んでいるからです。例え軽度な人でもこのような悩み方は、珍しいといえます。ADHDを疑ってみては?以上です。参考にされたし。
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- takasi7987
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私の子供はアスペルガー症候群です。 小さい頃はかわいかったのですが、 大人になるにつれていろいろ大変になってきました。 最近は大分改善されてきたので、私としても安心しています。 25年間育ててきた立場からアドバイスさせていただくとすれば、 とにかくその人の特徴を理解することが大切です。 アスペルガーの大人といってもいろいろな特徴があるので。 そういった特徴を理解してから寄り添うようにすれば、 より彼の心の支えに慣れると思いますよ。 頑張ってください!
お礼
とてもわかりやすい説明で参考になりました。 息子さんの楽しそうなお姿がみられてなによりです。。本人の努力はもとより、ご家族や友人など周囲のサポートがとても大切だということがよくわかりました。 今の彼はまだ自身の事を受け入れることができていないように思えますので、自身の問題を自己受容できるよう支えることと、彼の特徴を理解できるようかかわっていきたいと思います。 ありがとうございました。
お礼
感慨深い文章でとても参考になりました。お時間をさいていただいてありがとうございます。 >>彼の理解者としての自身の心情の理解を彼に求めます。これがあろうとなかろうと、彼はそのことに気づかないで過ごせますが、あなたは辛くなるでしょう。 確かに私は彼に、彼の理解者になりたいという思いを抱き、それが受け入れられない場合や、共有認識に依存しない・・・私の理解を過剰に求めないということになると私はきっとつらくなると思います。 そして彼はきっと気が付かないんですよね・・・ >>あなたはあるがままの自身の存在を表現し、彼がそれを好ましいと思うか思わないかでしか、友人となり得ません。アスペルガーにとって、愛着外の人は知性を持った壁でしかありません。 私が彼の心情を聞いてまだ日は浅く、私自身ももっとありのままの自分を出し、彼がそれを受け入れてくれるかどうかを、もう少し時間をかけて見極めたいと思います。 もし私の存在が彼を苦しめるものになるのであれば、その時は関わりを避けようと思います。 もし私の存在が彼に少しでもプラスな面をもたらすことができるなら、見返りを求めない覚悟の上でそれでも寄り添いたいという気持ちです。