地球温暖化について
近頃疑問に思っていることなのですが、物質は消えることも新たに生み出されることもありません。そして何億年も前の地球は二酸化炭素等に覆われている高温の惑星でした。そのときの大気中の二酸化炭素濃度は現在の比ではなかったと聞きます。
その二酸化炭素が長い年月をかけて石油、石炭などといったものに姿を変えてきました。
現在二酸化炭素による地球温暖化が心配されています。百年で地球の表面温度は6度近く上昇すると言われているようです。
しかし、あと40年で世界中の石油は使い果たされてしまうと言われていますし、石炭も長くは持たないと言われていますが、それは地球の石油、石炭を二酸化炭素に変えてしまうと言うことであり、長い年月をかけて減っていった大気中の二酸化炭素濃度また急激に増加させてしまうと言うことではないのでしょうか。
現に今、世界では様々な異常気象が当たり前のようになっています。しかし、世界の気象変化というのは目には見えないぐらいの速度で起こるものであって、毎年のように起こる異常気象はもはや変化の域を超えています。
はっきり言ってこのまま石油が枯渇するほど地球のエネルギーを二酸化炭素に変えてしまえば地球の表面温度が6度上昇するから北極の氷が云々以前に生物が死滅するほど地球の表面温度は上昇するでしょうし、そうでなくても何億年もかけて地球にため込まれていた二酸化炭素は一気に大気中に放出し、少なくとも人間の住める環境ではなくなるのではないのでしょうか。
私個人の素人考えではございますが、今の予測値は、あくまで上昇度と二酸化炭素濃度だけを考えているだけであって、現在一定の比率で上昇し続けている環境崩壊度も、ある臨界点に達すると今との比ではない環境の崩壊現象がくるのではないか、そして、いまの予測値はそのことを範疇に入れていないから今のようなのんびりとした対策しかとっていないのではないかと思います。
だから、「石油が枯渇すると困るから石油を使わない」のではなくて、もっと根本的な、「石油を使い続けると百年で6度程度ではすまない」という問題は存在していないのでしょうか。