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インフルエンザの予防接種で症状が軽減?
さて、インフルエンザの予防接種は流行を予測して「型」を決めて作りますね。 予防接種を打ったにもかかわらず、違う型に感染発病した場合、他の型であったも予防接種を受けていた場合と、いない場合で、症状に違いがあるのでしょうか? 私見ですが、一般的な免疫の話だと、型が違えば症状軽減などと言う事は起こりえないともいますが、厚労省関連のHPに「型が違っても症状軽減との報告がある」などと論拠も示さずに記載されており、現場は混乱します。 予防接種の有効性については、偏っているいないに関わらず、母集団が明示された報告論文があるので、ある程度議論しやすいのですが、「症状軽減」に関しては、どうも良い資料が見つかりません、教えてください。
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- rokutaro36
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(Q)型が違えば症状軽減などと言う事は起こりえない (A)ということは、ありません。 ワクチンが、ウィルスを直接に攻撃する武器ならば、 質問者様がおっしゃるようなことも起きるでしょう。 ですが、ワクチンは、人間の免疫力を高める道具でしかありません。 そして、人間の免疫は、ある特定のモノにしか効かないのではなく、 色々なモノに効くようにできています。 例えて言えば…… 免疫力は、高層ビルのように、特定のモノに突然に高くなるのではなく、 山のように、なだらかに上がっていると考えてください。 山の頂上を高くすれば、自然にすそ野も上がってくるのです。 これが、免疫力なのです。 なので、頂上である、特定のインフルエンザに強いだけでなく、 すそ野である他のインフルエンザに100%無効という わけでもないのです。 新型インフルエンザで大騒ぎするのは、 過去のインフルエンザとまったく違うので、 どのすそ野にもひっかからないからです。 論文がないのは、そのような統計を取るのが、 極めて困難だからです。 インフルエンザで、高熱を出せば、多くの人が、治療を受けます。 しかし、症状が軽ければ、病院へ行かない人も多く出てくる。 なので、軽減される、つまり、症状が軽い人を統計的に 把握するというのは、ちょっと無理なのです。 現状では、上記のように、軽減されることが期待できる という程度の話です。
お礼
分かりやすいご回答ありがとうございます。 前日の新型Aの流行の際にも、中高年に発病が少なかったことを、過去の型の抗体が働いているだろうとの「推論」がありましたね。 私見ですが、型が合った予防接種に関しても、バイアスのかかった論文が多く、効果や抗体の産生に関しても多くの見解があり、予防接種不要論も散見しますね。 「形違い」の話は、検証のしようも無い、言わば枝葉末節の議論であることは承知しています。 そこで、重ねてお尋ねしますが、もし不幸にも型が違った予防接種であっても「感染後の発病の確率を下げる」「発病後の重症化をある程度防止する」と言う見解は、個人的な感覚感想の域を出ず、不用意に医療関係者が患者に対して発言することには問題があると思いますが、いかかでしょうか?