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海外進学 ドイツの大学 政治専攻
- ドイツの大学で政治専攻を学びたい学生の不安とは?
- 海外進学を考える際のドイツの大学での勉強や将来の就職についての不安
- 海外進学を考える学生がドイツの大学での学びや将来の就職について悩んでいます
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知り合いの女性の例です。 彼女は音楽大学で声楽を専攻しました。その中でドイツ語の響きに惹かれ、卒業後はゲーテインスティチュートでドイツ語を学び、そしてミュンヘンの大学へ一般入試で合格しました。さらに大学院で楽理を専攻して博士号を取得しましたが、就職先を見つけることは出来ませんでした。 大学、大学院での講義、そして博士号を取得するための論文・・非常に高いドイツ語の読み書きの能力+音楽のきちんとした知識というか卒業論文を書けるほどの深い造詣の持ち主であることはおわかりと思います。 しかし結局彼女は音楽大学その他に職を得ることは出来ず、現地でドイツ人と結婚してワインの輸出などを行う小さな会社を設立して生計を立てています。ドイツ人と結婚して居住資格が得られたからこそ出来たことです。でなければ、帰国するすかなかったでしょう。 ドイツに限らず外国人がよその国できちんとした就職先を探すのは大変に難しいことです。それは日本を見ていてもわかるでしょう。いったいどれだけの外国人が日本の居住資格を得るだけの正規の仕事に就けているかを見ればわかるはずです。EU圏では若者の失業率が50%を超えているところさえあります。そのような現実はきちんと見据えてください。 政治学専攻ですと大学教員くらいしか行き先がないでしょう。ということはドイツ語を母語とする方たちとガチで競争ということになります。もはやドイツ語の能力がどうのこうのではなく、どれだけの研究成果と能力を発揮できるかということになります。正直、無理でしょうね。 これが医学系、技術系であるとか芸術系であれば、突出した才能で職を得ることは可能です。たとえばバイオリン奏者の五島みどりさんはアメリカの音楽大学の教授でもあったと記憶しています。しかし、人文系の分野は差がつけにくいところです。わざわざ外国人を雇うのなら、よほどの名声が必要でしょう。むしろ日本で評価されてから、外国の大学にスカウトされるというのが現実的な道かと思います。 日本人がドイツ文学を研究しても、ドイツ人の研究家より評価されることはないと思います。政治学でもそうでしょう。留学はもちろんお勧めしますが、日本に勉強の拠点を置く方が現実的ですよ。 ☆ 5年ほど前、イングランドを旅したときにロンドンでエジンバラの大学で大学院生をやっているという日本人に出会いました。東大の大学院博士課程に学ぶ学生さんでした。国費留学か奨学金付きの留学で上記の大学で学んでいるということでした。ロンドンでの滞在目的は大英委図書館での調べ物。専攻は現代英文学。 現代英国の文学の大まかな傾向はなんですか?と聞くと「ポストコロニアルかな?」という答えが返ってきました。先行きを訪ねると、当然東大で職を得ること、だめなら日本の大学ならどこでもいいということでした。「英国では?」と尋ねますと、笑って「それは無理というものです」という答え。 たぶんあなた様の参考になると思います。 追伸・・国際公務員への近道は外務省へのキャリア採用、もしくは外務省専門職員がありますね。とにかく自国内での業績、実務経験がないと国際公務員への採用はあり得ません。外務省での実務経験+ドイツ語と英語が武器になるでしょう。
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- plokij75
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オープンになっていたので、気になったことを。。。 ご希望の国際公務員が、国連職員と言う事であれば、留学先をドイツよりも、イギリスかアメリカ、又は、フランスの方が良いのではないかと思いました。 何故かというと、 国連職員の採用募集を見ていると、言語要件が、英語と仏語が堪能であることが要求されて、その上で、国連の公用語であるロシア語、中国語、スペイン語、アラビア語が出来ると好ましいというのが、概観した所では多いような。。。 勿論、英語、仏語が堪能であれば、何処の国であっても大学院を修了して、対象領域の実務経験があれば良いでのでしょうが。 それと、即戦力になる人材を要求しているようなので、国家公務員や関連職務の経験が必要になると思いますが、ドイツの事情は分かりませんが、留学先でそういう職に就けるのかどうか、その辺も良く調べておいた方が良いのではないでしょうか。 話は、昔の事に成りますが。。。 ニューヨークで出会った日本人の方ですが、アメリカのトップクラスの大学院を修了して、国連職員の募集に何回も応募しているのに、なかなか正規職員に採用されず、ツアー・ガイドで凌いでいると言っていました。 その方も、短期契約の臨時職員には、採用されたことはあるとは言っていましたが。 そういう現実もあると言う事を知っておいた方が良いかも知れません。 で、上記とは矛盾するようですが。。。 留学先の国で、日本のように外国籍の人は、公務員職の採用制限(或は禁止?)があるようですと、直接留学するよりは、むしろ日本の大学を出て国家公務員の経験を経てから大学院留学した方が、案外、早道なのではないかとも思うのですが、どうでしょうか。 また、日本にあるグロバール企業の方に、 「日本の一流大学出身者は、知識も豊富で仕事も良く出来るのだが、外国語でビジネスが出来る人が少ない。 で、中途採用の募集をしても、なかなか適切な人が見つからないので、結局、外国人を採用することになってしまう。」 と聞いたことがあります。 で、留学に成功して、専門分野の知識を得るだけではなく、外国語や国際的センスを掴んで来れば、個人的スキルアップ以上のメリットがあるのではないかと思いますので、留学には応援したいと思っているのですが。。。 ただ、ドイツへの留学が、プライオリティ#1であれば、話はまた違ってくのでしょうが。。。
お礼
回答ありがとうございました。 やはり当たり前ですが厳しい道のようですね・・・。 私はドイツへの留学を優先させたいと思っているので、 >それと、即戦力になる人材を要求しているようなので、国家公務員や関連職務の経験が必要になると思いますが、ドイツの事情は分かりませんが、留学先でそういう職に就けるのかどうか、その辺も良く調べておいた方が良いのではないでしょうか。 がとても私に重要だと思われます。 貴重な意見どうもありがとうございました。 また、お返事が遅くなってしまって申し訳ありませんでした。
お礼
回答ありがとうございました。 貴重なお話を聞くことができました。 やはり現実は厳しいですね・・・当たり前ですが。