• ベストアンサー

画像処理エンジンの役割を教えてください

D600を買うことにしました。 EXPEED 3は低ノイズ化する機能をもっているらしいのですが、 RAWデータも(周辺画素データを使ったりして)低ノイズ化 されるのでしょうか? それともその効果はJPEGのみなのでしょうか? 後者だとすると現像アプリにまかされるのでしょうが、 apertureでは効果がひくくNIKON純正の現像アプリ(名前忘れました) を使いなさいということになるのでしょうか? ここで質問すると深い解説をいただけて大変勉強になっています。 どうぞよろしくご教示ください。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • x530
  • ベストアンサー率67% (4457/6603)
回答No.1

> RAWデータも(周辺画素データを使ったりして)低ノイズ化 > されるのでしょうか? ・はい。 周辺画素データを使ったりはしませんケド。 RAWデータはデジタルデータです。 C-MOSセンサー(フォトダイオード)の出力はアナログ信号(電圧の変化)です。 このアナログ信号をデジタル信号に変換するのがA/Dコンバータ。 そして、A/Dコンバータの無加工出力に各種基本情報を付加したモノがRAWデータ。 通常、フォトダイオードとA/Dコンバータの間で、つまり、デジタルデータ化前に一度ノイズキャンセル処理が行われます。 参考:下記2ページ目「Figure 1 Dual Noise Cancellation Method」のA/Dコンバータ前。 http://www.sony.net/Products/SC-HP/cx_news/vol50/pdf/imx021.pdf デジタルデータ化の後も、画像処理エンジンでは、様々な手法でノイズキャンセル処理を行います。 RAWデータは当然ながら画像処理エンジンがノイズキャンセル処理を施すことはありません。 > 画像処理エンジンの役割を教えてください 1・・センサーからのアナログ信号 2・・A/Dコンバータによるデジタル信号化(AFE:アナログフロントエンドプロセッサ) 31・AFEから受け取ったデジタル信号を各種パラメータにより現像(DBE:デジタルバックエンド=画像処理エンジン) 32・AFEから受け取ったデジタル信号に各種パラメータを付加してRAWデータを作成(DBE) 33・SDやCFのコントロール、液晶画面出力(DBE) *2のAFEは中上級機種に搭載。 入門機種やミラーレス機の場合、センサーに搭載したオンチップA/Dコンバータを使用するためAFEは非搭載。 全体像 http://www.digitalcamera.jp/html/HotNews/image/2006-03/09/CleanCaptuerII-4L.jpg AFE:アナログフロントエンドプロセッサ http://www.digitalcamera.jp/html/HotNews/image/2006-03/09/CleanCaptuerII-6L.jpg DBE:デジタルバックエンド=画像処理エンジン http://www.digitalcamera.jp/html/HotNews/image/2006-03/09/CleanCaptuerII-3L.jpg

akira1900
質問者

お礼

詳しい情報ありがとうございます。 画像処理エンジンが現像する際のパラメーターをRAWデータに付加してセーブするのはホワイトバランスやフィルムの種類(ビビッドとか)の場合はパソコンでRAWデータを表示する際に使われるのでしょうが、HDRのような場合どうなのでしょうか?

akira1900
質問者

補足

お礼のところでHDRのような場合と書きましたが、 むしろアクティブDライティングの場合です。

その他の回答 (3)

  • x530
  • ベストアンサー率67% (4457/6603)
回答No.4

No.1です。 追伸: Capture NX 2の場合。 RAWの現像処理に関しては、撮影時にアクティブD-ライティングをオンにしたRAWデータは、Capture NX 2ではアクティブD-ライティングを選ぶことができます。 しかし、撮影時にアクティブD-ライティングをオフにした画像は、Capture NX 2ではアクティブD-ライティングを選ぶことができません。 アクティブD-ライティングを使用する可能性のあるダイナミックレンジ(明暗差)の広い被写体では、RAW+JPEGで撮っておいた方が良いと思います。

akira1900
質問者

お礼

どうもありがとうございます。 Apertureをお使いの方で、No.3のRAWをJPEGに合わせる 方法論を解説していただける方がいらっしゃると助かります。 メタデータとの対応ありなしを中心に

