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維新の会、なぜ「敗北」？
- 衆院選で維新の会は、乱立する第三極政党を押しのけて、54議席も獲得。
- しかし橋下さんや石原さんは、なぜだかえらくご不満な様子。
- なぜ維新は多数の議席を取ったのにそんなに残念がるのか、教えていただけますか？
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お答えしますね。僕は大阪府民で橋下さんが 担がれて府知事になるころから関心をもって ずっとみてきましたのでわかっているつもりです。 まず、石原さんと橋下さんでは違うと思います。 石原さんにとっては老人だけの太陽の党から、 ５４議席もの躍進をしたのだから本心は嬉しい。 けれど橋下さんにとっては口では１００議席を 狙って一挙に国政を変えると言っていたその あてがはずれたということがあると思います。 以下、橋下さんの気持ちについて、 (1) 彼は自分の利点を口八丁のその場ののり男 だとわかっている。だから一挙にたたきつけ ないと続かないことを計算している。 (2) 維新の党と言っても実態は自民党。彼らは 臨機応変でいつでも自民党に鞍替えする。だ から橋下さんは少しも安心できない。 (3) 総選挙の小選挙区の結果、維新の党は大阪 以外は1議席もとれなかった。大阪でとれた のは公明党・創価学会の協力と大阪人ののり けれどそののりも今回まで。創価学会は全国の 自民が大阪では維新とわかっているので次回は 大阪でも自民に協力となる。 (4) そもそも橋下さんを政治家として押し出したのは ご存じ吉本興業の一部タレントと一部在阪マスコミ。 ブレーンは元自民党の政治家・経済学者2人。 だからこそ維新の会たちあげで大阪府・市の自民党 議員は安心して維新の会に鞍替え。自民が彼らの党 籍を剥奪するのはずいぶん後になってからというほど (5) よって担がれてのしあがってきた橋下さんと、大阪 維新の会にとっては自分たちはあくまで自民と並ぶ ほどの議席をとり勢いで、自民から大量の議員を維新 へとなだれこませて政権をとるつもりだった。その あてがはずれた。 ※ 橋下さんにとっては大阪で負け知らずの選挙を戦い 中央政界の保守政党にちやほやされ有頂天だったと 思います。それが彼個人の人間性が露呈すると共に 支持が急速にしぼんでしまいその焦りが取材陣への かみつきになったのでしょうね。
お礼
よくわかります！まさにそのとおりですね。 橋下さんは、大阪での知事や市長選のときは絶大なる支持を得ていましたから、ある意味テングになってたのもあるでしょう。 その勢いで国政に出て、地元大阪の組織票(笑)は得たものの、やはり国を動かすに値する人間ではなかったというのが、この選挙の結果の物語るところでょうね。 ありがとうございました。