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遭難で登山道を外れる原因て何ですか?
こんにちは。 私は、登山に関しては素人ですので教えてください。 奈良県で登山をしている大人を含む中学生らの集団が行方不明になりましたが、 このようにかなりの熟練者ではない登山者(もしくは登山までいかないハイキング程度のものも含む)が、 登山道を外れ行方不明になる原因て何なのですか? 少なくとも、道を外れないければ遭難することも無いように思えます。 そういう単純なものではないのかもしれませんが、勉強させてください。
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#7、#9です。 のぼりに使ったルートがどこかよくわかりません。 伊勢ヶ辻周回ルートではないかと書きました。 これだと大又バス停からスタートして又バス停に戻ってくるという形になります。 朝日新聞にある「七滝八壺」起点の地図はおかしいと書いたのですが 「和佐羅の滝」の間違いではないでしょうか。 伊勢ヶ辻山へはこの滝への遊歩道からの道を使います。 途中に滝のある道ということだけを聞いて判断した結果が記事にある道になってしまったということではないでしょうか。 現地に行って取材をし、写真を撮って帰った記者でも自分が聞いてきた場所、自分が行った場所が地図の上のどこに対応するのかが分からないということが起こるのです。とにかく、大又の集落から捜索隊が山道に入っているという映像がある限り、林道終点にある登山道を使ったという推測は成り立たないのです。 車で行くことのできる範囲の状況でさえうまく把握できていないというのが現状です。 山の中での状況はもっと分かりにくいでしょう。 あなたが参照した写真のように関係のないルートが一緒に出てくるとさらに訳が分からなくなります。 「ショートカット」という言葉はどこで出てきたものでしょうか。 どの道を上がったのか分かるかなと思って検索してみましたが・・・、分かりませんでした。 関係ないお喋りの記事がたくさんヒットしただけです。 尾根の選択をする場合、分岐点が尾根の上にあれば分かりやすいです。 ところが歩いている尾根上に地形的な分岐点が無い場合があります。 斜面を少し下ったところから尾根が始まるのです。 下りで一番分かりにくいところです。踏み跡、道標がはっきりしている時には意識しないで突っ込むことができます。雨やガスで道が見えにくい、雪が積もっている、ヤブが茂っている、・・・。全く分からないということが起こります。40年ほど前に起こった薬師岳での大量遭難もこれが原因です。雪の時ですからルートは尾根にとります。夏道なんて初めから見えていません。尾根通しで歩いていて一旦尾根を捨てて、斜面を下りなければいけないところで下りずに直進してしまったのです。斜面を少し下ると別の尾根が出てくるのですが、吹雪いていれば分からないでしょう。薬師小屋の近くにその時の遭難碑があります。夏道は尾根ではなくて山腹についています。今、夏道を歩いている人にとってはこんな所でなぜルートを間違えるのかと思うところです。ハッキリした尾根の上を歩いていますから間違いに気が付くのが遅れてしまいます。 #7に書いた雪の比良での遭難の時は大学の関係者が「これからはGPSの携帯を義務付けにします」と言っていました。GPSを持っていても無駄なのです。道がそういうところについているという意識がなければGPSで見てもそんなきつい斜面を下らなければいけないとは思わないのです。穏やかに伸びている尾根から離れて斜面に突っ込むという行動をとれないのです。土日で登山客の多い時に歩いたという経験だけでは分かりません。この事故のあった時は日、月と雪が降って、土、日の足跡を全部埋めてしまった後の平日でした。 この長く伸びる尾根は昔の行政区界になっていたものです。古い地図には波線路が入っています。 同じルートを往復する場合はこの難しさをあまり意識しなくてもよいという場合が多いですが、そうとばかりは言えないという事も起こります。登りでは意識しなかったのに下りでは下降点が分からなくてうろうろしてしまったということを何度か経験しました。周回ルートを取る時の下りではまともに問題になります。でもかえって事前にあそこは難しいと予測可能ですからうろうろする率は少なくなります。 地図、磁石のチェックをまめにやる必要があります。 これも問題だったようですね。90°方向が違っているのに気が付かなかったのですから。 下りにかかってから見ようという意識だったかもしれません。高度差の少ないところを歩いている分にはどんどん無意識に行動してしまうというのはよくやるパターンです。
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- dragon-man
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登山道は普通の道路と違い、分かれ道の標識がきちんとついているわけではありません。 登山道には、獣道や今は使われなくなった古い踏み跡も交差しています。 そう言う分かれ道で本道を見極めるにはそれなりの経験が要ります。 獣道や古い踏み跡は、どことなく頼りなげです。 経験者ならすぐに分かります。もし間違っても、少し進めばすぐに気がつきますから、そこから容易に引き返し、正しい道に戻れます。 経験のない初心者は、間違いに気付かず、どんどん進んでしまって、おかしいなと思ったときには、疲れ果てて、暗くなって、引き返すこともままならず、手遅れになっています。 いったん下った道を登り返すのは、体力も気力も必要で、疲れ果てた身体には無理です。 これを防ぐには経験しかありません。教科書はありません。 少なくともパーティに一人、そう言う経験者がいることが登山の鉄則です。 奈良の中学校には、そう言う先生がいなかったのでしょう。 経験のない大人が、子供を12人もつれて山歩きをするのは無謀なことです。
お礼
参考になりました。ありがとうございます。 私もまったく登山道を進んだ経験が無いわけではないので、 「え!ここ?」と思えるような道もありますね。 地元の人や整備する人が意図せず出来たような道?もありますね。 10分でも下りで進んだ道を登って引き返すのは、かなりかったるいですね。 ましてや、複数人を連れてるのであれば、やり直しも個々の体力も考えなければなりませんし。 なんか、よく分りました。 ちょっと先生を責める気になれませんね。
今回のは先日の雨だかで道がなくなってた、と ニュースで言ってましたが。
お礼
なるほど。ありがとうございます。 その時、引き返さず、予測を立てて進んだという事でしょうか。
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お礼
いろいろとありがとうございます。