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配電線の高圧開閉装置について
- 配電用変電所の二次側には必ず高圧開閉装置が並んでいます。この装置は街中の配電柱の自動開閉器と連動しているのでしょうか?
- 街中の配電柱には「中町 123」という名称がある場合、最寄りの配電用変電所内には「中町線」という名称の高圧開閉装置があるのか疑問です。
- 2つの配電用変電所の中間地域は両方の変電所から供給されているのか、またはどこかで厳密に分かれて供給されているのか気になります。
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>さて、地中からの立ち上がりと遠方地域への配電についてですが >3回線以上の線路は見た事がありません。 >これはなぜでしょうか?景観や保守の問題でしょうか? >あるいは電線の重量制限を超過し強度を保てなくなるからでしょうか? そうですね、2回線までしかないと思います。 詳しく理由を聞いた事はありませんが、離隔距離を考慮すると設置できる限界だと思います。 架空電線には最低地上高の規定があるので、下から電話線、CATV線、変圧器、低圧線、高圧線の順番で設置すると、2回線が限界でしょう。 重量ではなく、引張力による強度の問題もあると思います。 >変電所に近い区間ほど多数の回線が出ているはずですが基線らしき線路は常に2回線 なので残りは地中埋設されていて進むにつれて徐々に立ちあがっていくのでしょうか ? 同じ電柱の高圧線と低圧線とが、同じ回線とは限りません。 つまり、高圧ケーブルが立ち上がった電柱でも、別の回線の低圧が通っていれば、高圧線は1本になります。 それと、高圧ケーブルの全てが、架空線に切り替わるとは限りません。 自立型の機器を経由し、そのまま地中ケーブルで配電していく場合もあります。
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- EleMech
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>「中町 123」という配電柱があったとしても中町線という配電線路があるとは限らないのですね。むしろ湊町という地名に配電用変電所があってそこから中町に向かって基幹線路があったとしたら「湊中線」という線名になるのでしょうね。 ちょっと違います。 変電所からの基線名も一般的に供給する地域名なので、その名称地域に向けて供給されています。 しかし、変電所と供給場所がかなり離れている場合があります。 そういった場合は、地中線が高価なので、延々そこまで伸ばす訳には行きません。 その為、手前で立ち上がり、架空配電に切り替わります。 つまり中町線は、中町方面には向かっているけれど、手前の湊町123号柱で立ち上がり、残りは架空線で中町まで送るという事がよくあります。 >制御所というのは工務所配電課に有る機関ですか? この辺りの詳細は、お答え出来かねます。
お礼
>手前で立ち上がり、架空配電に切り替わります。 ありがとうござます。 全区間架空ではなくてある程度の距離の地中配電を行う事はあるのですね。 湊町123号柱で立ち上がり2回線になって中町に向かうイメージをしています。 さて、地中からの立ち上がりと遠方地域への配電についてですが 3回線以上の線路は見た事がありません。 これはなぜでしょうか?景観や保守の問題でしょうか? あるいは電線の重量制限を超過し強度を保てなくなるからでしょうか? 変電所に近い区間ほど多数の回線が出ているはずですが基線らしき線路は常に2回線以下 なので残りは地中埋設されていて進むにつれて徐々に立ちあがっていくのでしょうか? 何度もすみません。
- ytrewq
