青木氏の言うことは単純です。
資本主義では金もって、権力もった奴ばかりが得をする社会構造になっている。これは社会を変えなければどうにもならない。
だから日本は平等な共産主義になるべきである。
実際は、どうだったでしょうか。
旧ソ連、ちょっと前の中国、今の北朝鮮。
一部権力者と庶民の開きはむしろ今の日本の方が少ないはずです。
つまり、青木氏は「理想」共産主義を唱えているのですが、そんなものは現実には存在しえません。
共産主義でも青木氏の言う社会構造の問題は全く解決されないのです。
今の日本国民は大部分がそれを知っているので将来的に共産主義になることはありえません。
もっとも、今の社会構造に問題があることはわかりきっていますので、共産主義「的」な社会、あるいはアンチ資本主義「的」な社会になることは十分ありえます。