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「さ」と「き」が離れているフォントが少ない理由
なぜ、ゴシック体のような一般的に使われるフォントでは 「さ」と「き」はつながっているのでしょうか? なぜ、2つの文字の弧の部分が離れているフォントが OSのプリインストールフォントの中では少ないのでしょうか? 理由を教えてください。
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- Katsu_Kaiz
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こんばんは、お礼ありがとうございます。自分の知っている範囲内で調べてみましたが、予想以上に「離れている書体」が少ないことに気づきました。 有名なところでも、 ◆ゴナ(下記サイトの、「さがしています」など/写研) ●写植ファンサイト「亮月製作所」● http://ryougetsu.net/ ↓ ◆新ゴ(ゴナの対抗書体/モリサワ) http://www.morisawa.co.jp/font/fontlist/details/fontfamily007.html ↓ ◆小塚ゴシック(新ゴの開発責任者、小塚さん作/アドビ) http://akibatec.net/wabunfont/library/adobe/kozuka.html#go くらいしか思いつきません。あるいは、タイポグラフィックス解の【解ルナ】(http://font-kai.jp/kailunaw3.html)も離れているようです。また、【学参 太ゴB101】(http://www.morisawa.co.jp/font/fontlist/details/fontfamily057.html)のような学参書体も、子ども向けの画数にしてあるため離れています。ただし、いずれも有料です。 なお、つながっているものでも構わなければ、 ◆IPAゴシック(独立行政法人情報処理推進機構) http://ossipedia.ipa.go.jp/ipafont/ ◆ルイカ(タイプラボ) http://www.type-labo.jp/ http://www.type-labo.jp/Hanpuruika.html ◆AXIS Font(Type Project) http://typeproject.com/ などが、字数制限はあるもののフリーで使えます。
- Katsu_Kaiz
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はっきりとした理由はわかりませんが、回答がないようなので……。 そもそも、「さ」は「左」の、「き」は「幾」の草書体から生まれた文字です。ためしに、「さ」や「き」を思い浮かべながら、左や幾を一筆書きのように書いてみてください。おそらく、弧の部分がつながるかと思います。こうした筆文字は、それこそ江戸の終わりごろまで使われていました。 ◆さ - Wikipedia http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%95 ◆き - Wikipedia http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%8D その後、いわゆる金属活字――現代でいうフォントのようなものが輸入され、手書きから印刷へと文字は変わっていきます。もちろん、なにもないところから活字を設計することはできないため、当時の筆文字をもとに活字はつくられていきました。つまり、弧のつながったものが一般的です。 ◆ファイルTokyo Gas Co Ltd Ad 1904.jpg - Wikipedia http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:Tokyo_Gas_Co_Ltd_Ad_1904.jpg このように一般的な書体を提供するという意味合いから、OS の付属フォントも弧がつながっているのではないでしょうか。なお、筆書きの文化が薄れたことにくわえて、より見やすい文字にしたいという理由から、最近では弧の離れている書体も増えました。よく見かけるゴシック体だと、モリサワの新ゴ(参考 URL)もそうですね。
お礼
なるほど、一般的な書体ですか。 すみませんが、ご紹介されているような書体の中でフリーのものがありましたら、お教えいただけませんでしょうか? よろしくお願いします。
お礼
確かに多くはありませんね。 モトヤポップ体のものには離れているものがありましたが・・・。 ありがとうございます。 これで締め切りとします。