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iPadのGoogleクロームではなぜ
iPadのGoogleクロームでは、なぜ、エクステンション機能の追加ができないようになっているのでしょうか?
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iPhone/iPad用のアプリを流通させるには、Appleの厳しい審査を受けて 合格する必要があるのですが、その審査基準として ・他の実行可能なコードをインストールしたり起動したりしてはいけない ・インタプリター型コードのダウンロードやアプリ内使用は禁止 といった制約事項があります。 (参考) http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/Watcher/20100704/349884/?ST=keitai&P=2 上記の一つ目の制約から、エクステンション機能をダウンロードして インストールするような機能をアプリ(chrome)に作りこむと 規約違反となり、Appleの審査を通過できないのです。 そもそも、上記の2つめの制約から、HTMLファイルの内容に従って 動作するアプリすら作ってはいけないことになっており、 実質iPhone/iPad上では独自ブラウザの作成は禁止ということになります。 では、なぜiPhone/iPad用のChromeがリリースできているかというと、 実は、iPhone/iPad用Chromeの中身(レンダリングエンジン)は、 iOS標準のsafariのエンジンが使われているのです。 つまり、iPhone/iPad用Chromeとは、Chromeの皮を被ったSafariなのです。 (参考) http://www.asahi.com/digital/digitre/TKY201207180134.html なぜAppleがこのような厳しい制約を課しているかというと、 一言で言うならセキュリティのためです。 iPhone/iPad上で悪意のあるプログラムが流通できない仕組みにすることで、 知識のないユーザが気軽にアプリをダウンロードしても安全なように しているのです。 ただ、Appleの本音としては、アプリ流通の利権を一手に握りたい という思惑もあるのだと思います。