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筆順について
文字の筆順は、文科省の資料を見ても、目安として提示されているだけです。 ただ、実際に作品を作る時に、筆順はどうでもいいとはいかないとは思います。 文字の中には、日本で一般的な筆順と、中国での筆順が違うものがかなりあります。 時代による変化もあるでしょう。 例えば、中国の古典(特に楷書)を臨書しようとした時に、筆順というものは どういう風に考えればいいのでしょうか。 オリジナルを見て、多分こういう筆順で 書いてるだろうと掴める字はいいのでしょうが、そうではない場合、どうすれば いいでしょうか。
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私も、書かれた文字から読み取れないような筆順に対して、拘泥するのはナンセンスだと思います。 筆順は文字におのずと現れますから、それが読み取れない場合は「どちらでもよい」という事だと思います。あなたがこうであろうと思った順序で書けばよいのでないでしょうか。 臨書では一連の文字から筆者の筆遣いや筆運びを想像するわけですから、原本を最初から最後まで観察し、書いてゆけば、何か一貫した特徴のようなものが見えてきますよね。それを踏まえて、筆者本人になった気持ちで自然な流れで書き進めることが臨書なんだと思います。
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- sadami10
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確かに質問者のおっしゃるのも一理あります。例えば(女)この文字を手順に従って書くとバランスが取れません。ところが 一 この画から書くとバランスが取れます。 昔の先生は練習すれば書けるようになると云ったものです。私は思います。文字はバランスも大切だと思っています。そりゃ行書・草書・変体仮名になれば多少バランスが崩れてもそれも,また文字を弄(もてあそぶ)すると云うことから,私はそれもまた文字の美ととらえています。 時代が変わったのです。私は,個人それぞれの個性があってよいと思うようになりました。如何でしょう?
お礼
回答ありがとうございます。 色々考えさせられました。 今の日本では、必要以上に書き順にこだわる風潮があるかも 知れませんね。書き順王決定戦とかがテレビで放映されていたり、 小学校の指導でも書き順がテストに出るなどして、こうでなくては いけない、という風潮が強められている気もします。 もちろん、どうでもいい、とは思いませんが、100%原作に忠実に 書き順まで完璧を期すというのは少しナンセンスなのかも知れません。 臨書をする上で、個性、というものがどこまで許容されるのか、 推奨されるのか、よくわかりませんが、一画一画の書き順にこだわり すぎず、木ではなく杜を見るという感覚が必要なんでしょうね。
>文字の筆順........提示されて居るだけです。 其の通りで、我々は法的には「筆順」は強要されては居らず、存在するのは文科省(当時文部省)の「筆順指導の手引」位でしょう(By Wikipedia=筆順 A.)。 例えば、所謂中国語でも簡体字式と繁体字式では筆順が違う場合も在りますね、参考URL B. 中にも「戈(カ、ほこ)」の例で在ります。又、「生」では明らかに日本式、中国式で違います、外にも一杯在りますが、まぁ、御存知でしょうが。 思うに、要は、貴方が「書」を、飽く迄も文科省....手引に拘るのか、或いは単に「創作、芸術、ア~ト」等々と割り切って貴方の風(ふう)、らしさ....が出せれば好い話ではないのか.......と思われます。何方でしょう ? 多分、多分ですよ、貴方が「中国式(簡体、繁体)、日本式」何れにも束縛されず、独自の【書き順】で縦横無尽に御自分の世界観が描けた時、本当の貴方が始まるのでしょうか........。先程のWikiにも在ります、「漢字の筆順は1字に就き1っつとは限らず、広く用いられる筆順が2っつ以上在る漢字も在る」.....と在ります、何とも心強い言葉では在りませんか。 ですから、一つの漢字を巡って、中国式漢字を日本式の筆順で書(=描)いても好いでしょう、其の逆も然り。独自の書き順で.............。 創作の世界は、「∞、無限」なのでしょう..........。 A. http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%AD%86%E9%A0%86 B. http://commons.wikimedia.org/wiki/Commons:CJK_stroke_order_project/ja C. http://www.shuifeng.net/Dic/Html/index231.htm
お礼
回答ありがとうございます。 数々のご教授に感謝いたします。リンク先も参考にさせていただきました。 創作書道の場合は、書き方も筆順も、一般的な書き方から「敢えて」外して みるということができますね。 ただ、臨書の場合、基本的には、いかにオリジナルの書風を捉えて忠実に 書くか、ということが重視されますよね。原作者の時代背景や、人となり、 その時の心境などを考えながら、自分がその人に近づけるよう努力をする ことがよいとされています。平面に単色で書かれた文字から多くのことを 読み取る力が要求されると思うのです。このような臨書を行う時に、 筆順はどう書いてもよい、というわけにはいかないと思うのですよ。 とは言っても、古典、特に拓本では、原作者がどのような筆順で書いたか 読み取れない場合も多く、100%オリジナルと同じ書き方をするというのが 難しいように思います。 ですから、何かの目安に沿って書くしかないというのはわかってはいる のですが、まだ少し、ノドにトゲが引っかかったような感じでいます。
- Willyt
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筆順は楷書で書いている限りあまり問題にはなりませんが、草書で書くとなるとこれは間違った筆順で崩すと相手に読んでもらえません。ですから正しい筆順は知っている必要があります。筆順に関しては辞書がちゃんと出版されているので、これを購入して持っているといいでしょう。下記がその辞書です。電子辞書もあるようですよ http://www.syodou.net/products/detail.php?product_id=156&utm_source=Yahoo!SS&utm_medium=cpc&utm_campaign=Ys_%95M%8f%87%91%e5%8e%9a%93T&gclid=CNqTmeK46bQCFUVNpgodSHwAYQ
お礼
回答ありがとうごさいます。 ちょっと質問の意図が伝わりづらかったかも知れませんね。 例えば、筆順辞典のようなものは、日本にも中国にもあると思いますが、 それが異なっている場合、日本式の書き順で書いてしまってもいいのか、 ということです。書き順の違いは日中間でずいぶん多いので、前から 気になっていたのです。 行書草書に関しては、流れがありますし、それも見えやすいので それほど迷うことはないと思いますが・・・。
お礼
回答ありがとうございます。 皆さんの話を聞いているうちに、気持ちが少し楽になってきました。 筆順だけにこだわりすぎて、もっと大事なことを疎かにするのも 本末転倒ですね。 どうもありがとうございました。