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日本擁護のバーナンキ、なぜ後手に回ったか
バーナンキは今のところうまくサブプライム危機を数年かかって乗り切りつつありますが、それではなぜ、バーナンキはサブプライム危機をもっと軽微に抑えられなかったのでしょうか? (バーナンキは最近日本の金融緩和について日本擁護の発言をしています。)
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>なぜ、バーナンキはサブプライム危機をもっと軽微に抑えられなかったのでしょうか? まず、FRB議長になったのが2006年2月ですから、もうその頃には、住宅価格の伸びが鈍化していたので もはや手遅れだったとしか言いようが無い。 また、金額が大きすぎたため、「サブプライムの影響を小さくしようとしても、 簡単にはできないほど大きな問題であった。」 こう考えるのが妥当だと思います。 グリンスパン前議長の頃、2005年ごろであれば、できたでしょう。 「サブプライムローンに対して問題視する発言をする」だけで、 サブプライムローンは、もう少し小さな段階で潰せたでしょう。 ただ、それは、今の現状をみんな知っているから、簡単に言えるのであって、 当時そのようなことをやったら、「世界恐慌を作り出す気か!」とボコボコに叩かれたでしょうね。 >バーナンキは最近日本の金融緩和について日本擁護の発言をしています。 アメリカは、デフレにさせない為、金融緩和を行なっています。日本がデフレ脱却のため 金融緩和をすることを容認しない訳にはいかない。
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- gungnir7
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教科書的にはITバブルの破綻処理を先送りした結果という説明になっています。ITバブルの崩壊はアメリカ一国の問題であり、そこできっちりと処理しておけば米国一国だけの被弾で済んだのです。その代わり米国の没落は避けられなかったでしょう。 問題はバーナンキよりはるかに前にあったわけですが、この問題は色々と陰謀論も含めてかなりきな臭いところがあります。つまりアングロサクソンによる欧州没落の画策です。EUは米国と同盟を結びながらも米国包囲網を構築していました。当然、米国としてこれは看過できないわけです。結局、経済戦争では米国の金融マフィアの方が上手だったようです。 ITバブル崩壊をデリバティブを中心とした金融工学の導入で全世界に同時バブルを演出しました。弾けないバブルはないというのは原則ですが、彼らは新時代の金融工学に今までの常識は通じないと突っ張り、どんどん投資していきました。その経緯は割愛しますが、本とかで見るといかに醜いか実態がお分かりになると思います。 バーナンキ以後は基軸通貨である米国経済の救出を優先させることがG20で暗黙の了解となります。結果、やってくるのは激しいドル安です。このことを自民党は当然理解している筈です。今思えばマスコミを通じて民主党に政権交代したのも、民主党に濡れ衣を着せるための自民の戦略ではないかと勘ぐりたくなります。 という感じで裏舞台は魑魅魍魎としていて何が本当なのかは各自で判断してもらうしかありません。ともかく米国は最悪期を脱出し、同時に欧州を没落させることに成功しました。米国経済が上向きなのですから子分の日本に優しくなるのは自然なことです。
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ありがとうございます。 言われることには、ほとんど同意できません。??? サブプライムとITバブルとのリンクを示唆している情報もあまりないような気がいたします。
お礼
ありがとうございます。なるほど、サブプライムの不当な貸付が、彼の力量以上だったという感じでしょうか? 結果論としては、今のところ墜落しそうだった飛行機を正常なまでコントロールしなおしたので、賞賛されるものかもしれません。 >アメリカは、デフレにさせない為、金融緩和を行なっています。日本がデフレ脱却のため 金融緩和をすることを容認しない訳にはいかない。 ま、そういうことですね。彼は日本の失敗を詳細に解析し、論文?も書いていますね。