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尖閣問題と三権分立(政府の責任は?)
- 日本の三権分立の原則によれば、政府は司法の判断に干渉すべきではない。
- 警察が外交関係を考慮して行動するべきか、しないべきかについては法的な判断が必要。
- 政府が警察に対して外交的な処置を指示すれば、政府も責任を負うことになる。
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> それではこの事件については、どこから「司法」の責任になるのでしょうか? > 裁判所に移った段階からですか? そうですよ。 細かく見ると,逮捕は(今回の場合は現行犯逮捕でしょうから)裁判所は関与していません。 逮捕から48時間以内に,裁判所の許可を得て拘留することもできますが,どうやら裁判所の許可を得ることなしにそのまま強制送還手続きを行ったようです。不法入国の容疑のほかに罪を犯した疑いが無い場合の入国管理法の定める手続きですから問題ありません。 結局,裁判所は何も関与していません。 > 強制送還という判断は、政府の責任ですか? そうです。法務省の入国管理局が検察庁などと協議して行った処分です。政府の責任ですね。 この法に則った手続きがまずいというのなら,それは法を制定する権限のある国会の責任です。
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- hekiyu
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”尖閣に侵入上陸した香港人を逮捕したり、強制送還したりする 判断は司法が担当していると思います” ↑ 逮捕や強制送還は行政がやります。 司法ではありません。 ”警察が、中国との外交関係を考慮して、行動することは、すべきなのか?してはいけないのか? 法律的な判断を教えてもらいたいと思います。” ↑ 警察は法に従って、機械的に処理するだけです。 外交関係を考慮するのは、政府の仕事です。 ”また常識で考えて、政府がこの問題で、外交的観点から中国との摩擦を避けるような処置を 警察(司法)に指示してはいけないとすると、政府にはこの件については、責任が無い、 と言うことでしょうか?” ↑ 警察は行政府に属しますから、行政の長である内閣、政府が 指示できます。 責任も政府にあります。 ”日本の国として、司法と行政が別の考えで行動してはまずいと私は思うのですが” ↑ 対外関係は政府の仕事です。 司法と行政が別の考えで行動するのは当然で、 司法が行政に、行政が司法に干渉することは できません。
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回答ありがとうございました。 誤解に基づいた質問だった、と思います。 このサイトの有用さを実感しました。
- f272
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> 尖閣に侵入上陸した香港人を逮捕したり、強制送還したりする判断は司法が担当していると思います。 内閣の指揮下にある海上保安庁,警察,法務省などの担当ですね。司法ではありません。司法というのは裁判所のことです。 > 政府にはこの件については、責任が無い、と言うことでしょうか? すべて,政府(行政)の責任で行っています。 > 日本の国として、司法と行政が別の考えで行動してはまずいと私は思う それこそ三権分立の原理に反するでしょう。司法と行政は独立した判断を行うのです。
お礼
ありがとうございました。
補足
初歩的無知をさらしてしまいました。 ご指導ありがとうございます。 恥をかいたついでにもうひとつ恥ずかしい質問をします。 それではこの事件については、どこから「司法」の責任になるのでしょうか? 裁判所に移った段階からですか? 強制送還という判断は、政府の責任ですか?
お礼
二回目の補足質問は、あきらめて、とにかく良く解る回答に感謝します。
補足
大変ありがとうございました。 明快にわかりました。 そこで恐縮ですが、応用問題になりますが、をもう一つ教えていただけたら・・とお願いいたします。 2年前の中国漁船衝突事件の時に、船長を釈放しましたが、あれもすべて行政の責任で、司法は関係していないのでしょうか? 政府は、検察の独自の判断だ!とこだわっていましたが、なぜそんなことにこだわったのでしょうか? 何回も補足質問をして、別問題に発展して恐縮です。