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ソプラノ歌手 エマ・カークビー について
クラシック音楽をよく聞くのですが、家にあるCDの一つにエマ・カークビー(Emma・Kirkby)というソプラノ歌手が歌っているものがあります。この方は古典派を好んで歌っているみたいです。 彼女は声は優しく落ち着いていると思うのですが、どうも下手に感じます。 わざと抑揚をつけずに歌いまわすことは意図的だろうと思うので別に良いのですが、それにしてもメロディーラインが流れるように聞こえないのと、音の区切りが非常に雑なことが気になります。発声も上手じゃないなあと感じるのです。 生き生きしてなくて、なんか暗いんですよね。 わざと暗く、こもったように歌ってるのかもしれないのですが、それも完璧に確立できてないというか、下手だなぁと感じます。 質問なのですが、このエマ・カークビーさんはプロですか? 誰に師事したのでしょうか? エマ・カークビーさんの歌は好きですか? おすすめのソプラノ歌手がいれば教えてください。
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ここに伝記があります。 http://www.emmakirkby.com/biography.shtml >>質問なのですが、このエマ・カークビーさんはプロですか? はい。 1999年にはFMラジオ聴取者から Artist of the Year として選ばれ、200年11月には Order of the British Empire を授与され、2007年6月には、エリザベス女王の誕生日に、 Dame Commander of the Order of the British Empire として招かれたそうです。レコードは百を越えるとか。 >>誰に師事したのでしょうか? ロンドンのジェシカ•キャッシ(Jessica Cash)などです。 >> エマ・カークビーさんの歌は好きですか? ヒルデガード•フォン•ビンゲン、ドウランド、パーセル、ヘンデル、と言ったのが、カークビーさんのお得意分野のようなので、僕はあまり聞く機会がありません。しかし僕はど素人ですから、好きでも嫌いでも、どちらにしても関係はありません。 >>おすすめのソプラノ歌手がいれば教えてください。 キリ•テ•カナワ、キャサリーン•バットル、ビドゥ•サヤウ、メッツォですがテレサ•ベルガンザ
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- 31192525
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kikkikidsさん、こんにちは。 エマ・カークビー、確かに今の歌唱法になじんだ耳には巧くは聞こえませんし、ノンビブラートはわたしも好きではありません。 ノンビブラート唱法は >古楽の演奏やアンサンブルにおいて意図的にビブラートを取り除くことで行われる(ウィキペディア) なんだそうです。これは一つの歌い方なんでしょうね。たしかモンテヴェルディあたりのオペラはこんな歌唱法だったんじゃないかと。。。 >おススメのソプラノ歌手 『マリア・カラス』 圧倒的な表現力をもつドラマティコ 音域も広く(椿姫の)ヴィオレッタからカルメン(メゾのロール)までこなす。「ヴィオレッタ」「ルチア」「ノルマ」「トスカ」「アイーダ」がベスト5と言われる。 『エリザベート・シュヴァルツコップ』 雰囲気豊かで、言葉を大切にした名花。「(薔薇の騎士の)元帥夫人」「(フィガロの結婚)の伯爵夫人」「(こうもりの)ロザリンデ」など頽廃的なロールが得意。リートもgood。 『バーバラ・ヘンドリックス』 楚々とした美しい歌声が魅力のリリコ。「(トゥーランドットの)リュー」があまりにも有名。「黒人霊歌集」も 『イルムガルト・ゼーフリート』 ソプラノには珍しく美しい低音を持ち、さらりとした表現で味のある歌手だったけど・・・ウィキペディアのページがない(!)「(ばらの騎士の)オクタヴィアン」「(マイスタージンガーの)エヴァ」 いいソプラノだったのになあ。 あらら、何だか見目麗しい人ばかりになってしまった(笑)
お礼
こんにちは。 はい、私も華やかでプリティーなソプラノを聴き慣れているせいか、そのノンビブラート奏法は違和感を感じます。最初は澄んだ声で綺麗だなー思ったのですが、聴けば聴くほどつまらなくなってしまいました。 たくさんの歌手の紹介ありがとうございます。作品まで挙げていただいて、うれしです。 イルムガルト・ぜーフリートさんが気になります。 ありがとうございました。
- jupitan
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Emma Kirkby・・・ルネッサンス~初期古典派を得意とする正確なピッチのノン・ビブラート唱法が持ち味。 この種の音楽・歌手は聴き手を選ぶ。ビブラートべったりのそのあたりの世俗的な歌手とは一線を画す。 嫌いならば、全く聴く必要なし。おそらくあちらもそのような人には聴いてほしくはないだろうし。 まして、カークビーはプロですか?なんて言ってる人におすすめのソプラノ歌手もないもんだ。 そうねぇ、せいぜい 砂糖しのぶ や 好打浩子 あたりのアリアがたっぷり入った名曲CDなんかは如何?(以上、辛口トーク失礼しました!笑)
お礼
