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イオン成功の理由
イオンが成功した理由はどのようなことが挙げられるのでしょうか?
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時流に合わせて業態を変えてきたことでしょうね。 フルラインの品ぞろえを自前でそろえることにこだわってGMSに固執したIYが苦戦しているように、現在の総合スーパーでは収益源と呼べる部門がありません。 かつては衣料品がそれに当てはまったのですが、ファストファッションの流行で、むしろGMSの衣料品は安くなくて品質もそれなりというイメージがついてしまったのです。 イオンはGMSが店舗の主力ではありますが、収益の主力はショッピングセンターのテナント収益にあります。敵と戦えるだけの商品力が自社にないのであれば、自社のSCの中に敵を取り込んでしまってそこから金を取ろう、という作戦です。 そのため、その時流行しているテナントをそろえて集客し、陳腐化したら入れ替える、ということで時流に合わせて変化していくことができるのです。
- 8823mujin
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スーパーマーケット創生期に中小のスーパーを買収合併し、ダイエー・ニチイに継ぐ位置取りを確保した事。そして決して先行する事無く、行政との摩擦を絶えず先を行くダイエーに任せて、自社は現状の法体系の中でスーパーの経営に専念した事。また興隆機にはダイアモンドシティー等の大型ショッピングモール化を積極的に行い、ニチイの中小店舗が時代に追い付けずに陳腐化した鐵を踏まなかった事、等々が挙げられます。 既にご存知かも知れませんが、イオンの創業者は民主党の岡田国家戦略大臣の父で、初めは岡田屋と言うスーパーを起こしました。当時は俗に言う流通革命の創生期で、ダイエーの母体である主婦の店ダイエーが日本で初のスーパーマーケットを開業し、その後それをビジネスモデルとした同様のスーパーが日本国中に出来ていた時でした。そんな中で岡田屋は業績を伸ばし、ダイエーの様な新規店舗展開とは異なった中小スーパーの買収合併と言う手法で店舗数を拡張し、社名も岡田屋からジャスコに変更いたしました。 そして、その後は時勢を見ながら無理をせず業界3位と言う位置取りで長らく力を蓄えいたのが、ニチイが店舗の老朽化とそれと伴って顕になった中小店舗の採算割れと言う問題から経営が傾いたのを機にニチイを吸収合併し社名もイオンに変更した訳です。 またダイエーは常に業界を引っ張り、自分達が仕事のしやすい環境を求めて絶えず行政に規制緩和の請求を出していました。だから何かしらの要求が通り、ダイエーが目指す店舗が出来たとしても、それはいつもフロンティアでありある意味実験的要素が多かった為、それがダイエーの勢力拡張に繋がったとしても中々採算効率的な問題に繋がらなかったケースも数多く見受けられました。 そんな状況の中、ダイエーは長年の無理が祟り、巨額の有利子債権に対する懸念から自滅的衰退の道を辿って行きました。しかしイオンとイトーヨーカ堂は常に2番手・3番手の位置取りで、先行するタイエーの良い所取りに徹した為、経営的にも安定し力を蓄える事が出来た訳です。 勿論、こう言った結果となったのには当然運も作用している事は確かですが、時期が来るまでは無駄に動かず、時流を見据えて慎重な経営に徹した事が幸いしたのかも知れません。
過酷な労働を強いる条件でコンビニを開店させ、物を売りつけマージンも取る。 棚割りで良い場所を与える代わりに仕入れ値引きさせておきながら、その後同様のPB商品と置き換えてしまう。 このように上流から下流まえ全部自社の都合の良い物流販売システムを構築できたからだと思います。