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永久脱毛剤
本当に永久脱毛される永久脱毛剤はあるのでしょうか?
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聞いたことがありません。 永久脱毛とは、脱毛すれば一生毛が生えてこないことを言います。 そのためには、毛穴の一番根本にあって、発毛の基となる毛乳頭あるいは毛母細胞を破壊しなくてはなりません。 当然、これらを破壊できたとしても、それ以外の肌の部分に影響があってはなりません。 脱毛剤として一般的なのは脱毛クリームです。 このクリームの主成分はチオグリコール酸で、パーマ液と同じものです。 強アルカリ性で、毛のタンパク構造に働きかけ、ケラチン結合を切り離します。 つまり、アルカリの化学作用によって脱毛するものです。 確かにこれによって脱毛はできますが、毛乳頭あるいは毛母細胞を破壊することはできません。 また、永久脱毛法としてはニードル脱毛という方法があり、その中の電気分解法では、毛穴に針を挿入し、直流電流を流すと毛穴の中の組織液が電気分解し、塩素、水素、水酸化ナトリウムに別れます。 水酸化ナトリウムはアルカリ性ですので、この作用によって発毛組織を破壊します。 これは針先を発毛組織まで到達させることによってのみ可能です。 さらに、発毛組織が皮膚の下のどの深さにあるのかは、毛穴毎にバラバラです。 ヘアサイクルがあるためですが。 その溶剤が、皮膚に塗布して浸透させ、発毛組織を破壊できるとすると、周辺組織も破壊することになりますし、塗布した肌表面へも重大な影響を及ぼすはずです。 従って、もし「永久脱毛」を謳う市販品があるとすれば、ウソということになります。 因みに「永久脱毛法」として世界で認められているのは、先ほどの「ニードル法」だけです。
お礼
ないのですね。詳しくありがとうございます。