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日本の研究状況と研究財団の設立の難しさ
- 日本の研究者の待遇や研究環境は改善の余地がある
- 独立した研究財団の設立が難しい理由とは
- 研究者の研究に打ち込むためのシステム改革が必要
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質問者が選んだベストアンサー
とりあえず、日本における研究者の地位向上と研究環境をさらに充実させるにはどのような試みが必要でしょうか? ↓ 税制改革 慶応大学の理工学部は、もともと藤原財閥が寄付 http://www.75.st.keio.ac.jp/about/index.html 日本では数年前にふるさと納税制度ができましたが、アメリカの場合、単純に言うと 税金の代わりに、寄付しましたのでその分は納税免除 となっています。 なので金持ちがドンドン寄付します。その寄付先として学術関係が選ばれています。 日本は http://utf.u-tokyo.ac.jp/htd/merit.html http://www.todai-alumni.jp/gate/files/tax_tokyo_2009.pdf 日本は控除という制度になっています。
その他の回答 (10)
- knitknit
- ベストアンサー率40% (2/5)
東大からアメリカの研究所にいらっしゃる優秀な研究者の奥様とは思えない日本語で、 質問の意味合いにも疑問を持ちました。 東大に帰られてからそのまま在籍なさることが決定的のようにお考えかと 思いますがなかなか将来は不透明だと思います。 優秀な研究者なら、現在の日本国内でも十分経済的にも報われている人も 沢山いますし、日本であまりに薄給、アメリカでは非常に高く評価されている とお考えならアメリカで生きて行くというのも一つの考え方では? それとも薄給でも東大にこだわられますか? 研究者なら基本的にどこでも研究できるところなら喜んで行くと思います。
- hatijyuuhatiya
- ベストアンサー率30% (104/338)
>今いるアメリカの研究所も、期間がすぎたら東大に戻ることになっているのですが、よくわからないのですが、旦那の専門研究の場合、上の教授の決定が絶対で反対してどっかへいくイコール日本での国立大学での研究を続けるのが難しくなる 2,3年お客さんのような研究をして帰国したら教授の口利きで安定したポストがあるということですから、その分帰国後の給料が安いのは当たり前です。そして、大学のヒエラルキーの中で、上を見たり下を見たりして自分のポジションを常に確認するのが習い性になっていく訳です。日本人でも研究者として頭角を現せば、米国で高給の得られるポストを得ることも可能ですのですが、そういう選択はないのですか? >科研費でカバーできない主人の研究費用 学会の会費や旅費ぐらいならいいのですが、自腹をきって研究費を捻出しているならかなりブラックです。 地位向上といっているより、もっと予算を取ってこれるように頑張るか見切りをつけるのが先決でしょう。
お礼
ありがとうございました!
- pullmandsg
- ベストアンサー率38% (316/817)
日本の大学全般とアメリカの超一流研究機関の比較は無理があるかと思いますが・・・。 アメリカの地方の州立大学と日本の国立大学を比較したら、理系を含めて授業のノルマはアメリカのほうが遙かにきついというのは有名ですし、アメリカの多くの研究者が申請する全米科学財団の書類は、一件100ページにもなる途方もないものであると聞きます。「アメリカに客員研究者として赴任したら非常に待遇が良かった」という話は確かによく聞くのですが、客員であるがゆえに、授業ノルマや申請書きというアメリカの研究者に求められるノルマが免除されているという点にも留意する必要があるような気がします。 ・・・と、アメリカの批判ばかり書きましたが、一方で、アメリカの研究システムのほうが合理的な感じがあるのもまた事実でしょうか?日本だと研究で優秀な業績を納めると、昇進の代償として雑務が増えますが、アメリカであれば、その業績をもって研究に専念できる環境を求めることができるようですし、超優秀でなくて研究費をあまり多く獲得できないにしても、時間に関しては大学の休み期間に確保できている感じがあります(その期間3カ月は無給ですが)。 日本で求められているのもそういった柔軟性でしょうね。すべての研究者に高額の給与と十分な研究時間を!といっても無理なお話ですが、中堅研究者で研究を重視したい場合には、大学の給料を削減する代わりに研究時間を与えるとか、減給分を補てんできる競争的資金も(業績に応じて)獲得可能、逆に教育重視の研究者に関しては、大学休暇期間中の給与支払いの代償としてフルタイムで学内行政を担ってもらう(といっても研究者なので、「休暇期間中の業務遂行は連続何年まで」とか足かせをはめる必要はあるとおもいますが)というシステムは限られた資金でも実現可能ですし、これで問題はずいぶん解決できるような気がします。 科研費については・・・あの書類を煩雑と言うのは甘いと思いますが、書きにくい書式と応募時期(年数回あってもよいと思う)は改善の余地があるでしょう。先に書いた話との関係でいうと、申請者本人の人件費充当などもできるようにしては、とか思ったりします。
お礼
そうなんですか、州立大学はノルマが大変だったのですね。参考になりました。確かに無給でもいいからとにかく時間が増えてばいいと思います。 ありがとうございました!
