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DTMの勉強中に悩んでいます。今のDAWソフトは合っているのか、新しいバージョンを買うべきでしょうか?
- 私はDTMの初心者で、「Singer Song Writer Lite 7」を使って勉強していますが、自信がありません。
- 「SSW」はMIDIは良いですが、オーディオは評判が悪いです。他のソフトへ移行すべきか迷っています。
- 「Singer Song Writer Lite 8」の発売も迫っていますが、今のバージョンを買った意味がない気がします。皆様の意見を聞かせてください。
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将来的にSingerSongWritierでは…と考えるのは分かりますが、仮にオーディオの性能が良いDAWに乗り換えてもそれを使いこなせたり音の違いを聴き分けられるだけの耳がなければ宝の持ち腐れになってしまいます。 ちなみにSSWのオーディオが弱いというのは編集機能の数などであり再生精度による圧倒的音質差ではないと思います。 しかし機能数=使いやすいというわけではなく、その機能の中から自分なりの使いやすい方式を取捨選択してゆくことになります。 逆に言えば的を絞った機能だけで構成されているDAWは”それさえ覚えれば極められる”とも言えます。 また、あなたがやりたいようなボーカロイドを利用した音楽制作であれば、そもそも音質面での精度を求めても、サウンドクオリティーを上げるためには音源であるボーカロイドが高音質化しない限り無理なのです。 たとえばDAWが96KHzのオーディオデータを扱うことができますよと言われても、ボカロの素材はもっと低いレートで構成されていますので、DAWの最高音質でプロジェクトを制作したとしてもアップコンバートによる音質劣化が生じてしまいます。 (これはバックトラック制作に使用するソフトシンセも同じです。48KHzでサンプリングされている音源を96KHzでバウンスしても高音質化できるわけではなく、却って劣化するだけです) ボーカロイドだけに特化したいなら、Cubaseが良いと思いますよ。 というのもCubaseそのものの使い勝手があなたに合う合わない(難易度が高い低い)はともかく、ボーカロイドをCubaseの中に内包させる形で制作が出来るからです。 今、SSWを用しているということですが、SSWの中にボーカロイドそのものを音源として起動させることはできませんから、SSWで伴奏データを制作して別途ボーカロイドエディターを起動してボカロデータを作成、吐き出したデータを再びSSWにインポートしてミックスダウンすることになります。 しかし、Cubaseは今後のバージョンでCubaseの中にボーカロイドエディターがドッキングされますので、一環した制作スタイルが構築できます。 これは今後他社製品で実現させるのは難しいと思います。 というのもCubaseを制作しているスタインバーグは現在はヤマハの傘下にあるからこそ成し得たことだからです(逆にヤマハが以前オリジナル開発していたXGWorksやSOLといったDAWは現在はCubaseにとって代わる形で事実上消滅していますので、ヤマハ側としてもCubaseやNuendに絞っていると考えて良いでしょう) ただ、「ボカロは別途エディター起動するから別にいいや。それよりDAWの使い勝手や音質を重視したい!」というのであれば、SONARもアリです。 SONARの場合、日本ではローランドが輸入代理店になってからシェアを伸ばしましたが、cakewalk社のDAW開発はDOS/V時代にまでさかのぼり、非常に高度なエンジンを保有しています。 内部64bit処理の実装は6・7年前にすでに実現していますし、64bitOSへの対応をいち早く行い、オーディクォンタイズなどの最先端技術を他社製よりいち早く導入してきています。 ちなみに内部64bit処理というのは1クロックあたりの情報処理速度であり、OSが64bitである必要はありません。最近、新参DAWのStudioOneが盛んに64bit処理による高音質を宣伝文句にしていますが、StudioOneが登場する前から実現しているSONARにとってはもはや標準実装されている1プログラムにすぎず、特に宣伝もしていません。 こうしたDAW本体の高性能化による高音質を求めているのならオススメですね。 もうひとついち早く64bitOSに対応した利点として、SONARは標準で32btiVSTプラグインの64bitコンバーターを搭載していている点が挙げられます。 多くのユーザーが64bit版のDAWを利用しない理由として「音源やエフェクトが64bitに対応していないから」という理由があるのですが、SONARの場合は全く気にする必要もなく使えるのですね。 もしPCのOSが64bitならSONARはかなり導入時に助かる…というか何も気にせずインストールさえすれば良いという利点はあります。 ちなみに単純にボカロ音楽で高音質化だけを求めるならSamplitudeがオススメです。 標準装備されているタイムストレッチの精度、ピッチシフトの精度ともに群を抜いています。 Midiの編集機能についてはそれぞれにスタンスが違いますので、どれが良いというよりも”慣れ”の問題です(ネット上でさかんに行われるお互いのDAWの牽制は無意味です。実際に私は仕事でも複数のDAWを使い分けてきています。一長一短だと理解してください) どれがあなたに合うか…というのはあなたが今初心者である以上、「どれもあなたに合う可能性がある」と思って良いです。 Windows用のDAWでしたらCubase・SONAR・StudioOne・Samplitudeに加えて、今後はMac専用DAWとして歴史を誇るDigitalPerformerがWin版をリリースする予定です。