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配電用変電所内にはその変電所から引き出されている配電線毎に遮断器があります。 配電線の途中に設置されている開閉器は全てが自動ではありません。遠方制御可能な自動開閉器と、手動で現場操作しかできないものがあります。また、自動開閉器は遠方から制御できるだけでなく、時限動作機能もあります。 配電線に地絡や短絡などの事故が発生した場合、変電所の遮断器がトリップして配電線が停電になりますが、そのときに自動開閉器は全て開放されます。 その後、遮断器が再閉路すると、変電所に近い開閉器からタイマーが働いて順次投入されていきます。 つまり、変電所の遮断器と配電線の自動開閉器は直接的な連動はありませんが、連携して動作します。 なお、変電所の設備と配電線では管理する部門が異なり、監視制御している制御所が違います。ただし、配電所内の配電線用遮断器は変電所管理部門と、配電部門の両方から操作できます。
お礼
自動開閉器にタイマー機能も付いているのですね。 例えば中町で起きた短絡事故がお隣の北町、国分寺、源左衛門新田のみならず 路線の続く常盤台、あすみが丘まで及ばないようにする工夫なのですね。 工務所には送電課と変電課と配電課があるようですがどうような業務内容なのか 調べていくとします。
- EleMech
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1. 変電所の2次側は開閉器ではなく、遮断器になっています。 勿論、開閉機能も持ち合わせていますので、負荷開閉もできます。 柱上の自動開閉器の遠隔操作は、変電所内の切り替え操作とは連動していません。 無停電でループ切り替えを行う場合や、事故の場合に事故範囲を切り離す場合に用いられます。 2. 電柱名称は、基本的に町名が用いられます。 その他、主要構造物も名称になったりしますので、特に基線名とは関係ありません。 3. 別々の変電所から同地域への配電はありません。 何故なら、無停電による切り替えを行う場合、電圧調整や位相調整など行う必要があり、離れた別々の変電所を調整し、開閉操作を行う事は困難だからです。 ただ事故や工事の際は、同一変電所内に限り、異バンク(別の変圧器線路)と連携をとり、各種調整の上、無停電での切り替え操作を行います。 その為、異バンク同士の付き合わせ部分というのは、1変電所に付き数箇所あります。 4. 自動開閉装置は、基本変電所からは出来ません。 制御所からの制御になります。 5. 架空にする理由は、単に設備投資が安いからです。 地中用の設備は高額であり、掘削、配管、ケーブル端末処理など工程も多い上、工期も長く、作業人員が多く必要となり、労務費もかさみます。 >要するに変圧器等は四角い大きな箱で道端におけばいいだけじゃないですか。 もう既に沢山設置しています。 景観を重視した都心部は、高圧から低圧まで地中線で送られています。
お礼
「中町 123」という配電柱があったとしても中町線という配電線路があるとは限らない のですね。むしろ湊町という地名に配電用変電所があってそこから中町に向かって基幹線路が あったとしたら「湊中線」という線名になるのでしょうね。 同一変電所内で変圧器の繋ぎ換えというのはあるのですね。 制御所というのは工務所配電課に有る機関ですか?
1、>配電用変電所の二次側には必ず高圧開閉装置が並んでいますね。 この装置は街中の配電柱の自動開閉器と連動しているのですか? それらは断路器といいます。遮断器とは性質も目的も違います。 よって配電線設備の中の自動化開閉器とは連動しません。 変電所からの引き出し第一柱に自動化開閉器が付きます。 2、>街中に「中町 123」という名称の配電柱があったとしたら必ず最寄りの配電用変電所内には 「中町線」という名称の高圧開閉装置があるものなのでしょうか? 配電用変電所から引き出されている配電線への口数分だけ断路器はあります。 3、>2つの配電用変電所のほぼ中間の地域は両方の変電所から供給されているのでしょうか? いわゆる都市部というか市街地等では配電線路は一本道ではなく、碁盤の目状に高圧線路がループ配線されています。 そのために要所要所に自動化開閉器が取付してあり、遠隔操作により線路の切替を行います。 常に投入状態の開閉器の両端は通常は同じフィーダーの電源で、常時解放状態の開閉器の両端は異なるフィーダーの電 源です。 同じ変電所からの違うフィーダーの電源はバンキングさせる事はありますが、複数の変電所からの電源を常に常時バンキ ングさせることはまずありません。 