実際に症状がバッテリー上がりであるかどうかの確認が必要ですね。
また、バッテリー上がりを起こす原因には、バッテリー自体の劣化以外にも、オルタネーターの不良という場合がかなりあります。オルタネーターとはエンジンで駆動される発電機で、自動車はエンジンが掛かっているときの電力とバッテリーへの充電はこの装置で行っています。したがってオルタネーターが故障してしまうと、バッテリーへの充電が行われないうえに、走行中の電力もすべてバッテリーに頼ることになりますので、数時間走行しただけでもバッテリー上がりを起こすことはあります。また、これ以外にも暗電流と呼ばれるものがあり、正常の状態であればごくわずかに(時計やオーディオ装置のメモリーなどを動作させるために流れます)流れるだけですので、長期間車を使用しない場合以外は問題にならないのですが、電気回路の異常などでこの電流が大きくなる場合があり、このような状態でも半日から1日程度でバッテリー上がりを起こす場合があります。
上記の状態ではどちらの場合でもバッテリーが上がってしまっているので、できるだけ早くバッテリーを充電し不良箇所を修理する必要があります。バッテリーは上がった状態のままで放置するとごく極端に寿命が縮みますので、放置してはいけません。
それ以外にも、スターターモーターの不良でもエンジンが始動できないという状況に陥ることがあるので、こちらの点検も必要でしょう。
上記のようなトラブルの点検は計測器が必要ですので、専門の工場での点検をお勧めします。できれば自動車電装整備工場という電気関係を専門に扱う工場があるので、そちらで点検整備を受けることをお勧めします。電話帳で探せばお近くにもあるかと思います。