DPもなかなか面白いDAWですよ。 ちなみに、DAW選びの基準として見た目のカッコよさでも良いんです。 昔は雑誌のレビューで、 良い所「見るからにインスピレーションを刺激するインターフェース」 ダメな所「合理主義的で事務的な体裁がなんかやる気でない」 なんていう感覚的な感想が平気で書かれていました。 音楽クリエイターってホント我がままで直感的に「なんかこのDAWカッケェ。俺はこれに決めた!」みたいなところがあるんです。それが自分のモチベーションになってスキルアップしたりする単純な人種なんですよ。 ネタばらしすると、良い所の話はLogicのレビューでダメな所の話は旧SONAR(ソフトウェア名がCakeWalkだった時代の頃)です。 CakeWalk社は一時期Cubaseに差をつけられてSONARで巻き返しを図り、その後は貪欲にLogicユーザーの取り込みも試みるなどしてビジネス戦略的な観点からもソフトウェアを進化させてきたという経緯があります。 だからSONARと商品名を変えた時にインターフェースを一新してデザイン重視にして、さらにSONAR3が発売されたときにはCakewalkの会長自らが「今回はWin版の発売が終了となったLogicユーザーが飛びつきたくなるようなインターフェースにしましたよ」とまでアナウンスしたのです。あの時はホントにSONARユーザーおいてきぼりの改善でしたけど。 この話は例外としても、どのメーカーも口には出さずとも「この新機能はあのソフトのマネじゃん」はあたりまえのように行われています。 結局、最近はバンドルされる音源やプラグインといったオマケの売り文句ばっかりになってしまったのは、どのDAWもトレンドの要素を取り入れることで個性(悪く言えばクセ)がなくなり、決定的な差がなくなってしまったからです。 差がそれほどないなら見た目でもOKですね。あとは価格かな。 余談ですが、ボカロPの知っている情報として… キャプテンミライさんは昔Samplitude、現在はCubaseを利用していたと思います。 どちらもクリアな音質系ですね。Samplitudeはナチュラル、Cubaseは硬質な感じです。 八王子PさんはSONARですね。 SONARはわりと柔らかくほの暗い音質なのですが八王子Pさんはかなりクリアな音質に仕上げています。SONARでこういう音質に仕上げる方は珍しいですね。 このあたりの音づくりは解説本なども販売されていて使用しているプラグインなどを公開しているので、気になったらチェックしてみると良いと思いますよ。 ぶっちゃけ趣味で作るならツールなんて何だって良いんです。 私個人としてはあなたがSSWの達人になって「すげー!SSWってこんなにイイ音なの?」って余所の高級DAWを利用しているクリエイター(私含む)をビックリさせてくれる存在になってくれることも楽しみではありますが。。。 ご参考になれば幸いです。
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- kkds
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Cubase使いです。海外製品だからマニュアルが心配とおっしゃっておりましたが、そんな事はありません。 ヤマハが親会社になったので、マニュアルちゃんと日本語対応しております。 それに、Cubaseは世界的に普及しているDAWなので、マニュアルよりわかりやすい日本語解説書が本屋さんや楽器やさんにおいております。中にはDVDで解説してくれるものもありますのでそれを利用するのも手です。 それよりも心配すべきは、慣れてきて内蔵音色に満足できなくなってきて今後色々なVSTソフトを買ったり、フリーのVST音源をダウンロードして使うことになるかもしれませんが、ほとんど英語ですのでw 初心者におすすめなDAWの一つとして、Music Makerもあります。 http://www.ah-soft.com/musicmaker/menu1.html はじめるパックなら、最初から解説書とDVDがセットになってCubaseよりも安いです。 素材や音源も豊富で、すぐに始められるかと。 いずれは本格的にやりたいのなら、最初からプロ仕様のCubase、お手軽にやりたいなら、Music MakerやSSWというのも良いかと思います。 あ、ここで朗報ですがSSW10とVOCALOID3 Editorが連携できるようになったそうです! 10になってオーディオ機能も充実してきたようです。 SSWのバージョンアップも検討してみては? http://www.dtmstation.com/archives/51827108.html ちなみに私がCubaseにしたわけは、DAWの前の「MIDIシーケンス」と呼ばれていた時代、エレクトーンを習っていた私は、エレクトーンにXG音源が搭載されるようになって、エレクトーンとパソコンで曲を作ってみたかったから、必然的にXG対応のYAMAHAのXG Worksを使い始めたのです。その後DAWのYAMAHA SOLを使い、SteinbergがYAMAHAに買収され、SOLが廃盤になったため、優待価格でCubaseに移行したのです。 単にそこにYAMAHAがあったからっていうだけかもしれません(笑)
お礼
回答ありがとうございます。 やはりシェアNo.1な「Cubase」が一番優秀なんですね。 でも僕はどちらかというと趣味で手軽にやりたいので、 SSWが最適なのかも知れないです。
お礼
丁寧な回答ありがとうございます。 僕も「VOCALOID Editor for Cubase」には興味があります。 ただDAWに「Cubase」を選択すると海外製品になるので、 マニュアルがきちんとしてるのかとかが不安になります。 ようはDTMや作曲を楽しみたいだけなので、 ツールは何でもいいんだなと感じました。 ありがとうございます。