よくわからないなら,こういう業界の話題を振らないことですね。
No.6の方から,正面きった回答がつきましたねえ 笑。ぼくにはイヤミな書きぶりしかできなかった。 だれしも思っていることでしょうが,表明すると, 「企業ではしのぎを削って新製品を開発し,へたするとリストラがあるのに・・・」 「国民が払った血税に,なんてことを・・・」 と非難ごうごうになるのですね。 大学なんて,とほうもない「贅沢品」なんでしょう。キャデラックを買えない日本では,マーチでごまかしている。東大でもせいぜいスカイラインでしょう。マーチの割には,よく走ってますよ 笑。と,「聖職者」を自覚する自分。
補足
おっしゃっていることがよくわかりませんが、学者のなかには真摯に学問に取り組む人もいるのは確かです。私たちの周りにも年棒三万ドル程度の耐久生活でこつこつと励む人もおります。すべての学者が贅沢をして、学術環境にも満足度が高いなわけではありません。
- lanccet2
- ベストアンサー率29% (19/65)
おそらくご質問の趣旨は旦那様個人のことではなく、日本全体の研究環境に関することだと思います。以下、普段から感じていることです。 (1)スタッフの不足 当然のことですが、研究は1人ではできません。かつては技官と呼ばれる技術スタッフが大学に雇われていたようですが、今は人件費がどんどん減らされて、研究者をサポートするスタッフがいません。事務スタッフも充分とはいえません。その結果として、研究者(教員)の雑務が増え、研究に専念しにくくなっています。 (2)講座制の崩壊 従来は教授、助教授、助手(+技官)で研究室が構成されていましたが、今は「若手の助手(助教)に研究に専念させる」という趣旨から、教員個人で研究室を運営することが多くなりました。その結果、教員各自が研究室のインフラ整備をしなくてはならず、雑用が増えています。 (3)公費に対する監視の強化 以前は科研費の使い方など、かなり教員の裁量に任されていました。科研費の余りをプールして、緊急的な予算として使う、などということも普通に行われていたようです。しかし今はそれをやると、不正行為として新聞に載ってしまいます。本来、研究は成果で量られるべきですが、大学教員が社会から信頼されなくなってきたためか、研究費の細かい使い道までチェックが入るようになり、非常に非効率になってきました。 以上を解決するには、「とにかくスタッフを増やすこと」「予算などの裁量権をもっと教員にもたせること」だと思います。
お礼
たしかに、そのような政策が取り入れられることによて、日本の研究環境も向上しそうですね。どうもありがとうございました! となると、人件費にしてもやはりまず必要となるのは資金、となると、やはり税制改革でしょうか。 大学教員のなかには研究費をどろんぱするワルもいるようですが、そんなにお金が足りないのならそういう人こそルールに不正を働かなくても良い環境にいけるといいですよね。たしかに、研究内容は第三者から計り知れない部分もあると思うので、監視h大事ですがある程度の裁量は、その学者の成果で評価されていい気がします。
それから,ご存じないかもしれませんが,日本の大学教員は俸給表では「教育職」という分類になります。「研究職」ではありません。むろん,どちらも行いますが,教育のほうが主な業務ということです。ぼくは管理職でもあるので,わずかな手当で「行政職」というべき仕事もおおいです。要するに,人件費をけちって一人三役をやらせているのです。理系には,それをはき違えて「おれは研究者だ(だから入試監督なんかやってられるか,など)」と平気でいう人が,けっこういます。 >日本でも、いっそ授業やその他諸々の時間を全部実験に当てられたらいいのにと思います。 上記の理由から,それは制度的に無理です。ぼくの前の回答に書いた独法研や付置研でも,大学院生をあずかって指導したりしますので,研究だけが業務ではありません。山中の農学部演習林や海岸の臨海実験所の専属にでもなれば,大学や町へでることも少ないでしょうが,定期的に学生が実習に来ます。なにか根本的なところで,認識ちがいをしてますね。
