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日本の死亡保険金はなぜ高い?
日本人は年収の5倍もの死亡保険金に加入しているそうです。アメリカやカナダは年収の2倍。イギリスやドイツは年収の半分程度らしいです。 日本人の一世帯あたりの年間支払い生命保険料は53万円。欧米諸国と比べてダントツに高いそうです。 出典『なんで損する生命保険、医療保険』 なぜ日本人は特出して保障の高い生命保険に加入するのか、考えられる理由を教えて下さい。
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素人の爺です。 一世帯あたりの年間支払い保険料(生命保険+年金保険)は日本がダントツに多いのではありません。 日本人と欧米人はほぼ同金額です。 保険、年金保険の内容(中身)がちがいます。 日本人・・・(死なないのに)死亡リスクに敏感で貧乏リスクに鈍感です。生命保険は掛け捨ての保険が中心で、終身保険、年金保険など資産性のある保険をほとんど持っていません。掛け捨ての生命保険で手一杯で資産性の割合が少ない。 アメリカ人・・・日本人とヨーロッパ人の中間です。やはり終身保険や年金保険が中心です。株式の運用にも積極的です。日本人がこの20年間資産が増えていない(不動産評価を加えると、おそらく日本人の資産はかなり減っている)のに比較して個人資産は2~3倍増えています。 ヨーロッパ人・・・特にイギリス人、ドイツ人はほぼ「掛け捨ての保険」に加入しません。年金保険、終身保険が中心になります。保険で着実に資産を築いていきます。イギリス人は資産にし占める「生命保険」「年金保険」の割合は約5割とダントツです。保守的であるドイツ人も株式の運用に積極的になりました。 この20年で個人資産は約2倍に増えています。(不動産の値上がりも含めるともっと↑) ですので、欧米での保険会社の経営は大変厳しいものもがあります、お気楽な経営で儲かるという社会環境ではありません。
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- rokutaro36
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出典の本を読んでいませんが、以前から色々と言われています。 まず、計算方法によって、数字はどうとでも解釈できます。 日本の生命保険は、公的保障の補完として発達しましたが、 その基本となる社会保障制度が全然違います。 例えば、イギリスでは、社会保障制度が充実しているので、 万一があっても、路頭に迷うということはありません。 逆に、米国では、自助努力と言うことになっており、 政府の保障は弱いですが、その代わりに企業や労組の 保障は、日本とは比較にならないぐらい厚い。 例えば、日本ではA自動車の労働組合がストライキをして A自動車の会社が給料を払わないと言ったら、 組合員は途端に収入がなくなります。 でも、米国では、そんなことになったら、ユニオンが 給料を保障してくれます。 つまり、A自動車の労働組合がストライキで、給料が もらえなくなったら、同じユニオンに属しているB自動車の 労働組合が、その分を払うのです。 だから、米国の労働組合の力は日本と比較にならないぐらい 強いのです。 つまり、保険会社に払っているのではなく、 別のところに払っている。 なので、単純に比較すること自体が間違っている。 次に、保険料が高いというのは、日本の保険会社の人件費が 高いからですよ。 例えば、イギリスでは、保険担当者が保険を勧誘することは、 法律で禁止されています。 契約したい人が、保険会社に行くのですよ。 それだけ、お金や保障に対する教育が行き届いている。 保険なんて、胡散臭い……とは、思わないのです。 だから、保険担当者の地位も高い。 米国は、日本とイギリスの中間ぐらいです。 日本は、戦争で多くの戦死者を出しましたが、言うまでもなく、 その多くは「働き盛りの男性」です。 その結果、終戦時には、夫が戦士した母子家庭が 数多くできてしまった。 その母子家庭を「食わせなければならない」のが戦後の 日本政府の重要課題の一つだったのです。 そこで、目を付けたのが、「生命保険のおばちゃん」です。 戦後、生命保険のおばちゃんが大量に生まれたのです。 しかも、ろくな教育も受けずに、義理と人情とプレゼントで 勧誘をした。 だから、生命保険担当者の地位は低くなり、 なり手が少なく、給料で必要が出てくるようになり、 その一方で、ペーペーのおばちゃんでも、社会政策として、 食わせなければならなかったので、人件費が高くなったのです。 その人件費が、いまだに、生命保険会社の経営上の 重要な問題になっているのです。 最近のネット生保も、最初は、人件費などの無駄な経費をかけて いないから安い……なんて、PRしていたのに、 おばちゃんたちの人海戦術に対抗するために、最近ではTVCMを 流すようになり、人件費は安くても、CM費が高いという事態を 招いている。 いずれにしても、社会的背景も制度も違う、外国と比較すること自体 無意味です。 しかも、法律上、日本国内では、外国の保険は売れない。 なので、比較しても、何の役にも立たない。
お礼
回答ありがとうございました。すごく助かりました。参考にします社会や歴史的背景があるんですね。めちゃくちゃ勉強になりました(o^∀^o)質問して良かったです!
- -o-157
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違う視点から回答。 日本人は元来、保険が好きなんです。 好きだから保険料がダントツに多い。それだけです。 というと、 何で日本人は保険が好きなのってなりますね。 保険が好きな理由は、日本人が世界有数のビビリ民族だから。 日本人の多くはビビリ遺伝子をもってるそうです。 セロトニントランスポーター遺伝子で検索してみるとわかります。 だから保険が好き、もしものもしもを考えて保険を買うわけです。 もしものもしもなんて欧米ではリスクとして考えないらしい。
お礼
なるほど!そういう見方もある訳ですね。考えさせられました(^w^)勉強になりました。やはり聞いてみるものですね。スッキリしました!
イギリスなどは貯蓄性の保険商品が多いと聞いたことがあります。そうすると死亡保険金額は当然小さくなります。 日本の場合、保険金額を含め、内容など一方的に提案され、契約者側も漠然と契約すパターンが多いことが原因の1つかと思われます。さらに商品が複雑でいろいろなモノ(多くは不要なモノ)をセットにして保険料が高くなる傾向があります。年間保険料は学資保険なども含めたトータルの保険料ですので、これが高いかどうか判断は難しいと思います。国によっては蓄財は投資信託など保険以外に頼るケースが多いですので。 また年収の5倍の保険金額が多過ぎるかというと、決してそうではないかと思います。幼い子どもを残して亡くなった場合、年収の5年分で足りるかという問題です。一方で過剰に契約している人も多いでしょう。
お礼
なるほど!そういう見方もある訳ですね。考えさせられました(^w^)おかげさまで、疑問解決です!丁寧な回答ありがとうございました☆
- dogday
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治安の悪い国は、すぐ死ぬので命の値段が安い。 治安の良い国は、死なないので命の価値が高い。 でか、30代の私の周りは、世帯を持ってても、入院保険などには加入しても、生命保険に入っている人の話を聞きません。 死にそうな老人たちが、平均53万の何倍も命乞いに支払って、金額を吊り上げているのだと思います。年53万払える20代30代はそうそういません。
お礼
回答ありがとうございました。すごく助かりました。参考にします 若い世代の実情がすごく参考になりました!
お礼
頂いた回答で知識が増えました!丁寧にお答え頂き頭が下がります☆なるほど!そういう見方もある訳ですね。考えさせられました(^w^)