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イスラム教徒が「インシュアラー」と言う時の心理は?

先日、NHKの旅行と料理の番組で、料理研究家が旅先でお世話になった家族にお礼に料理を作っていて「美味しい料理が出来たら僕に惚れちゃうかも?」と冗談ぽく言ったら、その家族の若い二人の女性たちが声をそろえて「インシュアラー(神のおぼしめし)」と冗談ぽく言いました。 イスラム教徒は、ときどき「インシュアラー」を使うと思いますが、それはどういう心理なんでしょうか?

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  • chahamaki
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回答No.1

専門家ではないので恐縮ですが、いくつかイスラムの国を旅行したことがあるので、私の知る範囲で回答させていただきます。 インシャアッラー(إن شاء الله)とはアラビア語で「アッラー(神)がお望みならば、アッラーの御心のままに」という意味で、イスラム教徒は「我々の運命は神の御心によって定められている」という考えから、未来のことを語る時にこの言葉を使う習慣があるようです。厳しく言うと「人間が自分たちの未来を自分たちの意志でコントロールできるというのは思い上がりである」ということらしいですね。例え自分にどういう意志があるにせよ、未来はどうなるかわからないということです。 なので転じて「そうであればいいね」「そうなるかもね」「そうするつもりです(でもどうなるかわからないけど)」「どうにかなるよ(神のご意志があれば)」というような意味になるようです。 番組を見ていないのでわかりませんが、ご質問の状況の場合、そういう習慣の意味もあると思いますが、二人の女性は料理を作ってくれた男性に対して、「そうね」とか「そんなことにはならないわよ」という明言を避けて、「(神の思し召しがあれば=ひょっとしたら)あなたに惚れるかもしれないわね」と婉曲に、かつ茶目っ気を込めてものを言ったのではないでしょうか。ちょっと意味深だし、なんだか大人な対応ですね。。。 インシャアッラーは元々はそういう宗教的意味合いの強い言葉であるようですが、結構無責任な意味で使われることも多いそうです。「そうならなくても自分の知ったことではないよ!」ということですかね。私はこの言葉のゆるい感じ、わりと好きなんですが(笑)

chanel888
質問者

お礼

>この言葉のゆるい感じ、わりと好きなんですが(笑) 私もそんな感じがしています。 私が出会ったアラブ人などでも、彼らがそう言った時(内容は忘れましたが)、ゆるい感じがしました。気ごころがなんとなく和むという感じがしますね。 イメージ通りの回答をいただけて嬉しい感じがします。 ありがとうございました。

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