どちらか一方の変電所に近いところで大きな負荷変動が起きた時の位相の変化に複数の変電所からの電源が同時に瞬 時には対応できずに異相短絡を起こしてしまうからです。 4、>「中町 123」という配電柱の自動開閉器は両方の変電所から制御可能なのでしょうか? 配電線路の制御等は通常は変電所側からは行いません。 その変電所からの高圧電源を引き出している配電線を管理する営業所の司令室内で常時社員がモニター監視しながら、 事故や作業の際に必要な開閉器操作を遠隔により行います。 しかも複数の変電所からの異なるフィーダーも管理の範囲内に混在しますので、急所となる開閉器は遠隔操作ではなく、 実際に現地で子局の操作によって行います。 5、>6.6kVの高圧線は配電用変電所から遠方地域に供給される場合、 需要者の近くまでは地中線で配電され近くで架空線で立ち上がるようですが そこをよく考えたら分からなくなりました。 逆に言うと沢山の地中線が通っている沿線の一般需要家向けになぜわざわざ架空線で 立ち上げていますがこれは何故ですか? 折角きれいに埋まっているのに配電柱を建て架空にする必要があるのでしょうか? 要するに変圧器等は四角い大きな箱で道端におけばいいだけじゃないですか。 高圧線の地中化とはなんなのかよく分かりません。 その配電用変電所が都市部にある地下設備なら多少の距離はありえるかもしれませんが、変電所から延々と地下埋設配 管で遠方まで配線する事はありません。 その間の地下ケーブルは共同溝や配電塔内などで各種機器類による制御や管理が可能なら問題はありませんが、単に 遠方まで供給するためだけにわざわざ地中化するのはデメリットばかりで全くメリットがありませんので、通常はありえない と思います。 都市部の市街地の大通りなどは配電線の地中化はかなり進んでますが、そのような大通り沿いに建ってる建物は大抵が ビルなどの高圧需要家で、配電線の地中化による地中引込線への対応が可能な造りになってるからです。 一般の需要家や小規模な建物は低圧受電が主で、構造的にも地中引込線に対応できないとか、そのために高額な設備 投資をできないとかの理由で、そこのためだけにわざわざ架空配電設備を残している場合もあります。 行政主導なので需要家側でも地中化に対応できる措置を取ってくれなければそこだけ取り残されていきます。 都市部の景観保護の観点などから、市街地の無電柱化は各行政の主導で進められてきました。 当然出資するのは行政のみならず電力会社やNTTなどの架空線を所有する会社は必須です。 高圧需要家は長期的に安定して建物も電力使用も見込めますので、配電設備を簡略化して地中化する事により地上空間 を整然と整備できるようになるからです。 表通りから一本脇道に入った通りなどで比較的低圧受電が主で、どちらかというと古い建物の立ち並ぶ通りなどでは配電 線の地中化は難儀するのです。 同様に住宅街などでもなかなか現実的には多く実現できるところまではいってないようです。
お礼
配電用変電所の線路名が分かるといいですね。 なんとなく配電網がループしているのでは?と思う節がありました。 何処が引き出し第1柱なのか配電柱番号だけでは判断が付きにくいものも多くあったからです。 「青葉台 1」とあっても地中から立ち上がっている様子が無くその横の「青葉台 4」で 開閉器が付いていて立ち上がっているケースが結構あったからです。 需要家は常に単一の変電所から流れている電気を使用しているのですね。 という事は「中町 336」の隣が「本町 52」のような現象を多く見かけたのですが これと配電線路名はまた別という事なのですね。 通常は遠方の地域まで架空で配電していると言う事は観察し甲斐ある気がしてきました。 たとえば2回線の線区は幹線の可能性があるなど様々な事が分かるかもしれないからです。
お礼
なるほど。逆を言えば架空線で高圧1回線の区間は地中線が埋設されている可能性は 極めて低いと言えそうですね。 昔の鉄道の通信線のように全て架空式に多回線で蝿叩き式に設置するのはポールでは 困難なのですね。 70年以上昔は地中ケーブルや自動開閉器のような装置がなかったと思うので どのように配線していたか気になります。 昔は規制が緩かったと良く聞くのでひょっとしたら基線では多回線柱もあったのかもしれませんね。