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LTSpiceのエラーメッセージとは?
- LTSpiceを使用して過渡解析シミュレーションを行おうとする際に発生するエラーメッセージについて説明します。
- エラーメッセージの内容は「unknown subcircuit called in; xu1 vc vb vout opamp aol=100k gbw=10meg」であり、オペアンプに関連するエラーが発生していることを示しています。
- このエラーメッセージは、使用しているオペアンプが未知のサブサーキットとして扱われていることを意味しており、attributes editorによる設定が必要な可能性があります。
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そのエラーが出るのは、オペアンプのSPICEモデルを指定していないからです。 回路図画面をアクティブにして(回路図ウィンドウをクリック)、メニューの Edit → SPICE Directive で出た空白の欄に .include opamp.sub を入力して(includeの冒頭がピリオドになっていることに注意) → OK とすると、回路図画面に、添付図のように、 .include opamp.sub が表示されます。こうするとsubフォルダにある、opamp.sub をSPICEモデルとして指定したことになります。 添付図はそのようにしてシミュレーションした結果ですが、以下のように若干変更しています。 (1) 質問の図では抵抗R4の値が0のように見えますが、0 とするとエラーになるので、4.7kΩとしました (2) 入力信号の周期が短すぎて、そのままでは出力に矩形波が出てこない(DC信号だけ)ので、入力信号周期を1ms、パルス幅を500usとしました このオペアンプは±∞の電源電圧のオペアンプで、出力電圧はいくらでも大きくできます(そのためオペアンプの記号に電源端子がない)。また、オペアンプの記号を右クリックして出てきた表の中の数値を変えると、開ループ利得Aolと利得帯域幅積GBWを変えられます。デフォルトではApl=100k(10万倍)、GBW=10Meg(10MHz)となっています。パーツアイコンの中には、opampのほかにUniversalOpamp2というのもありますが、これは特性をもっと細かく設定できるものです。 市販のオペアンプのSPICEモデルを組み込むこともできるので、組み込みたいオペアンプの型番があれば教えてください(型番によってはモデルがない場合もあります)。
お礼
早速のご回答、そして詳しい説明を頂きまして、本当にありがとうございます。 教えていただいたとおりにして、うまくシミュレーションが出来ました。 R4を0Ωにしていたのは、この回路のダンピング係数を1にするためのものでしたが、0Ωでエラーになるならということで、私は1Ωの設定でうまくいきました。 また、実際にブレッドボードで作ったときにはオペアンプは411というものを使ったのですが、部品ライブラリーにはLT413はあっても411は見当たらなかったので単なる opamp を使った次第です。