>ビブラートべったりのそのあたりの世俗的な歌手とは一線を画す。 これはあなたの認識が間違っています。 そしてあなたに >嫌いならば、全く聴く必要なし。 など言われる筋合いはないんですよね。あなたはカークビーさんの何なのですか? 私は、カークビーは独特の歌い方をするってことはわかってるんです。 それをふまえても、発声が一般の発声法とは異なるのか下手なのかそこが気になると書いただけです。私は彼女の歌を聴いて「正確なピッチ」だとは残念ながら思いませんでした。特に低音部です。聴いたのはヴィヴァルディのアリアですが、弦ともずれている箇所がいくつかありました。それは事実で仕方のないことなのです。でもそれでもこの人の確固とした個性があるのならば、他の歌手と聞き比べてみようとしていたのです。音楽を聴くというのはそういうことでしょう?もちろん自分が納得できないプロ、しかも最高峰といわれる歌手もたくさんいるわけですよ。世間で認められているからって、自分の好みじゃないことはあるでしょう?まさかjupitanさんはそういう感受性もなしにただ音楽を聴くのですか? jupitanさんが他の回答でも上から目線で語ってることは知ってますし、私がこの質問をしておそらくあなたのような懐が狭くて偏った回答をしてくる人がいるだろうなとは思っていました。 先に回答して下さった2人の方は、私のこのような生意気な質問にも丁寧にフェアに回答してくださったのです。この方たちは、音楽は「自分の感受性に合うものを探す、探せるもの」だということをよくわかっておられるからなのです。 “プロ”だからといって、その人の感性が自分の感性と合うってことは必ずしもないのです。それは正解のない音楽だからこそです。 砂糖しのぶさんと好打浩子さんについては存じ上げませんでした。
- DateSuikyo
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もしエマ・カークビーと対照的な、ドラマティックな歌をうたう歌手がお好きなら、マリア・カラスを聴いてみてください。現在のトップ・スター、アンナ・ネトレプコの表現力と歌唱技術を百倍にしたような驚異のソプラノです(あまりにも著名な歌手だから、すでにご存じかな?)。 YouTubeにはカラスの最悪の録音しかアップされてなく、実力は片鱗もうかがえません。真のカラスを知るには、なんといってもライブ録音です。 http://www.amazon.co.jp/%E6%AD%8C%E5%8A%87%E5%A0%B4%E3%81%AE%E3%83%9E%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%83%BB%E3%82%AB%E3%83%A9%E3%82%B9%E2%80%95%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%B4%E9%8C%B2%E9%9F%B3%E3%81%AB%E8%81%B4%E3%81%8F%E3%82%AB%E3%83%A9%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%82%A2%E3%83%BC%E3%83%88%E3%81%AE%E7%9C%9F%E9%AB%84-%E8%92%B2%E7%94%B0-%E8%80%95%E4%BA%8C/dp/4860292839/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1341276915&sr=8-1 カラスと同時代のセーナ・ユリナッチ(昨年逝去)も、出来にムラはありますが、いい歌手ですよ。大型ソプラノがひしめき合った1950~60年代でも、声の美しさでは飛び抜けていました。 http://www.youtube.com/results?search_query=Jurinac&oq=Jurinac&gs_l=youtube.3..0i4j0i5i4l2j0i5.6858.12601.0.13016.12.10.2.0.0.0.78.699.10.10.0...0.0.8qx2KGCnmlQ
お礼
マリア・カラスさんは大学の授業でその生涯を調べたことがあり、名前だけは知っているのですが、声を聞いたことはありません。 ライブ録音で聞いてみようと思います。 セーナ・ユリナッチさんは、落ち着いた綺麗な声ですね。声の密度もしっかりしているように聞こえました。 去年亡くなったのですね。 回答ありがとうございました。
- SPS700
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#1です。補足です。 >>キャサリーン・バットルさんとテレサ・ベルガンザさんは初めて知ったので聞き比べてみます。 1。 バットルの『春の声』です。 http://www.youtube.com/watch?v=4cUPt3qFtNw 2. ベルガンザの『ボイ•ケ•サペーテ』も http://www.youtube.com/watch?v=fEqAXXD98hQ
お礼
ありがとうございます。 バットルさんの声は少女のような明るい声ですね。 カラヤンと共演するほどすごい方なんですね。 ベルガンザさんは、優しく包み込むような声で声量も大きく感じました。 どこかで聞いたような声だったのでもしかしたらうちにもこの人が歌ってる「ボイ・ケ・サペーテ」があったかもしれません。 ありがとうございました。
お礼
すばやい回答ありがとうございました。 エマ・カークビーさん、私も最近知ったのでどんな人なんだろうと興味を持っていたのですが、オクスフォードの学生さんということは学問、音楽・・・と活動的な女性なんですね。 エリザベス女王の誕生日に招かれるとは、すごいです! 彼女の歌い方はちょっと他と違うようなので、そこを他の歌手と聞き比べてみようと思います。古典を研究したからこそ、彼女の独特の歌い方があるのかもしれませんね。 キリ・テ・カナワさん、いいですね。私も好きです。 キャサリーン・バットルさんとテレサ・ベルガンザさんは初めて知ったので聞き比べてみます。