  • x530
  • ベストアンサー率67% (4457/6603)
回答No.3

No.1です。 > そうなるとRAW+JPEGで撮っておいていいとこ取りするのがいいのでしょうか。 ・基本的な撮影においては、特に光線状態の悪い撮影では、従来どおりRAW+JPEG撮りは効果的だと思います。 ですが、光線状態など撮影条件の良いRAW+JPEG撮りは、ある程度、RAW現像をマスターした方であることが前提だと思います。 撮影した写真をカメラに任せて現像させて、JPEG撮って出し、A4以上のサイズでプリントをマズ実施します。 次に、RAW現像ソフトを起動してRAW現像を実施し、自力で「JPEG撮って出し」と、ほとんど同じプリントが得られるレベルに自分があること。 RAW現像ソフトを起動してRAW現像を実施し、自力で「JPEG撮って出し」よりもノイズや解像感が優れたプリントが得られるレベルに自分があること。 このようなレベルにある方に限りRAW現像を自由に操れるモノと思います。 ・従来の撮影スタイルならば、風景でも綺麗なオネーサンでも物撮りでも、撮影者の脳内に最初にイメージを作ってから撮影に臨むスタイルが一般的でした。 で、自分のイメージに近づけるようにカメラや機材を様々に設定しましたし、RAW現像処理も行いました。 その上で、撮影者が、ダイナミックレンジが広い被写体だと判断した場合は必然的にRAWを選択。 そして、被写体のダイナミックレンジがナローレンジならば、JPEG撮って出しで作品を仕上げるプロカメラマンも沢山いるわけです。 ・少し前までのデジタル一眼レフの場合、デジタルフィルター(トイカメラやミニチュア、HDRなど)は、背面液晶で効果を確認しながらフィルターワークを施しました。 しかし、近年の女子カメブームにより、撮影と同時に、イキナリ写真にデジタルフィルターを掛けることが出来るカメラもミラーレス機を主体に多数出現しました。 このようなカメラの場合、デジタルフィルターの掛かり具合が撮影者のイメージとは必ずしも一致するとは限りません。 従いまして、デジタルフィルターをカメラ任せで掛ける場合はRAW+JPEGで撮っておいた方が、(PCのRAW現像ソフトがデジタルフィルターに対応している場合)後処理が利く分、RAW+JPEG撮りは有効だと思います。

  • x530
  • ベストアンサー率67% (4457/6603)
回答No.2

No.1です。 RAWデータは、撮影時の基礎的なメタデータのみが記録されています。 RAWデータの一例 ・撮影日時 ・撮影機器メーカー名 ・撮影機器モデル名 ・レンズモデル名(自社) ・水平/垂直方向の単位あたり解像度 ・撮影方向(縦/横) ・シャッタースピード ・絞り(F値) ・ISO感度 ・測光モード ・フラッシュの有無 ・露光補正ステップ値 ・焦点距離 ・レンズ焦点距離 ・色空間(カラースペース) ・カスタムファンクションコード ・AF測離点情報 ・GPS情報 ・サムネイル(JPEG) 最近のデジタルカメラは高機能化により、上記撮影データの上に被せるデジタルフィルターやHDRなども一般化してきました。 しかし、デジタルフィルターやHDRなどは、撮影データを元に後処理で加工される性質のモノです。 RAW現像ソフトの本来の役割に、撮影後に加工処理されるデジタルフィルターやHDRなどは含まれません。 ですが、近年の傾向として(ユーザーからの意見などを取り入れる形で)デジタル一眼カメラに添付するRAW現像ソフトの多くにデジタルフィルターなどが内挿されるようになってきました。 デジタルカメラの画像処理エンジンとPCは、CPUもOSに互換性はありません。 デジタルフィルターのアルゴリズムはデジタルカメラの画像処理エンジンとPC上で動くRAW現像ソフトは、まったく異なるモノです。 デジタルカメラ本体のデジタルフィルターによる写真の仕上がりと、RAW現像時に適応したデジタルフィルターによる写真の仕上がりには違いがあるのはこのためです。

akira1900
質問者

お礼

なるほど~。 そうなるとRAW+JPEGで撮っておいていいとこ取りするのがいいのでしょうか。

関連するQ&A