補筆。 >今いるアメリカの研究所も、期間がすぎたら東大に戻る・・・教授の決定が絶対 いちど東大にもどって,数年後にボスの意向でどこかに行くという意味でしょうかね。いまは公募制なので,ボスだの学閥だのと前時代的なことをやっている分野は限られるんじゃないか(あるていど推測できますけど 笑)と思います。大学院ではドクターが大量に売れ残っています(ぼくもむかし同期最後の不良在庫になりました 笑)ので,「働き口がある」だけでとても幸運というべきでしょう。それ以上の贅沢をいうと,ポスドクに背後から刺されますよ。 >家ではやつれたお父さんですが、職場の苦労をみると頭がさがります。 あそこでふんぞりかえっているやつに,あなたの爪の垢を煎じて飲ませたい。 >台湾では同じ専門の研究者は旦那やその教授たちの3倍の給料で、ようそんな薄給でがんばるな。って思われて納得です。 だったら,外国で職をみつければいいです。ぼくの近い知り合いの一人は,アメリカの医学研究所。すでになにかのボスのはずで,「もう研究なんぞしてねえよ。報告書と予算申請書を書いてるよ」らしい。一人は韓国。韓国では,儒教の影響でしょうか「先生の日」があって,学生からプレゼントをもらうんだそうな。信じがたいことに,教師は「尊敬される職業」のようです。日本ほど教師を馬鹿にする(反感を持つ?),反文化的国家はないですよ 笑。
あなたの夫君にかぎっていえば,独立行政法人の研究所か,大学なら付置研究所に移ればいいでしょう。でなければ,学生が優秀で手がかからず,教員数で割れば授業や雑務の分担が少なくなる東大・京大に移る。「そんなことは百も承知している」という質問でしょうけども。 ふつうの大学の学部や大学院に所属しているなら,「ハイスクール・ティーチャーに毛が生えたくらい」の身分と諦めることですね。なまじ研究者だのプロフェッサーだのと自尊心があると,つぶれて精神を冒されますよ 笑。どこの学部にも,「変になっちゃった人」はいますから。 日本は教育のコストをかけず,社会のひずみを学校(=聖職者たる教師)に押しつける国家なので,将来は暗いでしょう。20年くらい後には,東欧のさえない国くらいの立ち位置で存続すりゃいいじゃないですか。そうなっても,ぼくの責任じゃないもんね。
お礼
それが、、今いるアメリカの研究所も、期間がすぎたら東大に戻ることになっているのですが、よくわからないのですが、旦那の専門研究の場合、上の教授の決定が絶対で反対してどっかへいくイコール日本での国立大学での研究を続けるのが難しくなるもたいなんです。他の人もみてみましたが、やっぱりそんな感じです。 おっしゃるとおり、プライド高い人多くて高すぎるのに結果が出なくて鬱の人とかいて、話を聞くだけじゃなくて、実際にその重ーい空気を感じて、私ならこんな環境にいるのとてもムリと思いました。家ではやつれたお父さんですが、職場の苦労をみると頭がさがります。 台湾では同じ専門の研究者は旦那やその教授たちの3倍の給料で、ようそんな薄給でがんばるな。って思われて納得です。なんか、海外(といっても主にアメリカやチャイナ)の研究者に会うたびに、これで日本に戻ったらまたあの生活か。。と思うと、配偶者としても薄給旦那留守生活はもううんざりなのでどうにか切り出したくなります。
- hatijyuuhatiya
- ベストアンサー率30% (104/338)
ロックフェラーみたいな大金持ちは日本にはいないからね。 それに寄付文化がない。 海外の美術館にいくと、寄贈品がたくさん並んでいるけど、日本だと、私設の美術館を作ってしまう。 また寄付税制を整備すると、役所のコントロールが効かなくなるので、役人が嫌がる。 研究職でも教育のdutyのないところはあるから、そういうpositionを得たらいいのでは? ただ、grantの申請に関しては海外でも何センチもある書類を出すことになると思いますよ。
お礼
ありがとうございました!確かに書類大変そうでした。 役所のコントロールですか。ありがとうございました。
お礼
ありがとうございました! アメリカでいうNPOでしょうか?日本では地方自治会しか控除にならないという。 これは全額税金から引かれるんですね?今年はここにしよう。 大変的を得た回答をどうもありがとうございました!