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LANケーブルの上位互換性
http://okwave.jp/qa/q7682866.html ここのページでLANケーブルには下位互換性があるとのご回答をいただいのですが 上位互換性はあるのでしょうか? カテゴリ7用のネットワークでカテゴリ5や6のケーブルは使えないのでしょうか?
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Q/カテゴリ7用のネットワークでカテゴリ5や6のケーブルは使えないのでしょうか? A/使うことはできます。その代わり、Cat7(カテゴリ7/10Gbps)で定める信頼性ある運用はできません。厳密には、できないわけではなく、Cat7と同じ速度で同じ品質を、保証できないということになります。ケーブルの規定速度での運用であれば問題なく可能です。 Catの違いは、外部ノイズ対策としてのシールドがどれだけ行われているかと、信号帯域としてどれだけの帯域までなら、規定された距離を規定された速度で転送できるかという基準に基づく、ケーブルの規格です。 たとえば、10Gbpsで100m通信できるように開発されたのが、10Gbase-Tで利用するCat7ケーブルです。この規格に基づく通信距離を確保するには、Cat7のケーブルがなければなりません。もし、Cat6ケーブル(Cat6eを除く)を使うと、減衰率が高いため、それほどの長距離は通信できないか、または通信できても1Gbpsに速度が落ちてしまったり、またはリンク中に定期的に通信がロストする恐れがあります。 即ちケーブル規格は、ノイズによる減衰率を抑制し、より高速に安定して通信するための規格であり、速度や距離を求めない、信頼は二の次でコストが重要なら、どのケーブルを使っても差し支えはありません。 尚、100Mbpsの回線に使うなら、Cat5以上であれば、規定の品質がありますので、問題はありません。1Gbpsの回線に使うならCat5e(エンハンストカテゴリ5)以上、Cat6を推奨します。 10Gbpsの回線に使うならCat6e以上、Cat7を使うのが妥当です。 ちなみに、ハブなどで多種類のケーブル規格が混在する場合は、マニュアルでのネゴシエーションにしか対応していない製品であれば、速度設定をケーブルに合わせて行う必要があります。 それに対して、オートネゴシエーション対応のハブを使っている場合は、意識しなくともケーブルやLANアダプタに最適な速度で通信されます。